三毛田

30代会社員で夫で2児の父。猫を2匹飼ってます。くだらない話を書きます。

三毛田

30代会社員で夫で2児の父。猫を2匹飼ってます。くだらない話を書きます。

最近の記事

願いを叶えるツル

昨夜、7歳長女が「あのさ、これ噂で聞いたんだけどさ……」と話しかけてきた。 なになに?と聞くと、「折り紙に願いごとを書いてね、それでツルを折って枕のところに置いて寝たらその願いが叶うんだって」と長女が言う。 へえ、そうなんだ。そういえば小学校の頃、そういう系のおまじないってよくあった気がする。消しゴムに好きな人の名前を書いて誰にもバレずに使い切ると両思いになれるとか、好きな人とすれ違った時に気づかれないように小さい声で「ソリエイ」ってつぶやくと3日後に告白されるとか。

    • 体重の話

      職場の飲み会とか、久しぶりに友人と会う時とかに体重の話になることって多い気がする。 もうこんなに太っちゃってさ〜とか、最近健康のためにこういうことやっててさ〜とかそんな話がしたいからなんだろう。おじさんは健康とダイエットの話が大好きである。まあ誰でも関心のある話題だろうし、ちょっとだけ内緒を共有する感じもあっておじさん同士の仲良くなる話題としてはある程度理にかなっているんだろうなと思う。 で、私はというと体重の話をされるのが苦手なんである。「それってプライバシーの侵害です

      • ラッコ星人の地球侵略計画

        某日 「マリンワールド海の中道」という水族館に行ってきた。ここは私が小学生の頃に行った記憶がうっっっすらと残っているくらいで、行くのは20年以上ぶりじゃないかと思う。「とうとう私も自分のこどもを連れてここに来るようになったのか……」という王道のエモに浸れるかなと思ったけど、あまりならず。なぜなら覚えていないから。エモいというのは昔の思い出ありきで成り立つものなのだな。 さて、水族たちだが(この表現であってるのか)カラフルすぎる魚とか、透明すぎるクラゲとか、エイの平べったい

        • どろどろどろどろ

          さいこうにからだがだるい。どろどろどろどろ。 昨日仕事中になんかだるくて、あれか前日の夜に寝落ちしたくないから一人リビングでてきとうに踊りながら本を読んだせいか、もしやあれで筋肉痛になったかな……と思っていたけどちがった。 だるい体を引きずって家に帰ると39℃近い熱。咳も鼻水もないがとにかく頭がぽーーーっとする。そのまま気体になってしまいそうだ。ヒュルルルルルルル。 一晩寝てもまだだるだるだったので今日は仕事を休んだ。検査してコロナでもインフルでもなかったし、疲れがたま

        願いを叶えるツル

          【創作】遠い日の不良に言えないはなしの前段

          本田すのうさんの企画「下書き再生工場」参加記事です。 みなさんのだしたボツネタの中から、コニシ木の子さんの「遠い日の不良に言えないはなしの前段」というタイトルをもらってどんな話なのか自分なりに想像して書いてみました。創作です。 世の中に難しいクロスワードパズルは数々あるが、俺がとっている新聞のそれほど厄介なのはちょっと他に見当たらない。 「タテ5の鍵、これがないと世の中を渡っていけないし、女の子ともうまくやっていけません」 マスの数は5つだ。難しい。全く見当がつかない

          【創作】遠い日の不良に言えないはなしの前段

          しろnote辞めなかったってよ! https://note.com/shiro20240901/n/ncbd7dbe939ca

          しろnote辞めなかったってよ! https://note.com/shiro20240901/n/ncbd7dbe939ca

          走ると思い出すこと

          夜、こどもたちと近所を散歩した。 今日の福岡は台風一過できれいに晴れて、散歩しながら手元のスマホで気温を見ると26℃。Tシャツの隙間から入ってくる風がいつもよりさらっとしていて気持ちよかった。いつの間に真夏のピークは去ったんだなあと思う。 夏休みの間、日中が暑すぎて妻とこどもたちが家に籠っているのでこうしてちょくちょく夜の散歩に誘うようになった。妻からは「編みたいからいい」と今日も断られたけど。日中も編み物教室に行ってたのによく編むなあ。家が妻の編んだ毛糸で包まれていきそ

          走ると思い出すこと

          台風と誕生日

          台風10号が接近してくる中、5歳次女が6歳次女になった。小学校も幼稚園も電車もバスも全部お休みになったけど誕生日は休みにならない。台風とて記念すべき日を吹き飛ばす力は持っていないのだ。ということで、嵐を呼ぶモーレツ誕生日となった。 台風といえば、6年前の次女が産まれた時のことを思い出す。妻から破水したと聞いて急いで仕事を片付けたけど台風のせいでタクシーが全然捕まらなくて、それで痺れをきらして台風の中を産院まで走ったっけ。それでその時の台風から名前をもらって次女には「カトリー

