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本の棚 #230 『強い組織ほど正解を捨てる』

上司からのフィードバックで

「あるべき論が先行しすぎると何も変わらない」

ということばをもらった。

たしかにぼくが話すことばのなかには

こうあるほうがいいよね、

こうすべきだよね、

ということばが多い。

こうやってフィードバックをもらえることは

有難いことだし、だからこそ

改善して、行動して、また一段成長したい。

あるべき論、これは正解、正攻法みたいな

あるようでないような正しさかもしれない。

それを捨てる組織ほど強いという著書に

興味しかない。

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あなたにとっての「変えてはいけないこと」は何でしょうか?

自分にとって大切な軸は?

これをつかんでいないままに

日々変わらないと、とあくせくしていては

うまくいくはずがない。

変えよう変えようと動き続け

疲労感満載のなかで

「自分はどうありたいんだっけ?」

と途方に暮れるのが想像できる。

これは組織という単位でも変わらない。


力が価値を持つ時代
→知識が価値を持つ時代
→知恵が価値を持つ時代
→「?」が価値を持つ時代

このように時代が変わってきている。

次は何が価値を持つのだろうか。

知恵の部分においてもAIの活躍は

これからもどんどん増えるだろう。

そうなったときにぼくたちは何をするのか。

新たな問いを考えたり、

コンセプト、方向性みたいなことを考えたり

GPTを触っていると、

とんでもない世界に生まれちまったと
※悲観的ではなく、ワクワクする感情

感じる今日このごろである。


「自分自身を無条件に受け入れられない人は、周りの人を無条件に認めることはできないんだよ」

自分がどのように囚われているのか。

自分の現在地を振り返ることが大切だ。

砂漠でオアシスの地図を手渡されても

今の自分がどこにいるかがわからないと

歩き出す方向さえ決めることはできない。


「越境」して自分とは意見のまったく違う人たちのコミュニティに自分から飛び込み、対話を繰り返す

コミュニティを越えることで

自分自身の考え方の幅が広がるという体験。

この体験が若いときにある人は

ビジネスの世界でも積極的に越境する。


組織とは
①共通の目的の達成
②機能としての人の集合
③コミュニティ・居場所

経営者がどんなチームをつくりたいか。

③の設計力みたいなものが

実は重要性が高いんではないかと言う。

創業者が意識的につくろうとして

できたものではない良い文化があるかもしれないが

そこに気づいていない人もまた多い。


人間的成長を考えるとき
・縦軸はOSアップグレード
・横軸はアプリ追加
この両軸を掛け合わせた面積の大きさ

研修におけるアプリの追加ばかりだと

OSがアップグレードされないから

成長速度が鈍くなったり

そもそも追加できないアプリがでてくる。

縦軸の成長を設計することがこれからの課題。


「人の心ほど頼りになるものはないが、人の心ほど不安定に揺れ動くものはない」
稲盛和夫さんの言葉

痺れる言葉の数々を残している稲盛さん。

それでもぼくらは人と向き合う。

そう決めた。


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