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店長あるあるなあなあ日記〜どっちでもいい、がチームを困らせる〜

部下「〇〇店長、この件どちらがいいでしょうか?」

店長「うーん、どっちでもいいですよ」

店長は日々判断することがある。

判断に迫られると書くと大袈裟かもしれない。

一つのお店の経営者、店主であるから

判断することは、責任でもある。

そんな中で冒頭の会話のように

「どっちでもいい」という表現を

つい使ってしまうことはないだろうか?

店長としては

□どちらを選択しても成果や効果に大きな差はないように思うけど…

□担当者レベルで判断して、あとで報告だけしてくれればいい

そのようなニュアンスかもしれない。

しかし、言葉を受け取る側からすると

どうだろうか。

「どっちでもいい」と言われると

□店長は興味や関心があまりない?
→どうでもいい、と聞こえる誤解

と必要のない不安を覚える人もいる。

□こちらで勝手に決めてよかった?

勝手に決めていい、という錯覚が生まれると

「それは相談しなさいよ」という内容も

勝手に判断して進めてしまう可能性がある。

どちらにせよ、エラーが発生しそうだ。

まさか自分の「どっちでもいいよ」が

部下やチーム全体の混乱を招き

大きな問題につながっていくとは

そのときは考えていないものだ。
(ぼくは考えていなかった)

では、どうすればいいか?

そのニュアンスを言葉にする

□AとBを選択した場合のそれぞれの違いはどれくらいありますか?ここまで聞いている情報だけだとあまり差がないように思いますが、〇〇さんの意見を聞かせてください。
(判断情報の再確認)

□この内容の判断であれば〇〇さんに任せますので、報告だけください。費用が発生する場合は相談ください。
(基準の設定)

相手がこちらの意図を察してくれるという思い込みを捨てて

丁寧に接することを心がける。

それだけでなく普段から

ニュアンスを言葉にするための

トレーニングも要るだろう。

「自分は言葉をうまく使えている」

という態度ではなく

言葉のもつ力のほんの数%しか使えていない

そんな態度が望ましい。

ぼくはそう思う。

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#店長 #マネージャー #組織

#チーム #選択 #どっち #どうでもいい

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