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本の棚 #ビジネスコーナー

207
ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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#組織

本の棚 #257 『人望とは何か?』

本の棚 #257 『人望とは何か?』

人望とは?

〇〇とは?と問われると

意外と答えに困ることに気づく。

普段使っている言葉ですらそうだ。

言葉は便利だけど、いつだって曖昧で

そのわりにパワーをもっている。

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人望がある人ってどんな人?と聞かれると…

「誰からも好かれる人、嫌われない人」

みたいに答えてしまいそう。

そこで大切なのが組織の価値観であり

価値観を明確に行動として落とし

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本の棚 #253 『人事と採用のセオリー』

本の棚 #253 『人事と採用のセオリー』

採用プロジェクトに入って

早くも3ヶ月が経とうとしている。

新しい領域に入ると時間が加速する。

組織や人を扱うことの複雑さを

身を持って体験できることに感謝しながら

インプットとアウトプットのバランス

特にアウトプットを意識することが

自分自身の特性上(学習欲max)は

いいだろうと思いながら、いつも通り

インプットからスタートする毎日。

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本の棚 #245 『企業文化をデザインする』

本の棚 #245 『企業文化をデザインする』

「御社の企業文化は見えにくい」

以前こんな指摘を頂いたことがある。

そのときは正直意味がわからなかった…

今になってみると

「企業文化が薄まっている」

という意味に聞こえてくる。

少しずつ会社が大きくなるなかで

秘伝のタレが薄くならぬように

継ぎ足し継ぎ足し…

文化を継承していくにはどうすればいいのか。

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これはドラッカーのことばである。

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本の棚 #243 『実践するドラッカー[思考編]』

本の棚 #243 『実践するドラッカー[思考編]』

何度読んでも読み足りない…

学生時代の『もしドラ』から始まった

ドラッカーとの出会いは

その後会社の研修で使われた『マネジメント』につながり

また最近実践編なるものに引き寄せられる。

もはや『7つの習慣』とドラッカーの本の

無限ループである。

それほどに奥深く、本質的だと感じる。

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真摯さだけは身につけることができない。

その他は後天的に身につけ

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本の棚 #235 『みんなのフィードバック大全』

本の棚 #235 『みんなのフィードバック大全』

この半年のぼくのテーマはずばり

「フィードバック」にあった。

自分がするだけではなく

フィードバックをもらう機会が劇的に増え

自分自身の至らない部分はもちろん

気づきもしなかった特徴も見つかり

成長実感をえることが多かった。

これを体系的に、組織の中で循環させることで

人は成長していく。

そして人の集合体である組織も同様に成長していく。

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思い

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本の棚 #231 『上司の心得』

本の棚 #231 『上司の心得』

組織マネジメントにおける難しさを

最近の某中古車販売会社から感じるのは

ぼくだけではないだろう。

組織が大きくなるにつれて

効率的でなくなったり

思いもよらぬエラーが発生したり…

どんな態度で、心持ちで

上司として生きていけばいいのか。

決定版という名にふさわしい一冊
(えらそうにすみません)

勝者とは利益を上げた者だ。

赤字続きでは会社は潰れる。

利益を出している経営者の言

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本の棚 #230 『強い組織ほど正解を捨てる』

本の棚 #230 『強い組織ほど正解を捨てる』

上司からのフィードバックで

「あるべき論が先行しすぎると何も変わらない」

ということばをもらった。

たしかにぼくが話すことばのなかには

こうあるほうがいいよね、

こうすべきだよね、

ということばが多い。

こうやってフィードバックをもらえることは

有難いことだし、だからこそ

改善して、行動して、また一段成長したい。

あるべき論、これは正解、正攻法みたいな

あるようでないような正

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本の棚 #206 『HIGH OUTPUT MANEGEMENT ハイアウトプットマネジメント』

