桑本 大成【本と仕事】

本を読んで考えたことを投稿します。 本を読むことよりも買うことの方が好きです。 夢はブ…

桑本 大成【本と仕事】

本を読んで考えたことを投稿します。 本を読むことよりも買うことの方が好きです。 夢はブタを飼うことですが、今は犬を飼っています。

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最近の記事

2023年12月の本

12月に買った本をまとめました。

    • 身体になじむ文章は音読でつくる

      内田樹・三砂ちづる『気はやさしくて力持ち』を読んでいます。 声に出して読みやすい、音読がしやすいということは、言葉が身体に受け入れやすい、馴染むかたちで並べられているということだと思います。 書いた文章が自分や読んだ人の身体に馴染むかどうかは、自分の口で音読してみることでたしかめることができます。 何か文章を書いているときは、まだ言葉になっておらず、形も定まっていないアイディアが頭の中にあります。 私たちはそれをなんとかひねり出し、並べてみて、書き連ねていきます。

      • 2023年11月の本

        11月に買った本をまとめました。

        • トイレ掃除の効能、手っ取り早くマシな人間になる方法

          かれこれ5年以上、トイレ掃除をしています。 毎日朝起きたら用を足し、その後トイレ掃除をします。 特別なことをしているわけではなく、掃除用のシートで便座や便器、床を拭いている程度です。 汚れが気になった時は、都度トイレクリーナー(かけた後少し放置すれば汚れを落としてくれるもの)を使っています。 大学生の頃からはじめたトイレ掃除の習慣は、社会人3年目の今も続いています。 何かの本で「お金持ちの人はトイレ掃除をしている」みたいな部分を読んで「それならば」と思ってはじめた習

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        • 仕事について
          34本
        • 本棚
          26本
        • 文章について
          5本
        • 読書について
          6本

        記事

          2023年10月の本

          10月に買った本をまとめました。

          まわりを見ると、比較対象が多すぎる・大きすぎる

          箕輪厚介『かすり傷も痛かった』を読んでいます。 これは難しい問題ですね。 地道にコツコツ努力をしていても、ふとSNSを見ると、「目立つこと・アピールすること」が上手な人たちが、自分の憧れの舞台に立っている。人気者になっている。 もちろん、そういう人たちが努力をしていないわけではないですが、SNSやメディアの力は大きく、短期間で実力以上のところに上がっていくことができます。 見せ方・目立ち方・ブランディングなども結果や実力の要素のひとつではありますが、SNSのせいもあって

          まわりを見ると、比較対象が多すぎる・大きすぎる

          「言い切らない文章」の魅力

          内田樹『街場の成熟論』を読んでいます。 内田さんは太宰治の『如是我聞』の文章を引用したうえで、以下のように述べていました。 言い切らない、決めつけない文章は、はっきりと着地していないがゆえに、展開の余地が大きく残されてしまいます。 どれだけ書いても、書いている自分が「言い切る」ということをしなければ、文章は360度、全方向に開かれています。 展開も変更も撤回も、思いのままです。 逆に、「私はこう思う」「これが事実だ」とはっきりと言い切った文章は、強さという魅力と同時

          「言い切らない文章」の魅力

          上達の近道と、マネの落とし穴

          為末大『熟達論』を読んでいます。 私は他の人のやり方を知ったり、マネしたりすることが好きです。 受験生時代は勉強法に関する本を読みあさって勉強時間を削ってしまうタイプでしたし、テニス部時代はYouTubeで見たうまい選手の真似ばかりする人間でした。 人のやり方をマネをすること自体は悪くないのですが、なにぶん私はひとつのことを継続できないたちで、次から次に取っ替え引っ替えマネする内容を変えていて、技術や方法を「自分のものにする」「身につける」というところに至りませんでした

