むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。毎週日曜更新。最近は暮らしとインテリアに夢中。写真はRICOH GRⅢ。Podcast「読書ラジオ|本の海を泳ぐ」もやっています!Amazon.co.jpアソシエイトを利用しています。

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    暮らしやインテリアを整える、東京ミニマルライフをお届け。

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「むささび|本と美術と旅」の道案内

note「むささび|本と美術と旅」をお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。 初めは本のことについて書くnoteでしたが、時間が経つにつれて様々なジャンルへと興味が広がり、シリーズものの記事も増えてきました。 というわけで、今回は「むささび|本と美術と旅」の道案内として、当noteの簡単なご案内をさせていただきます。 ※2024年3月20日最終更新 まずはこちら 〜おすすめのnoteたち〜 ■自己紹介 自分自身について書いたnoteはあまり多くありません

    • 【一汁一菜チャレンジ】1年間の自炊のきろく

      2023年11月にひとり暮らしを始めるとき、ひとつ決意をしたことがあります。 それは、「最低でも、1年間は自炊を続ける」ということ。 ただ、無理して自炊をして生活リズムが崩れ、心身ともに疲弊してしまっては本末転倒。 そこで私は、土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』という本を、ひとつの指針にすることに決めました。 本書では、料理を「ハレの料理」と「ケの料理」に分けて考えます。 日常における「ケの料理」では、無理してバラエティに富んだ献立を準備しようとせず、ご飯と

      • #8 Tokyo Minimal Life. |”もしも”に備えて、防災グッズを整える。【無印良品】

        自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。 第8回目となる今回は、災害に備えて防災グッズを整えたお話です。 南海トラフ地震の注意報が発令された際、防災対策への認識の甘さを痛感しました。 いつ災害が発生しても最低限生きていけるように、普段から防災グッズを整備しておくことを決めました。 * 無印良品で、「くらしの備え。いつものもしも。」という防災特集を発見しました。 「いつ

        • Canon EOS Kiss X9で撮るイタリアの風景 vol.2

          2018年9月から2019年7月の10ヶ月間、Canon EOS Kiss X9というカメラを首にぶら下げて、イタリアの風景を撮っていました。 帰国後、『Una breve pausa』(「小休憩」という意味のイタリア語)というタイトルをつけて、世界にひとつだけの写真集をつくりました。 今回は、当時イタリアで撮影したものの中からお気に入りの写真を載せただけの、写真集のようなnoteです。 撮りたいと思ったものをささっと撮り、それをそのまま載せるだけでもなんとなく画になる

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          【自己紹介】本を読み、豊かに暮らす。

          こんにちは。むささびと申します。 前に自己紹介noteを書いてから、ずいぶん時が経ちました。 今回は、改めて自己紹介のnoteを書いてみたいと思います。 簡単なプロフィールや、これまでのこと・これからのこと、好きなことなどについて、とりとめもなく書いていこうと思います。 ■ 自己紹介 プロフィール 神奈川県で生まれ育ち、今は東京の片隅で一人暮らし。 1997年の夏生まれ。今年社会人4年目の会社員です。 周囲の人からは、よく「落ち着いてるね」と言われます。 で

          【自己紹介】本を読み、豊かに暮らす。

          ずっと心に残っている短編たち 〜第四弾〜

          心の中に、ずっと残っている短編があります。 読んだときの感動や衝撃が忘れられなくて、今でも鮮やかに思い出すことのできる、素敵な短編たち。 これまで全3回、シリーズでお届けしてきた「ずっと心に残っている短編たち」。 さて今回、新たにご紹介したい短編が3作品集まったので、”第四弾”をお届けします。 それぞれどんな短編なのかがわかるように、「◯◯を読みたい人へ」というキャッチコピーをつけてみました。 気になる短編があった方は、収録されている短編集をぜひ手に取ってみてくださ

          ずっと心に残っている短編たち 〜第四弾〜

          #13 読書で世界一周 |コロナ禍のオランダを静かに勇気づけた小説 〜オランダ編〜

          「読書で世界一周」は、様々な国の文学作品を読み繋いでいくことで、世界一周を成し遂げようという試みです。 前回はドイツを訪れ、巨匠ヘルマン・ヘッセの『デミアン』を読みました。今回は、西に進路を取ってオランダを訪れます。 おそらくこれが、私にとって人生初のオランダ文学。選んだのは、サンダー・コラールト『ある犬の飼い主の一日』という小説です。 サンダー・コラールト|ある犬の飼い主の一日 著者のサンダー・コラールトさんは、オランダ・アムステルフェーン市出身の小説家。現在はスウ

          #13 読書で世界一周 |コロナ禍のオランダを静かに勇気づけた小説 〜オランダ編〜

          #3 火の鳥全部読む |巨匠・手塚治虫のスゴすぎる漫画表現をまとめてみた

          手塚治虫の『火の鳥』を、全部読みました。 『火の鳥』は疑いようもない傑作で、人間とは何者か、生と死、罪と罰、現世への執着と輪廻転生について、どこまでも深く問いかけてくる作品でした。 「火の鳥全部読む」と題し、全4回に分けて、本作を好き勝手に掘り下げていくnoteを書いていきます。 もしまだ『火の鳥』を未読の方がいらっしゃったら、まずはぜひ読んでみていただきたいです。絶対に読んで後悔しない傑作です。 そのうえで、こちらのnoteに帰ってきていただけるとありがたいです。一

