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手羽先テレビジョン(バンド)やってます。

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固定された記事

人という生き物や人生について思ったこと

この文章で言いたいことを短めに表すと…「自分を信じる。自分の身体で感じた情報を信じる。そして、他者もまた同様に、当人のセンサーを信じているという意味において他人…

yuri_i
2年前
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”親ガチャ”という単語を心の辞書に登録できない理由を考えてみた

”親ガチャ”というワードが巷で流行しているらしいですね。 友人からこの単語を聴いたときは「なるほど、確かに子どもに親は選べないという意味では、理解できる。」と思…

yuri_i
2年前
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声のコントロールと意識のキャンバスの関係性について

(現段階ではまだ考察と仮説を立てたのみですが、たぶんこれは結構自分なりの正解なのではないかと思います。ややメモ書きに近い文章ですが公開。) ラジオでしゃべったり…

yuri_i
2年前
9

正義とか多様性とかの話

正義がぶつかった時の対処法正義は人や組織の数だけある。それは皆さん生きていれば薄々わかってくることですよね。 そんな中「あいつは自分が正しいと思っている」(だが…

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2年前
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たった1曲の流行歌にも人類の歴史が見える話~マツケンサンバⅡから見る世界、音楽、日本の大衆文化、ある家族の歴史~

J-POPってそもそも何だっけ?音楽ジャンルの定義なんて考えるだけ無粋であるというのが、私の前提としてあるのだけど、今日は少しそこに触れざるを得ない内容について書き…

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2年前
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ハリボテの国、日本。

彼が 「ミュージシャンになりたい」 なんて思う若者だったとしたら。   ビンテージのギブソンレスポールを買って 立派な衣装を着て ジミー・ペイジのCD音源をバックでかけ…

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3年前
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身体と思念の断絶・菅義偉さんの挨拶・この国の病理

家族や友人たちと言葉を交わすときに、自分の言葉が自分の本心から乖離していると感じる…皆さんも多かれ少なかれこういう経験はあるのではないでしょうか。 そんなとき私…

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3年前
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第三の目について。そして、"第三の耳"を考える。

どうも、自己存在領域におけるノンバイナリー音楽家・井塔由梨です。 今日私はある実験を行いました。 それは、”1つの動画に対して3本のマイクで録音した音声をくっつけ…

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3年前
7

私の領域展開~歌は祈り。表現は次元のレイヤー。生きることは芸術そのもの~

 あらゆる表現の中で歌が最も簡単に祈りの様相を呈するという話を数日前にちらっとTwitterでしたけど、その歌の中にもいくつか種類がある。そのことは数回前のRadioひらい…

yuri_i
3年前
9

死にかけた私と存在しなかった友だち

自分の人生について書くと言ったが、さて、どこから手を付けたものかと戸惑っている。自分で広げた風呂敷のでかさとその解像度の不安定さがすごい。 人生を時系列で語るこ…

yuri_i
4年前
5
人という生き物や人生について思ったこと

人という生き物や人生について思ったこと

この文章で言いたいことを短めに表すと…「自分を信じる。自分の身体で感じた情報を信じる。そして、他者もまた同様に、当人のセンサーを信じているという意味において他人を信じる。そうするとだんだん楽しくなってくるよ。」です。

 こんな簡単なこと、ずっとしてきたし、できていると思っていたのだが、その精度に問題があったなと思うことが近ごろ多く、気づきを元に私の行動選択も変化してきている。

 焦っているとき

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”親ガチャ”という単語を心の辞書に登録できない理由を考えてみた

”親ガチャ”という単語を心の辞書に登録できない理由を考えてみた

”親ガチャ”というワードが巷で流行しているらしいですね。
友人からこの単語を聴いたときは「なるほど、確かに子どもに親は選べないという意味では、理解できる。」と思いました。

いかにもインターネットで流行りそうなジャンキーなワードという印象。

それ以上でも以下でもない。

だけど何故だろう、私はこの単語が自分の言葉のストックに落ちてこない。自分の心の辞書登録機能は、この単語には適用できないと感じる

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声のコントロールと意識のキャンバスの関係性について

声のコントロールと意識のキャンバスの関係性について

(現段階ではまだ考察と仮説を立てたのみですが、たぶんこれは結構自分なりの正解なのではないかと思います。ややメモ書きに近い文章ですが公開。)

