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虚無のスポット : 独り言
ある人と話していたら、
「一人でいると、時々、あー死にたいなって、思うんです。
あ、そんなに重たい感じじゃないんですよ。ふつーに、あー死にたいなって思うんです。」
と言う。
「え?でも、言葉としては結構重いですよね?」
「そうなんですよ。だから、友達とかいる時は、心配されるから言いません。
もっと軽い感じで、あー死にたいなって思うんです。」
「……。
あの。私、死にたいなって思わないから分か
夏風邪 : 参考になれば
今日伺ったお宅で…。
奥様は
私と同じ症状の、声が枯れて喉が痛く痰がらみのない咳。でも、熱は出ない。
旦那様は
痰がらみの咳で、発熱されている。
と言う、
お二人、症状のの違う風邪をひかれていた。
奥様も私も症状が同じ上、病院で処方さらた薬が全く効かない。
うがい薬さえ効かない。
少し良くなったかと思うとすぐぶり返し、夜に咳が出て眠れない。
溶連菌か、もしくはアデノウィルスだと思われるのだ
ひとりごと : 独り言
昨日から
天と地が逆さまになった気がする
天にいるのか
地上にいるのか
…分からない
どっちでもいいか
色んなタイプの雲が
縦に伸びたり
横に伸びたり
斜めに伸びたり
自由でいいなぁ
大きな雲の塊が
色んな雲を引き寄せていく
真綿を薄く広げたような
雲のままいたいのに
大きな雲は許してくれない
「ヤダヤダ。」
何だかそう言うのもどうでもよくて
どっちでもいいか
時間は止まる
どうして食べちゃいけないの? : 独り言
女の子が
「アイス食べる!!」
と、一つ目のアイスを食べ終わった途端言いました。
「一個食べたから、終わり。」
と、静かに返しましたが、
「イヤ。もう一個食べる。」
と、譲りません。
「一個食べたら終わりだよ。」
と、また繰り返しました。
「もう一個食べたい。」
「明日の分、なくなっちゃうよ。」
「明日はいらない。今食べたいの。」
女の子はこんな風に
「イヤ!」
を繰り返すと、自分の
記憶 : short story
車一台と、人が一人通れるくらいの通勤の道を歩いていると、見知らぬ男が声をかけてきた。
「背中のもの、いいですね。」
私はぎょっとした。
一瞬、表情に出そうになったが何とか抑えた。
背中のもの…。
今まで誰一人気付いた者などいなかった。この男は、『背中のもの』が見えたと言うのだろうか?
気付かぬふりで足を早めた。
「それは飛べるんですか?」
男には見えているのかも知れない。
そう思うと、余計
結局はひとり 滝に打たれてみた話し : 独り言
6月22日
21日は夏至で22日はまだ夏至の余波が充分残っている。
そんな気がした。
そんな気がしたから、
夜の滝行をしたら何かが変わりそうで、
「参加します」とLINEしてしまった。
夜の滝行は、
一人ずつ滝壺に行き、
滝に打たれながら、
「えい、えい、えい…。」
と、十回言って戻ってくるというもの。
暗闇の滝壺に、
一人で行くのが怖い気がして、せめて二人ならいいのにと思ったけれど、