          台風と誕生日

          続・海鮮鍋ラーメンを救え

          ▼前の話はこちら どうやったらKALDIの狭い隙間に落ちてしまった海鮮鍋ラーメンを救えるだろうか。相変わらずそればかりを考えて過ごしている。 「いい大人がなにを言ってるんだ」「はやく目を覚ませ」「もっと他にすべきことがあるだろ」というご指摘については、本当にごもっともと思う。ちなみにこれは全部実際に妻から言われた言葉である。しかし私は今日もこの話をします。いやさせてくださいお願いします。 前回、店員さんに海鮮鍋ラーメンが隙間に落ちていることを伝えてみても「取れないところ

          続・海鮮鍋ラーメンを救え

          海鮮鍋ラーメンを救え

          最近考えていることがある。海鮮鍋ラーメンをどうやって助ければいいのだろうかということである。 ラーメンを助けるとはどういうことか。豚骨ラーメンが人気の福岡でマイナーな味である海鮮鍋ラーメンが市民権を得るためのアイデアを考えてほしいと頼まれたのか。ちがう。私が言っているのはそういう癖のある企業の採用試験みたいな話ではなく、レスキューの方である。たぶん現場の写真を見てもらうとわかりやすいと思う。 おわかりいただけるだろうか。私がいつも通勤の時に通るKALDIで、海鮮鍋ラーメン

          海鮮鍋ラーメンを救え

          浜の町アーケード

          私が子供の頃、長崎市内のお買い物といえば浜の町アーケードだった。浜屋やS東美という百貨店や個人商店などで賑わっている繁華街で、長崎市民が「街まで行ってくっけん」と言えばここに行くことを指す。もしくはそれが夜の場合は地続きにある銅座、思案橋という飲み屋街に行くという意味でもある。 私が住んでいた実家は山の上の田舎だったので、いつもバスに乗って浜の町の歯医者さんまで通っていた。帰りに近くのポンパドウル(パン屋)に寄って、母にラスクを買ってもらうことを楽しみにしていた。無駄遣いは

          浜の町アーケード

          バルタン考

          バルタン星人も歯磨きをするのだろうか。昨日バルタン星人のことを考え出してしまい、それからずっとそのことを考えている。 ネットでバルタン星人の生態を調べてみる。今やるべきことは後回しにするくせにこういうことはすぐに調べる私。本当はレンタルしているポケットwifiの返却申請をやらないといけない。早くしないと来月の料金が発生してしまうから。でもいいんだ。今はバルタン星人の研究が大事なんだ。 なんて強力なハサミなんだ。こんなので挟まれたら人類はみんな真っ二つになってしまう。その上

          バルタン考

          今やればいいのに

          朝、歯磨き粉を振る。もう空っぽなんだけどよく振ったらもう一回くらい使えそうな気がしてパタパタ振る。でもいくら絞っても歯磨き粉はでてこない。内心、昨夜使った時にこれで最後かなと思っていたけどダメ元で振る。 別に新しいものがないわけじゃない。洗面台の鏡を開いたら新品があるのを知っている。でも振る。すばらしい節約思考ですねじゃないんだよ。単に新品を開けるのが面倒くさいだけなんだ。あとここで新品を開けたら今歯磨き粉を必死に振って絞っているこの労力が無駄になってしまう。振る、絞る、で

          今やればいいのに

          写真日記(長崎帰省後編)

          長崎の実家で朝ごはんを食べていると、父が「猫からは引っ掻かれとらんか?」とこどもたちに聞いていた。そこから父の話はだんだんと猫の倒し方はこうすればよかぞと適当にありもしない話になっていき、私が顔を洗って戻ってくる頃には父が四つん這いになっており猫の倒し方が実践編に入っていた。なんなんだこの人は。 その後、祖父のお墓参りに向かう道中の車内で、私は昨夜の雷ひどかったね〜という話をこどもたちとした。雷様におへそとられなかった?という話から、でも雷様は集めたおへそをどうしてるんだろ

          写真日記(長崎帰省後編)

          写真日記(長崎帰省など)

          あまりにも良い肉だしわが家だけでは食べ切れないし、どうしようかなあと思いながら冷凍庫で眠っていた新築祝いの佐賀牛。先日、友人家族を家に招いて一緒に食べることにした。肉が柔らかくて脂が甘くて最高。こんなにおいしい焼肉は食べたことがなかった。しかし大きな幸せには代償があるのが世の常である。翌朝、牛さんの逆襲きたる。下痢が。下痢がああぁぁぁ。 猫はなぜコロコロキャリーバッグを開くと必ず中に入ってくるのだろうか。猫用のキャリーバッグには全然入りたがらないのに。何かを訴えかける目がつ

          写真日記(長崎帰省など)

          スイッチを切り替える日

          連休前最終日に会社で残業をしていると、スマホが震えた。妻からのLINEだった。 「〜からオムライスもらっちゃって私たちそれ晩御飯にするからさ、帰りは食べて帰ってきてくれない?寝かしつけもやっとくから」 ええ?そんな贅沢なことやっちゃっていいんですか?こどもたちの寝かしつけは私の番の日である(交代制でやっている)。「いや家で適当にインスタント食べるからいいよ」と脊髄反射で返事を打ちかけたが、ふと我に返って指を止めた。 待て。これから6連休じゃないか。お前はこんな最高な機会

          スイッチを切り替える日