ラジオでしゃべったり、インターネットで配信したり、電話で誰かと話したり、歌をうたったり、私はいろんな場面で自分の声を使っています。
さらに、その中でもさらにいくつかのバリエーションの”声”が私の中にはあったりします。
実はこのバリエーションの極端な違いについ

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正義とか多様性とかの話

正義とか多様性とかの話

正義がぶつかった時の対処法正義は人や組織の数だけある。それは皆さん生きていれば薄々わかってくることですよね。
そんな中「あいつは自分が正しいと思っている」(だがそれは間違いだ!)というあきらめ文句なのか悪口なのかわからない言葉があるじゃないですか。
私、実はこれをよく言われるんですけど(笑)…この言葉を言われるたびに「自分は正しくない」と思いながら生きてる人なんているんだろうかということを思います

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たった1曲の流行歌にも人類の歴史が見える話~マツケンサンバⅡから見る世界、音楽、日本の大衆文化、ある家族の歴史~

たった1曲の流行歌にも人類の歴史が見える話~マツケンサンバⅡから見る世界、音楽、日本の大衆文化、ある家族の歴史~

J-POPってそもそも何だっけ?音楽ジャンルの定義なんて考えるだけ無粋であるというのが、私の前提としてあるのだけど、今日は少しそこに触れざるを得ない内容について書きます。

日本人が生まれて死ぬまで無意識に触れ続けることになる”J-POP”というジャンル。皆さんはその定義についてどのように考えているでしょうか。

・日本人がやってたら全部、J-POP。
・日本の芸能事務所、レコード会社から出てるポ

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ハリボテの国、日本。

ハリボテの国、日本。

彼が
「ミュージシャンになりたい」
なんて思う若者だったとしたら。
 
ビンテージのギブソンレスポールを買って
立派な衣装を着て
ジミー・ペイジのCD音源をバックでかけながら
エアギターをして
「ジミー・ペイジです!」
と本気で言うのだろう。
 
 
 
ジミー・ペイジを知らない人たちは、
へぇ、日本人なのにその名前なんだ!と言う。
 
ギターを弾いたことのない人は
ギターすごく上手ですね!と言

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身体と思念の断絶・菅義偉さんの挨拶・この国の病理

身体と思念の断絶・菅義偉さんの挨拶・この国の病理

家族や友人たちと言葉を交わすときに、自分の言葉が自分の本心から乖離していると感じる…皆さんも多かれ少なかれこういう経験はあるのではないでしょうか。

そんなとき私は、タイミングやその重さは違えど「あ、まずいな…」と思います。
まずいから、口をつぐんだりする。
まずいとわかっていても勢いに任せて話し、後で後悔したりする。
とにかくその”まずさ”を放置すれば、遅かれ早かれ他者とのあいだや自分の中に「よ

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第三の目について。そして、"第三の耳"を考える。

第三の目について。そして、"第三の耳"を考える。

どうも、自己存在領域におけるノンバイナリー音楽家・井塔由梨です。

今日私はある実験を行いました。
それは、”1つの動画に対して3本のマイクで録音した音声をくっつけてみよう”というものです。

よく、第三の目がどうのこうのって、いろんなジャンルや領域で見聞きすると思うのですが、それを耳でやってみようという実験です。

使用した機器はiPhoneXとTASCAM DR-40X。
iPhoneでビデオ

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私の領域展開~歌は祈り。表現は次元のレイヤー。生きることは芸術そのもの~

私の領域展開~歌は祈り。表現は次元のレイヤー。生きることは芸術そのもの~

 あらゆる表現の中で歌が最も簡単に祈りの様相を呈するという話を数日前にちらっとTwitterでしたけど、その歌の中にもいくつか種類がある。そのことは数回前のRadioひらいしん(ラジオ番組。埼玉のコミュニティFM、775ライブリーFMで毎週放送中)で相方のさえさんと話したりもした。

 ヘッドボイス、ミドルボイス、チェストボイスという言葉がある。西洋的な音楽理論を用いた解釈では高い順に音域で分けら

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死にかけた私と存在しなかった友だち

死にかけた私と存在しなかった友だち

自分の人生について書くと言ったが、さて、どこから手を付けたものかと戸惑っている。自分で広げた風呂敷のでかさとその解像度の不安定さがすごい。

人生を時系列で語ることがこの場合適切だとは思えない。だが、手始めに自分が記憶している最古の自分の思考を書き記そうと思う。

時はおそらく1994年ごろだろう。1991年に生まれ、3歳になる年に私は川崎病という全身の血管炎症を引き起こす病気にかかった。おそらく

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