むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。毎…

むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。毎週日曜更新。最近は暮らしとインテリアに夢中。Podcast「読書ラジオ|本の海を泳ぐ」もやっています!Amazon.co.jpアソシエイトを利用しています。

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「むささび|本と美術と旅」の道案内

note「むささび|本と美術と旅」をお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。 初めは本のことについて書くnoteでしたが、時間が経つにつれて様々なジャンルへと興味が広がり、シリーズものの記事も増えてきました。 というわけで、今回は「むささび|本と美術と旅」の道案内として、当noteの簡単なご案内をさせていただきます。 ※2024年3月20日最終更新 まずはこちら 〜おすすめのnoteたち〜 ■自己紹介 自分自身について書いたnoteはあまり多くありません

    • 思い出の漫画について。

      小さい頃に読んだ漫画は、特別だ。 私はたぶん、人生を通じて、あまり多くの漫画を読んできたとはいえないと思います。 どちらかといえば、漫画よりも活字本に時間を費やしてきました。 友人たちが『鬼滅の刃』や『キングダム』の話で盛り上がっているとき、私は話の内容がわからず、ただただ想像を働かせていました。 それでも、小さい頃に大好きで、何度も繰り返し読んだ思い出の漫画があります。 物心ついたときから実家に置いてあって、紙がヨレヨレになるまで読み漁った、思い出の漫画たち。

      • Canon EOS Kiss X9で撮るイタリアの風景 vol.1

        2018年9月から2019年7月の10ヶ月間、Canon EOS Kiss X9というカメラを首にぶら下げて、イタリアの風景を撮っていました。 帰国後、『Una breve pausa』(「小休憩」という意味のイタリア語)というタイトルをつけて、世界にひとつだけの写真集をつくりました。 今回は、当時イタリアで撮影したものの中からお気に入りの写真を載せただけの、写真集のようなnoteです。 撮りたいと思ったものをささっと撮り、それをそのまま載せるだけでもなんとなく画になる

        • 今日も、読書。 |【岸政彦作品】ままならない思考と、日常の断片

          岸政彦さんの本で描かれているのは、私たちが日々過ごす、日常の断片です。 どこかの街の航空写真の、どこかの中層マンションの、どこかの角部屋の窓から漏れる、ほのかな明かり。 どこかの街の午前8時、駅に吸い込まれる人と吐き出される人、たった今駅からどっと溢れ出てきた人の流れの、その中のひとり。 そんな不特定多数の、不特定な瞬間の何気ない日常、でも当人からすればそれがすべてである日常を、強調も脚色もすることなく、私たちの前にぽんと提示します。 読書は非日常を読むものというイメ

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        「むささび|本と美術と旅」の道案内

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          先日の大江戸骨董市で、イギリスアンティークの器をお迎えしました!ミッドウィンターの"Queensberry" 、ストライプの色の組み合わせが可愛いです。 デンマークデザインを思わせる木製のリスは、実は60〜70年代の日本製。 手前のカラフルなサイコロは、なんと戦前のものだとか…!

          先日の大江戸骨董市で、イギリスアンティークの器をお迎えしました!ミッドウィンターの"Queensberry" 、ストライプの色の組み合わせが可愛いです。 デンマークデザインを思わせる木製のリスは、実は60〜70年代の日本製。 手前のカラフルなサイコロは、なんと戦前のものだとか…!

          #2 火の鳥全部読む |猿田彦が背負わされた業をまとめてみた

          手塚治虫の『火の鳥』を、全部読みました。 『火の鳥』は疑いようもない傑作で、人間とは何者か、生と死、罪と罰、現世への執着と輪廻転生について、どこまでも深く問いかけてくる作品でした。 「火の鳥全部読む」と題し、全4回に分けて、本作を好き勝手に掘り下げていくnoteを書いていきます。 もしまだ『火の鳥』を未読の方がいらっしゃったら、まずはぜひ読んでみていただきたいです。絶対に読んで後悔しない傑作です。 そのうえで、こちらのnoteに帰ってきていただけるとありがたいです。一

          #2 火の鳥全部読む |猿田彦が背負わされた業をまとめてみた

          美術館へ行く、ポストカードを買う。

          ポストカードが好きだ。 ポストカードは、小さな紙の中に芸術と物語が閉じ込められていて、見る人の気持ちをほぐしてくれる。 切手を貼ってポストに投函すれば、誰かにメッセージを届けられる軽やかさも良い。小さいけれど、働き者だ。 社会人になってから、美術館に足を運ぶようになった。 様々な美術展を回る中で、何かひとつ、その展示会を訪れた証のようなものを手元に残したくて、ポストカードを買うようになった。 いつも買うのは、その展示会で最も印象に残った作品のポストカード。 最も

          美術館へ行く、ポストカードを買う。

          美術展が好き。 |〈空間と作品〉展 アーティゾン美術館

          目も眩むような暑さから逃れるように訪れた、東京・アーティゾン美術館。 そちらで開催されていた「空間と作品」展がとても楽しかったので、noteを書こうと思います。 アーティゾン美術館について アーティゾン美術館、名前は耳にしたことがありましたが、実際に足を運んだのは今回が初めてでした。 第一印象は、「都会の富豪の匂いがする」でした(良い意味で)。 アーティゾン美術館の前身は、ブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏が設立したブリヂストン美術館。2020年1月に、現在のアーテ