本の棚 #206 『HIGH OUTPUT MANEGEMENT ハイアウトプットマネジメント』

誰かがyoutubeで紹介していた本。

マネジメントについてレベルアップを図るため

読んでみたはいいものの…

濃い!中身が濃すぎる。

少し水で薄めたほうがいいのではないか

イラストなんか入れて

もう少し柔らかくしてもらえないだろうか。

そんな嘆きと共に得られる濃厚な味に

前半100ページほどで一時中断を余儀なくされた…

つづきはまた今度。

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本の棚 #202 『生産性ーマッキンゼーが組織と人材に求め続けるものー』

本の棚 #202 『生産性ーマッキンゼーが組織と人材に求め続けるものー』

これで3周目か、いや4周目か。

「生産性」ということばを発するときに

あらためて読みたくなる、そんな本。

これほどスッと入ってくる生産性に関する本はない。

でも何回も読み返さないと

これまでのパラダイム、思い込みに

引き戻されてしまう…

7つの習慣のレベルで読み直していきたい。

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酷なようで、組織においてはそのとおりだ。

誰でもできる仕組みをつくった

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本の棚 #201 『マーケティングとは「組織革命」である。』

本の棚 #201 『マーケティングとは「組織革命」である。』

昨日の初耳学で教壇に立ち

キャリアに悩む人たちの声に

誠実に回答している姿に

ぼくは森岡毅さんという人に

ますます興味が湧いた。

日本は"マーケティング発展途上国"です。

そんな言葉が著書にあるように

まだまだ発展段階な部分があるこの世の中を

どんな切り口で切り拓いていくのか。

その思考プロセスやいかに。

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どんなに効果的な策があったとしても

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本の棚 #157 『コストに縛られるなー利益を最大化するTOC意思決定プロセスー』

本の棚 #157 『コストに縛られるなー利益を最大化するTOC意思決定プロセスー』

目の前のわかりやすいコストカットが

企業の継続的な利益の創出につながるか。

物理学者であるゴールドラット氏が

論理的に分析する思考のプロセスを

著書を読みながら辿っていく。

さらさらと読み進めることは

ぼくにとっては難しく、

進んでは戻り、進んではまた戻るの繰り返し

気づくと一週間が経っていた。

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“コストワールド”から“スループットワールド”に切り

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本の棚 #153 『サイバーエージェント流 成長するしかけ』

本の棚 #153 『サイバーエージェント流 成長するしかけ』

「サイバーエージェント流」ときくと

なんだかおしゃれでおもしろくてすごそう。

勝手なイメージではあるけど、

そんな予想、期待にこたえてくれる本だ。

サイバーエージェントの上場前後から

組織が大きくなっていく中での葛藤、

失敗を繰り返しながらも常に前向きに

仕掛けていく、そんな姿勢にしびれる。

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面談では「足元と中長期をセットで聞くこと」

足元、つまり

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店長あるあるなあなあ日記〜どっちでもいい、がチームを困らせる〜

店長あるあるなあなあ日記〜どっちでもいい、がチームを困らせる〜

部下「〇〇店長、この件どちらがいいでしょうか?」

店長「うーん、どっちでもいいですよ」

店長は日々判断することがある。

判断に迫られると書くと大袈裟かもしれない。

一つのお店の経営者、店主であるから

判断することは、責任でもある。

そんな中で冒頭の会話のように

「どっちでもいい」という表現を

つい使ってしまうことはないだろうか?

店長としては

□どちらを選択しても成果や効果に大

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本の棚 #149 『デザインが日本を変えるー日本人の美意識を取り戻すー』

本の棚 #149 『デザインが日本を変えるー日本人の美意識を取り戻すー』

美意識を取り戻す、とあるように

「日本にはもともと美意識あったよね?」

という認識。

この自覚を果たしてどれだけの日本人が

持っているのだろうか。

欧米のブランドを身に着け、まちを歩く。

身に着けているもの、家にあるもの、

その他普段使っているもので

日本ブランド、日本デザインと呼べるものは

どれだけあるだろう。

「わび・さび」という茶の湯の精神にあるように

日本を日本たらし

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