          上達の近道と、マネの落とし穴

          2023年9月の本

          9月に買った本をまとめました。 やるべきこと、考えるべきことが膨大で疲れてしまう日もありますが、「成熟」はひとつの指針になってくれます。 大学でも宗教・信仰関連の卒論を書いていたこともあり、この手の本はつい買ってしまいます。 大江健三郎さんの書籍を読むのはこれがはじめてです。 自分の段階やフェーズに合わせて学んでいくことが必要です。 意識高い系ブームについていけず遠くから眺めていましたが、ブームを作った方もなかなかに大変だったようです。 怒涛の展開に、思わず飛ばし

          自分の機嫌を保つコツは、ネガティブのタグ付けをしないこと

          楠木建『絶対悲観主義』を呼んでいます。 生活していく中で大事にしている考え方や価値観はありますか? 私にとって大事なことは、「上機嫌」でいることです。 人間生活を送っていると良いこと悪いこといろんなことがあるわけですが、それらに心を乱されず、心を機嫌よく保つことが私にとって大切です。 昔から、不機嫌な人やイライラした人が苦手でした。 そういう人が好きという人は少数派だと思いますが。 そこから転じて、自分はいつでも上機嫌でいたい、不機嫌は罪(齋藤孝先生の受け売り)と思う

          自分の機嫌を保つコツは、ネガティブのタグ付けをしないこと

          キャリアはサーフィンのように

          エリック・シュミット『How Google Works』を読んでいます。 私自身短い社会人生活ではありますが、就職・転職において「正しい業界を選ぶこと」の大切さは身にしみて感じています。 選んだ業界によって、扱うモノ・サービスや携わる業務、そしてそこから得られるスキルや経験が決まってしまいます。 もちろん、どの業界にも通じる汎用的なスキル・経験もありますが、それ以外の部分は属している業界固有のものが身につきます。 ある程度の年月を過ごして業界独自のスキルや経験が身につ

          キャリアはサーフィンのように

          2023年8月の本

          8月に買った本をまとめました。 今月はマインクラフトばっかりやってました。

          2023年7月の本

          7月に買った本をまとめました。 『シン・エヴァンゲリオン』という巨大プロジェクトの実情をのぞきます。 物理的・精神的な鈍器です。 ミーティングの段取りなど、コンサルタントでなくても学びは多いです。 スタートアップで働いたことはありませんが、これがリアルなのだろうと想像できます。 私はサウナにはあまり行きません。

          話を急がない勇気

          枝廣淳子『答えを急がない勇気』を読んでいます。 この部分を読んでいて、私がキャリアカウンセリングの講習を受けていた頃、カウンセラーの先生からよく言われていたフィードバックを思い出しました。 講習の中では、受講者同士でカウンセラー役とクライエント(相談者)役をやって、カウンセリングのロープレを行います。 まわりでは他の受講者や先生がオブザーバーとしてロープレを観察しており、なかなかに緊張する状況です。 カウンセラー役をするときの私は、相手に対して「質問をする」ことで頭が

          2023年6月の本

          6月に買った本をまとめました。 章の分け方がちょうどよく、仕事が終わった後の楽しみのひとつです。 怖がりなので昼間に読みます。 非常に現実的なアーティストです。お金はだいじ。 これまでとは違った角度で自己啓発を眺めます。脳内BGMはビートルズですね。 目を閉じると1枚の絵が浮かぶようになりました。著者のYouTubeも面白いですね。 変な家に住む、奇妙な因習に囚われた家族がいました。 ハマトンの『知的生活』も好きです。

          目的を持つことが正しい生き方か?

          辻信一『ナマケモノ教授のムダのてつがく』を読んでいます。 最近、あるYouTuberさんが投稿しているルーティン動画(朝起きてから夜寝るまでの活動を記録した動画)を見るのが好きで、よく見ています。 その方は資格の勉強や筋トレ、自分の事業などをがんばっており、充実した日々を送っているように見えます。目標やゴールを設定して、日夜努力している姿を見ていると、「自分もがんばらなきゃなぁ」という前向きな気分になれるのです。 ただ、そういったポジティブな思いと同時に、そのYouTu

          目的を持つことが正しい生き方か?