むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。最…

むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。最近はインテリアに夢中。東京都在住の社会人3年目です。Podcast「読書ラジオ|本の海を泳ぐ」もやっています!

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「むささび|本と美術と旅」の道案内

note「むささび|本と美術と旅」をお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。 初めは本のことについて書くnoteでしたが、時間が経つにつれて様々なジャンルへと興味が広がり、シリーズものの記事も増えてきました。 というわけで、今回は「むささび|本と美術と旅」の道案内として、当noteの簡単なご案内をさせていただきます。 ※2024年3月20日最終更新 まずはこちら 〜おすすめのnoteたち〜 ■自己紹介 自分自身について書いたnoteはあまり多くありません

    • 「太宰治全部読む」が、次回でようやく最終回となります。長かった、本当に長かった。 そして、次なる「全部読む」の対象を考えているのですが、なかなか妙案が浮かばず……おすすめの作家さんがいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

      • すっかり熟成した”積読候補本”たちを供養しよう #うちの積読を紹介する

        面白そうなお題を見つけたので、急遽noteを書くことにした。 「#うちの積読を紹介する」は、読んだ本ではなくて、まだ読んでいない本、これから読もうと思っている本を紹介するところに、いつもと違う面白さがある。 昨年ひとり暮らしを始めたタイミングで、実家にあった本を少しだけ新居に持ってきてはいるが、ほとんどは手放すか、実家に置いてきてしまった。 加えて最近は、図書館を頻繁に利用している(ひとり暮らしの出費スゴい……)。そのため、今新居にある積読本は、実はかなり少ない。 そ

        • 【雑記】今のお仕事のこととか、転職のこととか。

          これまでこちらのnoteで、お仕事について書くことはほとんどありませんでした。 それは、私の中で、お仕事とプライベートを、完全に切り分けて考えていたからだと思います。 仕事は、仕事。プライベートは、プライベート。 noteで書くのは、読書や美術館巡りや旅など、プライベートのことだけ。そんな考えがありました。 今回は、ほんの少しだけ、今のお仕事のことと、転職のことについて書いてみようと思います。 社会人生活を3年続ける中で、仕事に対する考え方も、徐々に変わってきました

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        「むささび|本と美術と旅」の道案内

        • 「太宰治全部読む」が、次回でようやく最終回となります。長かった、本当に長かった。 そして、次なる「全部読む」の対象を考えているのですが、なかなか妙案が浮かばず……おすすめの作家さんがいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

        • すっかり熟成した”積読候補本”たちを供養しよう #うちの積読を紹介する

        • 【雑記】今のお仕事のこととか、転職のこととか。

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          #17 太宰治全部読む |文学のために死ぬ覚悟を決めた

          私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『新樹の言葉』では、太宰の前期〜中期の過渡期に書かれた短編を読み、彼が自由で芸術的な作風を見出すまでの、試行錯誤の過程を追った。 17回目の今回は、『ろまん燈籠』を読む。果たしてどのような作品なのだろうか。 太宰治|ろまん燈籠 本作『ろまん燈籠』は、前回の『新樹の言葉』に続く、1941〜1944年に執筆された短編16編を収録している。

          #17 太宰治全部読む |文学のために死ぬ覚悟を決めた

          【愛用ブックマーク紹介】シーンに合わせて、栞を選ぶ

          今回は、私が愛用している、お気に入りの栞たちをご紹介。 前回、【愛用ブックカバー紹介】と題して、気分やシーンに合わせてブックカバーを選ぶという提案をした。 ブックカバーと並ぶ読書の必需品、栞についても、私は同じ提案をしたい。 ブックカバーと栞を組み合わせる、読書グッズのコーディネートも楽しみのひとつ。 さて、掘り下げていくと奥が深い、ブックマークの世界へご案内。 BIBLIOPHILICのブックマーク 私が持っている栞の中で、最も使用頻度の高いものがこちら。 本

          【愛用ブックマーク紹介】シーンに合わせて、栞を選ぶ

          世界中の人々から一瞬で忘れられてしまう呪いをかけられた女性アディ・ラルーの、孤独かつ壮絶な半生を描いた小説、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』。これは本当に面白いので、皆さんぜひ読んでください……!

          世界中の人々から一瞬で忘れられてしまう呪いをかけられた女性アディ・ラルーの、孤独かつ壮絶な半生を描いた小説、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』。これは本当に面白いので、皆さんぜひ読んでください……!

