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本の棚 #153 『サイバーエージェント流 成長するしかけ』

「サイバーエージェント流」ときくと

なんだかおしゃれでおもしろくてすごそう。

勝手なイメージではあるけど、

そんな予想、期待にこたえてくれる本だ。

サイバーエージェントの上場前後から

組織が大きくなっていく中での葛藤、

失敗を繰り返しながらも常に前向きに

仕掛けていく、そんな姿勢にしびれる。

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面談では「足元と中長期をセットで聞くこと」

足元、つまり目の前の業務に集中しすぎて

視点が低くなったり、将来の自分に不安を抱く

そんな経験がないだろうか。

サイバーエージェントのデキる上司は

部下の中長期の方向性と今を「つなぐ」

このポイント抜きで、今だけに集中していると

息詰まって突然の退職、なんてことが…

そういうコミュニケーションをとる場が

少なくなっているとしたら

やはりつくるべきだろう。

マネージャーの仕事は「組織の成果を出すこと」

チームを盛り上げたり

メンバーを褒めたり、叱ったり、

これはあくまで手段でしかない。

それが目的となってしまい

雰囲気はいいけど成果が出ないという

なんとも言えないダメなチームになる。

いや、チームというより仲良し集団か。

マネジメントという視点から見たとき、
メンバーに明確な目標をセットさせることに成功すれば、その人のパフォーマンスは格段に上がります。

いい目標設定について最近考えることがある。

その人の行動の軸となり

余分な迷いを取り払った上質な目標。

それさえ設定して、約束できれば

マネジメントとして大きな進歩ではないか。

走り出してからの口出しばかりしていても

部下は一向に伸びない気がする。

一度目標設定に時間をかけてみよう。

人事制度は「流行らないと意味がない」

人事制度だけに限らず

何か新しい取り組みを始めるときに

どうすればみんな関心を持って

利用してくれるだろうか、と考える。

真面目にいったところで、散る。

残念ながら真面目さは、流行りとの相性が

そこまで良くないようだ。

その点プラスとマイナスが

ある程度はっきりしていると、流行る。

お笑いというプラスは、流行る。

逆に悪い噂というマイナスも、流行る。

どうせ流行らせるならプラスがいい。

ユーモアを取り入れて、初期の流行りを、

そこからは改善を積み重ねながら

第2弾、第3弾と手を打っていく。

全体に浸透するまでにはそれなりの

労力と時間と、ユーモアが必要だ。

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#読書 #推薦図書 #仕組み #制度

#組織 #成長 #曽山哲人 #藤田晋

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