- 運営しているクリエイター
#エッセイ
グレーだったけど意外と落ち着いてきた息子の成長記【1】
ウチの息子(小5)は、育てにくい子でした。
初めての子だったのでよくわからないまま育てていましたが、4年後に娘が産まれて、あまりの育てやすさに衝撃!
「あ、彦太郎(息子)は病気だったんだわ」
と、改めて認識しました。
結局、きちんと診察も受けなかったし、はっきり診断されたわけではないのですが、息子はおそらく発達障害のグレー領域だったんじゃないかな…?と思います。
療育センターは、初診の予
『あの店は私のオアシス』
私が前職で働いていたころ。
ズタボロに心を壊す、ほんの少し前の話だ。
別店舗への異動が決まった。
それは昇進してまもなくのこと。
私は入社時から「異動はしない」と公言してはばからなかったし、面接のときも、そこだけは社長に念を押していた。
だが、そんな口約束はなし崩し的に”なかったコト”にされて、”ならば明日から職を失うか?”と直接的に脅しをかけられれば「嫌」とは言えない。
仕方なかった。
そ
ちっぽけでアホな自分に会いに行く
「よくわからないものがこわい」と以前書いた。海洋についての知識がないから海の写真がこわいとか、高層ビルの構造がよくわかっていないから高所を避けてしまうとか、そんな話。
でも、と、ふと思う。
私は、自分の理解を超えた言説や事象に囲まれて育ったはずだ。
幼い頃から、私は祖父が大好きだった。元警察官だった祖父は、明治生まれにもかかわらず身長が175cmほどある、背筋もぴんと伸びた偉丈夫で、司馬遼太