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#推薦図書

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急上昇の記事一覧

『腹を割ったら血が出るだけさ』 住野よる 作 #読書 #感想 ③

続き。3記事め。 ちなみに1記事めを公式マガジンに追加していただけたようです、、、! この2つのマガジンです!! 私の作品以外に素敵な作品がたくさんあるので、本が好きな方はのぞいてみてください🌱 さて、感想に入ります。物語ももう終章です。 最後に、茜寧が自分を主人公に投影する『少女のマーチ』の作者である 小楠なのかさんに向けたインタビューがある。 過去にこのことについてnoteを書いたことが何度かあったような気がしている。 これを読んでくださっている皆さんはどう思い

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下鴨神社

 2022年の8月11日から16日にかけて、下鴨神社・糺の森(ただすのもり)にて、「第35回下鴨納涼古本まつり」が開催された。  毎年恒例のこのイベントに、私は連日足を運ぶ。天気予報が「くもり時々雨」であろうと関係ない。「傘をさせば、なんとかなるだろう」と会場にのりこむと、同じような考えをもつ人で、すでに糺の森内が賑わっていた。  傘の開閉を繰り返しながら、テント内を回っていると、隣で本棚を凝視していた70代ぐらいの男性が話しかけてくる。 「雨が降るなんてたまらんなあ」 「

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『帝都探偵奇譚 東京少年D団 明智小五郎ノ帰還』を読んで #読書感想文の呪いを解く

 子どものころから少年探偵団が好きでした。それまでルパンやホームズのような推理小説が好きだったぼくに、司書さんが「日本人の推理小説もあるよ」と言って教えてくれたのが江戸川乱歩の少年探偵団シリーズでした。始めはおどろおどろしい表紙に戸惑いましたが、怪事件を引き起こす怪人の正体を次々と暴く少年探偵団と明智探偵にすっかり夢中になりました。あれから20年近くたったある日、少年探偵団のリメイク作を知ったので、この本の感想を書こうと思います。『帝都探偵奇譚 東京少年D団 明智小五郎ノ帰還

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8月新刊『録音された誘拐』阿津川辰海さんのサインが新しくなりました!

2022年は、まさに〝阿津川辰海イヤー〟! 5月に発売された『入れ子細工の夜』に続いて、 待望の長編『録音された誘拐』と読書エッセイ『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』が8月24日に発売されます。 そんな最新刊2冊の発売にあたり、サイン本作成のために、阿津川さんに来社いただきました。 そのサイン本の冊数、なんと合計600弱!  今まで阿津川さんの最高記録だった400冊を軽く超える新記録達成です。 これまでの阿津川さんのサインは、楷書体でしっ

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第176回:知らない世界は「物語」が教えてくれる(村山早紀:『100年後も読み継がれる 児童文学の書き方』)

こんにちは、あみのです。 今回は、村山早紀さんの『100年後も読み継がれる 児童文学の書き方』という本を紹介します。 子ども向けの物語が書きたい人のための指南書にはなりますが、村山さんの幼少期の読書体験の話やどんな思いで作品を書いているのかもわかる内容なので、村山さんの作品が好きな人にもぜひ手にしてほしい1冊です。 感想登場人物と一緒に冒険したり、時には物語を通じて世の中を知ったりと村山さんは小さい頃から本に親しみ、読書からいろんなことを学んできました。本が教えてくれた大

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中国料理が喚起したアジア各国のナショナリズムーミニ読書感想「中国料理の世界史」(岩間一弘さん)

研究者岩間一弘さんの「中国料理の世界史」(慶應義塾大学出版会)が興味深かった。中国料理を立脚点とし、それがアジアや欧米各国にどう波及し、その国の歴史にどう関わったかを詳述する。いわゆる「テーマ史」かと思いきや、各国のナショナリズムとの絡み合いを深く追求する点でユニークだった。 中国料理は、アジア各国のナショナリズムを喚起するツールとして貢献した。このことを学べたのが大きい。 たとえば、シンガポールやマレーシアは第二次世界大戦後、独立したり本格的に国としての歩みを始めた。国

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【お知らせ】 hontoさまのブックツリーに記事が掲載されました。今回は孤独死を考えるというテーマで、遺品整理・特殊清掃等の職業に関する書籍を揃えました。 孤独死のリアル。遺品整理士や特殊清掃人の経験談から考えるための本 https://honto.jp/booktree/detail_00016306.html

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『ルバイヤート』オマル・ハイヤーム

ペルシアの詩人、ウマルの四行詩ルバイヤートを黒川恒男訳で読んだ(青空文庫に小川亮作訳がある)。この詩人は、同時代の数学者と混同されてきたようである。 詩集には、酌人である美しい若者や盃、酒壺などを詠んだものが多い。それは、宗派の定める戒律よりその実質的な徳や美観を重視するためであったと思う。この詩人は、悲しむ人や賢人、清らかな人たちへ酒を飲もうと呼びかける。その手にある盃は、以前は人であった土から陶器師が捏ね上げたものであり、聖句が施されている。酒壺は、転じて人の頭となり、

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もう一つの『舞姫』 森鷗外『普請中』

 山田風太郎さんといえば、漫画化・映画化もされた忍法帖シリーズを始めとする伝奇小説が有名ですが、ミステリ小説や歴史小説の分野にも名作が多いです。  私が愛読しているのは、明治時代を舞台にした作品です。様々な角度から語れる作品群ですが、文学との関係でいうと、文豪達が思わぬ姿で作品に登場したり、ストーリーの中に文学史上の有名作へのオマージュがあったりします。作家達の幼い頃や若い日の姿、知られざる姿が巧みに描かれており、読むたびに作者の文学愛に圧倒されてしまいます。  森鷗外が登

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夏イチおすすめ本紹介/原田ひ香『東京ロンダリング』

この物語の主人公りか子は、事故物件を転々として暮らす。 それが、彼女の職業なのだ。 変死や自殺のあった部屋を貸し出す際には、その事情を説明しなければならないが、それでは借り手がつかない。しかし、その後だれかが一定期間入居すれば、そのあとには説明する必要がなくなる。 この物語のタイトルにある「ロンダリング laundering」とは、「洗濯・洗浄すること」。りか子は、事故物件に一定期間暮らすことで、事故物件を、そして自死や変死が次々と起こる東京という街を「洗浄」する。

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