          茨城旅。 |袋田の滝の氷瀑を見に行く

          2024年2月。今年最初の旅先は、大学時代の友人と訪れた、茨城だった。 旅の目的は、日本三名瀑のひとつ、袋田の滝の氷瀑を見ること。 そして、日本三名園のひとつ、偕楽園にも足を運ぶこと。 「日本三〇〇」という消費社会の謳い文句に翻弄されているのは意識しつつも、やはり「三〇〇」と聞いたら、制覇したくなってしまうのが人間の性である。 今回は、旅先で撮影した写真とともに、思い出を振り返るnote。ぜひお楽しみください。 Day 1 偕楽園 江戸時代、水戸藩の藩主・徳川斉

          茨城旅。 |袋田の滝の氷瀑を見に行く

          【愛用ブックカバー紹介】シーンに合わせて、ブックカバーを選ぶ

          今回は、私が愛用している、お気に入りのブックカバーたちをご紹介。 私は、靴やバッグなどのファッションアイテムと同じように、ブックカバーも、気分やシーンに合わせて選ぶという提案をしたい。 例えば、手に取った本のジャンルや内容に合わせて、ブックカバーを選んでみたり。 ファッションやインテリアのコーディネートに合わせて、ブックカバーを選んでも良いかもしれない。 ブックカバーの選択肢をいくつか持っておくことで、読書ライフは、もっと豊かになる。私はそう思っている。 さあ、シー

          【愛用ブックカバー紹介】シーンに合わせて、ブックカバーを選ぶ

          今日も、読書。 |命懸けのサバイバルゲームを生き抜く

          命の危機を脅かされるような、極限のサバイバルゲーム。 現実世界では、なんとしても御免被りたい。小説世界だからこそ味わえる、最高にスリルのある状況。 2024年1月、偶然にも、立て続けに2冊のサバイバル小説を読んだ。 どちらもすごく面白かったので、今回の「今日も、読書。」は、おすすめサバイバル小説2選というテーマでお届けする。 非日常のエンタメとして楽しむのは勿論、現代社会をサバイブするための知恵や教養が身につく……かもしれない? 貴志祐介|クリムゾンの迷宮 この作

          今日も、読書。 |命懸けのサバイバルゲームを生き抜く

          小田雅久仁さんの『残月記』が非常に良かったのでおすすめ。 月をテーマにした3編のダークファンタジー🌖 月には現実と妄想の境界を曖昧にさせる魔力のようなものがありますよね。

          小田雅久仁さんの『残月記』が非常に良かったのでおすすめ。 月をテーマにした3編のダークファンタジー🌖 月には現実と妄想の境界を曖昧にさせる魔力のようなものがありますよね。

          #16 太宰治全部読む |『晩年』から『走れメロス』へ、試行錯誤の過渡期

          私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『津軽通信』では、太宰の短編の中でも戦争期に執筆された、”シリーズもの”作品たちを読んだ。「未帰還の友に」など、優れた短編も多く発見した。 16回目の今回は、『新樹の言葉』を読む。 「太宰治全部読む」も、ようやく終わりが見えてきた。果たして今回は、どのような作品なのだろうか。 太宰治|新樹の言葉 本作『新樹の言葉』は、太宰の作家人生では

          #16 太宰治全部読む |『晩年』から『走れメロス』へ、試行錯誤の過渡期

          #1 Tokyo Minimal Life. |まずは現状把握のルームツアー

          自分好みで豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」を始めます。 第1回目の今回は、現状把握。 ルームツアー形式で、自宅の現状を記録していきたいと思います。 基本情報私が住んでいる家は、約9畳のワンルーム。 ワンルームには、キッチンや洗濯機などの家電も含まれており、トイレとシャワーは別になっています。 お部屋はそこそこ広めですが、キッチンや家電を設置すると、意外にスペースが限られてき

          #1 Tokyo Minimal Life. |まずは現状把握のルームツアー

          どっぷりハマる、SF沼。 【おすすめSF長編3選】

          小説は何だってできる。人間が想像できることは、何だって。 どんなに突飛な超常現象も、銀河を駆ける星間戦争も、時間や空間を超越した恋愛劇だって、実現できる。小説に限界は存在しないのだ。 今回は、おすすめの長編SF小説をご紹介。 壮大な世界観に圧倒され、予想外の展開に翻弄され、主人公の覚悟と勇気に、胸を熱くさせられる。 そんな読み応え充分のSF作品を、3つ揃えた。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみていただきたい。 デイヴィッド・ミッチェル|ボーン・クロックス英国の

          どっぷりハマる、SF沼。 【おすすめSF長編3選】

          イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

          久しぶりの「イタリア旅。」、今回の旅先は、イタリア中部のトスカーナ州。 秋にピサ、冬にフィレンツェを訪れた時に撮った写真を眺めながら、イタリアの街並みの美しさについて、想いを馳せたい。 大学時代、イタリアで暮らしていたとき、私は肌身離さずに一眼レフを持ち歩き、ひたすら写真を撮っていた。 日本を出発する直前に、「美しいイタリアの街並みを撮るのに、良いカメラじゃないと勿体無い!」と思い立ち、勢いでCanonのEOS Kiss X9を購入したのだ。 その後、残念ながら手放し

          イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

          #15 太宰治全部読む |戦地から還らぬすべての友に

          私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『もの思う葦』では、処女作『晩年』から『人間失格』の頃まで、太宰の作家人生を横断する随想を読み、感慨に耽った。 15回目の今回は、『津軽通信』。津軽といえば、太宰出生の地だ。一体どのような作品なのだろうか。 太宰治|津軽通信 本作『津軽通信』には、太宰の後期作品、特に戦後の短編・掌編作品が収録されている。 これまであまり見られなかった”

          #15 太宰治全部読む |戦地から還らぬすべての友に