          #3 火の鳥全部読む |巨匠・手塚治虫のスゴすぎる漫画表現をまとめてみた

          #7 Tokyo Minimal Life. |吊るす、隠す、連ねる。ちょっとした暮らしのアイデア集

          自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。 第7回目となる今回は、私が日々の生活で取り入れている「ちょっとした暮らしのアイデア」について。 美しいデザインの家具を取り入れたり、インテリア雑貨でデコレーションしたり……そんな華々しさはなく、どちらかと言えば少し地味なアイデア。 しかし、日々快適な生活を送るためにはぜひともこだわりたい、縁の下の力持ち的なアイデアをご紹介します。

          #7 Tokyo Minimal Life. |吊るす、隠す、連ねる。ちょっとした暮らしのアイデア集

          今日も、読書。 |『オックスフォード英語辞典』の誕生秘話、二人の天才の数奇な人生

          三浦しをんさんの『舟を編む』という小説をご存知でしょうか。 出版社の辞書編集部に勤める青年が、『大渡海』という新しい辞書を完成させるべく、同僚たちと奮闘する物語です。 本作を読むと、「辞書をつくる」という作業の難しさに圧倒されます。 ひとつひとつの言葉を万人に理解してもらうために紐解き、適切に表現していくことの途方もなさ……! 普段私たちが手にする辞書は、言葉を愛する人々の、長きにわたる苦労の集大成なのです。 ところで、「世界で最も権威のある辞書」といえば、どの辞書

          今日も、読書。 |『オックスフォード英語辞典』の誕生秘話、二人の天才の数奇な人生

          思い出の漫画について。

          小さい頃に読んだ漫画は、特別だ。 私はたぶん、人生を通じて、あまり多くの漫画を読んできたとはいえないと思います。 どちらかといえば、漫画よりも活字本に時間を費やしてきました。 友人たちが『鬼滅の刃』や『キングダム』の話で盛り上がっているとき、私は話の内容がわからず、ただただ想像を働かせていました。 それでも、小さい頃に大好きで、何度も繰り返し読んだ思い出の漫画があります。 物心ついたときから実家に置いてあって、紙がヨレヨレになるまで読み漁った、思い出の漫画たち。

          思い出の漫画について。

          Canon EOS Kiss X9で撮るイタリアの風景 vol.1

          2018年9月から2019年7月の10ヶ月間、Canon EOS Kiss X9というカメラを首にぶら下げて、イタリアの風景を撮っていました。 帰国後、『Una breve pausa』(「小休憩」という意味のイタリア語)というタイトルをつけて、世界にひとつだけの写真集をつくりました。 今回は、当時イタリアで撮影したものの中からお気に入りの写真を載せただけの、写真集のようなnoteです。 撮りたいと思ったものをささっと撮り、それをそのまま載せるだけでもなんとなく画になる

          Canon EOS Kiss X9で撮るイタリアの風景 vol.1

          今日も、読書。 |【岸政彦作品】ままならない思考と、日常の断片

          岸政彦さんの本で描かれているのは、私たちが日々過ごす、日常の断片です。 どこかの街の航空写真の、どこかの中層マンションの、どこかの角部屋の窓から漏れる、ほのかな明かり。 どこかの街の午前8時、駅に吸い込まれる人と吐き出される人、たった今駅からどっと溢れ出てきた人の流れの、その中のひとり。 そんな不特定多数の、不特定な瞬間の何気ない日常、でも当人からすればそれがすべてである日常を、強調も脚色もすることなく、私たちの前にぽんと提示します。 読書は非日常を読むものというイメ

          今日も、読書。 |【岸政彦作品】ままならない思考と、日常の断片

          先日の大江戸骨董市で、イギリスアンティークの器をお迎えしました!ミッドウィンターの"Queensberry" 、ストライプの色の組み合わせが可愛いです。 デンマークデザインを思わせる木製のリスは、実は60〜70年代の日本製。 手前のカラフルなサイコロは、なんと戦前のものだとか…!

          先日の大江戸骨董市で、イギリスアンティークの器をお迎えしました!ミッドウィンターの"Queensberry" 、ストライプの色の組み合わせが可愛いです。 デンマークデザインを思わせる木製のリスは、実は60〜70年代の日本製。 手前のカラフルなサイコロは、なんと戦前のものだとか…!

          #2 火の鳥全部読む |猿田彦が背負わされた業をまとめてみた

          手塚治虫の『火の鳥』を、全部読みました。 『火の鳥』は疑いようもない傑作で、人間とは何者か、生と死、罪と罰、現世への執着と輪廻転生について、どこまでも深く問いかけてくる作品でした。 「火の鳥全部読む」と題し、全4回に分けて、本作を好き勝手に掘り下げていくnoteを書いていきます。 もしまだ『火の鳥』を未読の方がいらっしゃったら、まずはぜひ読んでみていただきたいです。絶対に読んで後悔しない傑作です。 そのうえで、こちらのnoteに帰ってきていただけるとありがたいです。一

          #2 火の鳥全部読む |猿田彦が背負わされた業をまとめてみた

          美術館へ行く、ポストカードを買う。

          ポストカードが好きだ。 ポストカードは、小さな紙の中に芸術と物語が閉じ込められていて、見る人の気持ちをほぐしてくれる。 切手を貼ってポストに投函すれば、誰かにメッセージを届けられる軽やかさも良い。小さいけれど、働き者だ。 社会人になってから、美術館に足を運ぶようになった。 様々な美術展を回る中で、何かひとつ、その展示会を訪れた証のようなものを手元に残したくて、ポストカードを買うようになった。 いつも買うのは、その展示会で最も印象に残った作品のポストカード。 最も

          美術館へ行く、ポストカードを買う。