年上の僕が 淋しいといったら 君はこの僕を笑うかな 寂れたこの街で もう若くはない僕は 君の思い出になってあげよう 僕が君の思い出になってあげよう/森田童子
夏が来ると 芙蓉の花が咲きます 小さな部屋で お前は足の悪い猫と住んでいた 淋しい猫/森田童子
明日になればぼくたちは ひとり どうして生きるだろう 君がいないこの朝は もっと淋しい 形のない愛は いつもぼくをすり抜けて いつかひとりで 淋しい風になる 君と淋しい風になる/森田童子
おはようございます 今日は森田童子さんの命日です 高校教師というドラマで 彼女の存在を知りましたが あの舌足らずで儚げな声と 独特の歌詞の世界観 彼女の歌に出会えたこと 私にとってひとつの財産です 御冥福をお祈りいたします
海へ行くにはどう行くんですか それからぼくは どう生きるんですか から松林抜けて 風の音遠く ぼくの青春の旅の終わりに 人ごみに大人になれないぼくがいる 行き交う電車の窓越しに 真新しい背広のぼくを見かけませんでしたか ぼくを見かけませんでしたか/森田童子
もしも君が疲れてしまったのなら 僕と観光バスに乗ってみませんか 色鮮やかな新しいシャツを着て 季節はずれの僕のまちは 何にもないけれど 君に 話くらいはしてあげられる 僕と観光バスに乗ってみませんか/森田童子