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グレーだったけど意外と落ち着いてきた息子の成長記【1】

ウチの息子(小5)は、育てにくい子でした。

初めての子だったのでよくわからないまま育てていましたが、4年後に娘が産まれて、あまりの育てやすさに衝撃!

「あ、彦太郎(息子)は病気だったんだわ」

と、改めて認識しました。

結局、きちんと診察も受けなかったし、はっきり診断されたわけではないのですが、息子はおそらく発達障害のグレー領域だったんじゃないかな…?と思います。

療育センターは、初診の予約を取るのに半年待ちですよ。
今しんどいのに、半年先って!
さらにグレー判定だと「様子見」になり、結果なんのアクションもされないと聞いたので、看てもらっても意味ないかも…?
と思い、結局わたしは見送りました。
けっこうしんどかったので、
「病気だから仕方ない」
と思いたかったんですよね、わたしが。
歯を食いしばってイライラしてたので、ラクになりたかったんですけど。
わたしが。

新生児編

産まれた瞬間からその性質を発揮していた息子さん。
産後入院中、母乳も飲まず、あまりに激しく泣き続けるので(顔が真っ赤になるくらい)
助産師さんが困り果て、砂糖水をムリヤリ少し含ませたことがありました。
「これ、家では絶対やらないでください」
て言われたんだけど、
「いやいや、じゃあ家ではどうすればいいのよ」
と少しムカつきました。
自分たちはしんどいからやったけど、わたしには我慢し続けろってか、と。

乳幼児編

人の家に入ると、顔が真っ赤に腫れるくらい大泣きします。
見ている人も、
「血管が切れそうでこわい」
とアタフタするので、いつもすぐ帰るハメになる。
子育て支援センターみたいなところに行っても同じで、5分と室内にいられない。
母乳がうまく飲めずに搾乳していたけど、わたしが限界を迎えてミルクに切り替える。(息子が寝てる間に搾乳すると、わたしがまったく寝れないため)
とにかく寝ない。
最初の3ヶ月ほど、寝ても1時間くらいだったんじゃないかな?
わたしは今が朝なのか夜なのかまったくわからない生活に。
というかほぼ記憶がない。
ダンナにときどき夜、交代してもらい、ダンナも1時間しか寝ずに会社に行ったりしてました。
「あのときは地獄だったねぇ」
と、今でも夫婦で話したりしています。
少し神経質な子なのかなぁと、思い始めました。

幼児編

強烈な人見知り。
ちなみに3才まで、おじいちゃんおばあちゃんすら、触ることができませんでした。
同じ年のいとこは抱っこされたり遊んだりしているのに、息子は周りに攻撃を繰り返し、親が3歩でも離れると大号泣。
よその子との精神的な成長の違いに、疑問が芽生えます。
1才8か月のとき見た新幹線の動画にドハマりし、そこから電車オタクへ一直線。
2才にして全国特急電車の図鑑を丸暗記。
100種類くらいの電車の名前は言えるのに、アンパンマンは興味ゼロ、Eテレには見向きもしない。

発達障害の特徴に、見事に当てはまるなぁ~…と思うようになりました。
でも、曖昧でややこしい。
「個性」でくくれる範囲なのか?「病気」になるレベルなのか?

保育園にチャレンジ編

1才になる前にしごとがしたくて、慣らし保育で園に預けたことがあります。

息子は前例がないほど泣き喚いたとか。

部屋に入れられないため、給食係の人や事務員さんが、代わる代わる園庭で様子を見てくれたらしい。
3日間、3~4時間ほど預けてみましたが、3日目に柵のあるベビーベッドの中に放置されているのを見て、預けるのをやめました。
保育士さんにも、露骨にイヤな顔されたしね。
特別扱いできないし、やめてほしかったんでしょう。
ちなみに3日目は迎えに行ったとき、息子は目の焦点が合っていない感じで、うつろな顔をしていました。
わたしの顔を見てもまったく反応せず。
パニックを起こしていたのかも…?

わたしはしごと復帰をあきらめました。
悩んだけれど、
「この子はやっぱりほかの子とちょっと違うし、もう少し精神的に安定するまで、わたしが見たほうがいいかもしれない」
「しごとは40、50になってもできるから」と、自分を納得させました。

なんとなく、ここは大きな分かれ道になる予感もして…これは親の勘みたいなものかな?
正直、しごとしたくてモヤモヤした気持ちもあったけれど、今振り返ってもこのときの選択は間違ってなかったなぁと思います。

長くなりそうなのでいったん終了!
3回くらいで書き終われるかな…?

余談

区の集団健診でも、いかんなく問題児ぶりを発揮した息子さん。
体重計にも乗れないし、歯医者さんに口の中をみてもらうことも拒否して大暴れ。
周りの子は問題なくこなしていくし、大注目を浴びて恥ずかしいのなんのって!
その際、息子もわたしも否定するようなイヤ〜な言葉も掛けられました。
傷つくよねぇ。
親は「わたしが悪いのかな?」と、ただでさえ自分を責めがちなんですけどね。

子育てに関わる人たち、みんながみんな、良い人ばかりではないんだな。
そんなことも感じてしまったわたしの貴重な経験でした。かなしいかな。

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