          美術展が好き。 |〈空間と作品〉展 アーティゾン美術館

          奈良旅。 |人の手で灯される奇跡、《なら燈花会》を歩く夜

          《なら燈花会》とは、1999年に始まった奈良の夏の行事。 世界遺産の古都・奈良で、夏の間のわずか10日間、無数のろうそくに灯りが灯されます。 「燈花」とは、灯心の先にできる花の形をした蝋のかたまりのこと。 仏教で縁起が良いとされる燈花に「会える」場所、それが《なら燈花会》です。 奈良公園に赴くと、そこにはろうそくの花畑が一面に広がっていました。 訪れた人に幸せが訪れるよう願いを込めて、ひとつひとつ人の手で灯されるという、《なら燈花会》のろうそくの灯り。 1万を超え

          奈良旅。 |人の手で灯される奇跡、《なら燈花会》を歩く夜

          あおいなつさんの「#0【村上春樹の本の世界へ】長編全作読んでみる」というnoteで、村上春樹さんの長編小説を全て読む企画が始まりました! https://note.com/aoinatsu25/n/n2859d5223fb5 私も村上作品が好きなので、更新がとても楽しみです!

          あおいなつさんの「#0【村上春樹の本の世界へ】長編全作読んでみる」というnoteで、村上春樹さんの長編小説を全て読む企画が始まりました! https://note.com/aoinatsu25/n/n2859d5223fb5 私も村上作品が好きなので、更新がとても楽しみです!

          #6 Tokyo Minimal Life. |多灯照明、はじめました。

          自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。 第6回となる今回は、お部屋の印象を決める最も重要な要素のひとつ、「照明」について。 シーリングライト1灯でも機能的には問題ないかもしれませんが、お部屋がのっぺりとした印象になり、なんだか味気ないもの。 お部屋の明暗にメリハリをつけ、同時に温かな印象をもたらしてくれるのが間接照明です。 間接照明は、1灯のみだと明るさが足りない場合が

          #6 Tokyo Minimal Life. |多灯照明、はじめました。

          『成瀬は天下を取りにいく』面白かったです! どこまでも真っ直ぐで、律儀で、なんでもできてしまうけど不器用な、成瀬あかりの青春時代。 西武百貨店に捧げる夏休み、M-1グランプリ出場、坊主頭の大実験……彼女を取り巻くすべてが楽しく、そしてきらきらと輝いて見えました。

          『成瀬は天下を取りにいく』面白かったです! どこまでも真っ直ぐで、律儀で、なんでもできてしまうけど不器用な、成瀬あかりの青春時代。 西武百貨店に捧げる夏休み、M-1グランプリ出場、坊主頭の大実験……彼女を取り巻くすべてが楽しく、そしてきらきらと輝いて見えました。

          【陶芸体験】世界にひとつだけの器をつくる 〜釉掛け編〜

          人生で一度はやってみたいことをリストアップした、バケットリスト。 今回、バケットリストの中でも最上位に位置していた、「陶芸体験」をしてきました。 前回、無心で粘土を削ってお茶碗の成形をしてから、気づけば2ヶ月以上が経過。 すっかり忘れた頃、素焼きが完了しましたと先生から連絡があり、再び日月工房さんにお邪魔してきました。 今回は、「釉掛け」という色つけの工程。果たしてどのような器が完成するのでしょうか。乞うご期待! 陶芸体験 〜釉掛け編〜 磨き〜色決め 前回の成形

          【陶芸体験】世界にひとつだけの器をつくる 〜釉掛け編〜

          草津旅。 |温泉とおいしいもの、それだけあればいい。

          温泉と、おいしいもの。 人生、それだけあればいい。 7月半ばの土日、1泊2日で草津を訪れました。 草津は湯畑周辺に見所が集まっており、のんびり散歩をしながら、おいしいものを食べたり足湯に入ったりできる素敵な場所でした。 ほんのりと硫黄の香りが漂い、昔ながらの家屋が立ち並ぶ。そんな温泉街の雰囲気が好きです。 浴衣を着て街歩きをしている人も多く、みんな穏やかな表情をしていました。草津を流れる時間は、どこかゆったりしているように感じました。 温泉たまご、温泉まんじゅう、

          草津旅。 |温泉とおいしいもの、それだけあればいい。

          「青春18×2 君へと続く道」がとにかく刺さる映画でした! 台湾を舞台にしたふたりの恋愛は胸キュンの連続。そして今すぐ旅に出たい衝動に駆られます。 “変わるだけが旅じゃない。生きてきた道を確かめる旅もある” 感動の余韻に浸る中、ミスチルの主題歌「記憶の旅人」が染み渡ります…!

          「青春18×2 君へと続く道」がとにかく刺さる映画でした! 台湾を舞台にしたふたりの恋愛は胸キュンの連続。そして今すぐ旅に出たい衝動に駆られます。 “変わるだけが旅じゃない。生きてきた道を確かめる旅もある” 感動の余韻に浸る中、ミスチルの主題歌「記憶の旅人」が染み渡ります…!

          #1 火の鳥全部読む |気まぐれ火の鳥の超パワーをまとめてみた

          手塚治虫の『火の鳥』を、全部読みました。 『火の鳥』は疑いようもない傑作で、人間とは何者か、生と死、罪と罰、現世への執着と輪廻転生について、どこまでも深く問いかけてくる作品でした。 「火の鳥全部読む」と題し、全4回に分けて、本作を好き勝手に掘り下げていくnoteを書いていきます。 もしまだ『火の鳥』を未読の方がいらっしゃったら、まずはぜひ読んでみていただきたいです。絶対に読んで後悔しない傑作です。 そのうえで、こちらのnoteに帰ってきていただけるとありがたいです。一

          #1 火の鳥全部読む |気まぐれ火の鳥の超パワーをまとめてみた