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土用の丑の日 : 独り言




土用の丑の日。
鰻の蒲焼、予約受付中!!

…と言う、
広告が至る所にあって、
どれ程の鰻が胃袋に消えるのかと想像した。
恐ろしい数の鰻が、
この日のために消えていく。

「食べるのをやめよう。」
と、考えたのだが、私一人が食べなかったとしても、きっとなんの足しにもならないだろう。
それでも、微々たる何かにはなりそうな気がして、丑の日は梅干しでオッケーと思っていた。


ところがここに来て、
風邪が治らない。
咳が止まらなくて呼吸が苦しいし、喉から肺が痛い。しかも声は一週間経っても戻らない。話しをする度に痛くて、その度に咳が止まらなくなる。
そう言う時、痰が出るかと言えばから咳なのに、夜になると、何もしなくても咳が止まらなくなり痰が出始める。
悪質だ😰
だから、夜は眠れない。
元々ショートスリーパーだから、それでも何とか暮らしているけど。
仕方ないので、病院にも行った。
薬を貰ったけど、さっぱり効果が現れない。

そんなある日。
ご飯を作るのに疲れてスーパーに行った。
「今日はお弁当でいいわ。」
そう思って物色していたが、これが食べたいと言うものがない。
ふと足を止めたのが、鰻重の前で、
「鰻重にしよう。」
と決めた。

家に帰り、お味噌汁とサラダを作り鰻重を食べた。
すると、風邪の症状がみるみる落ち着いてきた。
体の変な感じがすーっと落ち着いていく。
「食べ物のパワーは凄いなぁ。」
と、びっくりした。
そう言えば友達から、
「ジビエとか、凄くパワーがある。」
と言う話しを聞いたばかりだった。
普段、食べ物のパワーなんて考えた事がなかったけど、私たち人間は、他の生き物の命を頂いて生きている。
人口的な食べ物ばかり食べていたら、パワーなんて僅かだろうなとも思える。
ジビエのパワーは、自然のパワーそのものを頂くのだろう。

こんなに風邪が長引く事など今までなかった。
「年齢のため」
にするのは簡単だけど、回復出来ない何かが何なのか考えてみるのも良い気がする。
折角、鰻が回復のパワーを教えてくれたのだから。
風邪が回復しないけれど、仕事は休まずしていて、
「疲れてるだけじゃない?」
とも、思えるんだけど。
動物たちが具合が悪い時は、餌も食べずじっと動かない。立ち上がる時は元気になった時で、オン・オフを自分で決めている。他の動物のパワーを貰ったりしていない。自然なんだ。

まぁ、
自然がどんなかさえ分からなくなってるのだから、仕方のない事ではあるのだろう。

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