三毛田

30代会社員で夫で2児の父。猫を2匹飼ってます。くだらない話を書きます。

三毛田

30代会社員で夫で2児の父。猫を2匹飼ってます。くだらない話を書きます。

最近の記事

日記 スイカができない

スイカができない。とっくに収穫も終わったこんな時期にスイカの不作に頭を悩ませているのは私くらいかもしれない。あ、もちろんスイカゲームの話です。 なかなかスイカが作れない私をよそに隣で妻がどんどんスイカを栽培していく。うらやましい。青く見えるぜ。隣の芝生ではなく、畑が。私がやるのとなにがそんなに違うんだろう。 妻がスイカゲームをやっているところを観察してみると、わかったことがあった。妻はさくらんぼとかイチゴとかの小さい果物を両端に積んで、大きく育てていく果物を中央に置くよう

    • 日記 夫婦の時間

      土曜日 夜。珍しくこどもの寝かしつけから生還した私。リビングに下りていくと、いつもは自室にこもって編み物をしている妻がソファでだらだらとしていた。 なんとなく私も隣に座ってみる。そういえばこういう夫婦だけのゆったりとした時間というのも最近はあんまりなかった気がする。寝かしつけでそのまま寝落ちしたり、飲み会で帰りが遅かったり、そんなことばっかりだったなと思っていると、ふいに妻がこちらを見て「……今日さ、一戦どう?」と言ってきた。妻から誘ってくるとは積極的である。 私は優し

      • 日記 銭湯チャンス!

        仕事の昼休み。午後に取引先へ訪問する予定があり、社用車で会社から遠いところまで来ていた。なかなかのどかなところだ。 昼食どうしよっかなーとスマホでGoogle mapsを開く。どうせならまだ行ったことのないお店に行ってみたい。営業の新規開拓はやる気がないけど昼食のお店であれば開拓する気まんまんである。 このあたりってなにがあるかなと地図を拡大していくと、近くに「○○の湯」とあるのを見つけた。ん?こんな場所に温泉?調べてみると、そこはその地域の人向けのこじんまりとした銭湯の

        • 日記 マリオ似の店長

          昼食である牛丼屋に行った。次の仕事の都合でランチにしてはちょっと早めの時間だったので、店内には3人くらいのお客さんがいるだけ。そこはゆったりとした時間が流れていた。 私がカウンターで牛丼を食べていると、厨房の奥の方で若い女性アルバイト2人がおしゃべりをしている声が聞こえてくる。 「どの席の人がなにを食べてるかまでいちいち覚えてないっつーの」 「そうよねそうよね。まあ常連さんならいつもなに食べる人だとかはわかるけどさあ、そんなの言われてもわかるわけないじゃんねえ」 指導的

        日記 スイカができない

          書く筋肉における三傑

          先日、note仲間と私が勝手に思っているヤスさんが毎日投稿1000日、猿荻レオンさんが毎日投稿500日、yamaneさんが毎日投稿2年という偉業を達成されていた。 すごい。こういうことができない私はひたすらに尊敬する。立ちパチパチ(スタンディングオベーション)である。 yamaneさんが上に貼った記事の中で「書くことの筋力は十分ついたと思う」と書かれていて、今日はそれについて思ったことをここに書きたい。 個人的に書くことの筋肉っていくつかの種類があると思っていて、それは

          書く筋肉における三傑

          日記 映画の説明

          仕事から帰宅し、夕食のキーマカレーを食べながら7歳長女の話を聞いていた。今日見てきたという映画を私に説明してくれている。 「ライリーっていう女の子の中でね、ヨロコビとカナシミと〜が住んでる家があったんだけど、〜な家なの。で、そこにある日シンパイとイイナーとムカムカと〜がやってくるの。そいつらがさ〜」 おおまかなあらすじを知りたかっただけなのに、最初から1つ1つのシーンを事細かに話してくれようとする長女。途中で止めようかなと思ったけど、いやこれは説明する練習になるかと思って

          日記 映画の説明

          日記 おにぎりと温泉

          ねみい。朝5時まで起きていたのでねむたくてしょうがない。 なんで朝5時まで起きていたかというと、お腹を下して寝室とトイレをずっと往復していたからであり、じゃあなんでお腹を下していたかというと、妻がInstagramで見て作った切り干し大根とワカメの腸活サラダを昨晩バクバクと食べてしまったからだ。 ただでさえ普段から腸がいきいきしてるのに私に腸活なんぞさせるでない。世の中の便秘に悩む人はみんな切り干し大根を食べるといいと思う。私が身をもって効果を実感したので間違いないです。

          日記 おにぎりと温泉

          日記 幸福な食卓

          夕方。夕飯の準備を終わらせてから、こどもたちを連れて近くの公園まで走りに行った。6歳次女の通う幼稚園の運動会で保護者リレーの選手に選ばれてしまったので、これは事前に練習しておかねばそのまま病院までバトンをリレーすることになりそうなほどの運動不足マンこと私である。 公園に着くなり「じゃーいくねー!」といきなり全力疾走するこどもたちを横目に、しっかりと準備運動をして、まずはゆっくりとジョギングから始める。体が運動にびっくりしないように少しずつ少しずつスピードを上げていく。私だけ

          日記 幸福な食卓

          日記 さみしんぼさがし

          会社からの帰り道。道端に小さい靴が片方だけ落ちていた。あっ、と気がついて靴の前で立ち止まる。まわりを見ても落とし主っぽい人は見当たらない。靴を落としてしまうなんて親はショックだろうなあ。 子供が歩き始めるくらいの年齢って、ずっと歩けるわけじゃないからベビーカーに靴をぶら下げておいたりすることがよくある。そしてその靴が何かの弾みで落ちてしまったり、子供に履かせてたのに脱いじゃったりすることがある。 けっこうこういうのって気がつけないものなんだよなあ。うちも過去に落としたこと

          日記 さみしんぼさがし

          日記 夫検定

          10月9日(水) 朝起きて「しまった」と思った。なぜならこどもたちの寝かしつけをしたまま寝落ちしてしまったことに気づいたから。いつかの記事でこどもたちが寝かしつけから卒業したと書いたけど、結局あれから「やっぱり今日は一緒に寝る」とか気まぐれに言うので、まだ寝かしつけは継続していた。 私としてもあれだけ寝かしつけ面倒臭いなと思っていたのに、いざ卒業を意識すると名残惜しくなってくる。あれか、「なんかうるさいアイツがいないと調子狂うな……」とか言って恋心に気がつくやつか。ちがう

          日記 夫検定

          創作 紙屑が入れば

          くしゃくしゃに丸めた紙をゴミ箱に投げ入れようとして、私は思いとどまった。 ただの四角い箱のような狭いワンルーム。散らかった部屋の中で私はデスクチェアに座っていた。机には仕事で必要な書類が置いてある。在宅でする仕事も疲れるものは疲れるし、さっきは上司に嫌味を言われた。 私はストレスに任せて不要な紙をくしゃくしゃに丸め、そして今。ゴミ箱に投げ入れようと振りかぶった腕を一旦下ろしていた。 なんとなく願掛けをする。 この紙屑がうまくゴミ箱に入れば、何かとてつもなく良いことが起

          創作 紙屑が入れば

          日記 パンと来客

          午前中に妻が毛糸屋さんに出かけている間、家でこどもたちとパンを作った。次女の通う幼稚園で簡単にできるパン作りのキットが注文できたので、それを買っていたのだった。 ふっくらしていておいしそう。左右の大きさが違うがそれも個性であろう。私は大きいのも小さいのも好きだ。これはなにかというと、長女と次女作のモンスターボールパンである。別の何かに見えた心の汚い人は反省してください。 * 友人が家に遊びに来た。彼は東京に住んでいて、私が福岡に移住する前は定期的に遊んでいた仲だった。今

          日記 パンと来客

          日記 ゴルフウェアと胸板

          こどもたちを留守番させて、妻と買い出しがてら近所のスポーツゼピオに行ってきた。私のゴルフウェアを見にきたのだ。 いよいよ三毛田もゴルフに興味を持ったのかと言われると、正直微妙なところではある。私は運動神経も悪いし、口下手だし、何も予定がなければずっと布団の中にいたいタイプである。そんな人間がゴルフをやってはたして楽しめるのか想像がつかない。 しかし少し前、会社の先輩から「ゴルフバックが余ってるんだけどさ、いる?」と言われ、私はわけもわからずにそれをもらってしまった。そして

          日記 ゴルフウェアと胸板

          日記 登校判断探偵

          朝から7歳長女の様子がおかしい。見るからにダルそうだったので、熱を測ってみると37.3℃となんとも微妙な体温。 この場合、小学校を休ませるかどうか親としての判断が難しい。もっとはっきり38℃とか熱があったらわかりやすいが、学校に行けとも行くなとも言いにくいこの感じ。 ううむ、状況を整理しようかワトソンくん。昨日長女はお友達が家に来て一緒に遊んでいたらしいね。その時に変わった様子はなかったかい?……ほう、なんか頭が痛いと言っていた?それは重要な証言だね。 あと、夜に私が仕

          日記 登校判断探偵

          日記 チャンスの神様

          夜にお風呂から上がってリビングを覗くと、6歳次女が本を開いてモス(猫)に見せながらなにやら話していた。 何をやってるんだろうと思いそーっと近づいて様子を伺ってみる。すると次女は動物図鑑のライオンの写真が大きく載っているページを見せて「モスもこのくらいかっこよくなりたい?男の子だからねー」とか話していて、モスは嫌がりもせずにじーっとそのライオンを見ていたのだった。か、かわいい!かわいいがすぎる。 本当はこういう尊い瞬間を動画に撮って保存しておけたら最高なのだけど、チャンスの

          日記 チャンスの神様

          日記 妻の誕生日

          妻の誕生日だった。朝から妻に「おはよう36歳。誕生日おめでとう。洗濯物取り込んで猫トイレ掃除しといたよ」と声をかけて起こした。 すると妻は「今のもう一回言って?」と寝ぼけながら言ったので「洗濯物取り込んで猫トイレ掃除したよ」と言い直すと「そこじゃないわ」と蹴られた。そこじゃなかった。 誕生日とはいえ、平日なのであまり特別なことはしなかった。いつも通り私は会社に行き、こどもたちは幼稚園と小学校に行き、妻は編み物のもろもろをやっていた。お祝いは休日の楽しみにとっておくというこ

          日記 妻の誕生日