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イラスト使ってもらいましたnote

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イラスト使ってもらいました。さまざまな方の物語を読むことができて、とても楽しいです。描いた者としてこんな特権もあるんですね。よければご覧ください。
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#小説

メイキング【イラスト使ってもらったマガジンについて】0110

メイキング【イラスト使ってもらったマガジンについて】0110

描いたイラストをみんフォトに登録し始めてから、使ってもらったイラストをマガジンにまとめるようになりました。

いやぁ、人の記事をマガジンにまとめるのって、初めはめちゃくちゃ緊張しましたね。
なんか勝手にまとめてるやついるぞ、とか怒られるのでは…と心配していましたが、ありがたいことにマガジンをフォローしてくれる方、マガジンを通じてスキやコメントをしてくれる方が遊びに来てくれて、作ってよかったなあと思

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歌詞/夜明けにサクラが吹雪いたら

歌詞/夜明けにサクラが吹雪いたら

夜明けにサクラが吹雪いたら
誰が気づいてくれるの?

たまたま通りがかった
朝帰りの女の子かな

夜明けに星が舞い降ったら
誰が気づいてくれるの?

眠れない夜に置き去りの
タバコをふかしたベランダで

ひっそり 出会った 美しい世界
君だけのものにしてもいいけど

好きな人がいるなら
絵葉書で伝えておくれ

ラッパ隊の音
小刻みなドラム
音のない景色の真ん中で
聴こえてきた行進はきっと
希望の世

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長編連載小説『レター』第181話。

長編連載小説『レター』第181話。

 祐太朗逮捕となり、警察は、送検する事も検討したが、伯父の罪が、暴力団との数回の接触だけだったので、送検を見送った。そして、祐太朗は、送検されず、2カ月間の勾留だけで済んだ。その間、寒いところに入れられ、伯父は、精神的苦痛を被ったと言って、弁護人を雇い、告訴も考えたようだが、祐太朗は、その時点で、すでに終わっていたのだ。警察は、本来なら、送検して、伯父の罪を白日に晒すところなのだが、警察は、この件

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君はキスの相手には適さない。

君はキスの相手には適さない。

僕が昼寝中君はそっとやってきて

僕が知らないところで

キスをした。

僕は気が付かずそのまま寝ていた。

いつの間にか君は消えていた。音もなく忽然と。

起きたら違和感があった。

何だか腫れぼったい。唇に君のぬくもり。

鏡を見たら赤く腫れあがっていた・・・。

そう君は僕の唇を奪った。

僕の知らないところでそっと。

Fin。

ここまで小説風に書いた。

嘘のような本当の話。

そう私

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笑う門には福来る #毎日ネタ出し63日目

笑う門には福来る #毎日ネタ出し63日目

【タイトル】

笑う門には福来る

【あらすじ】

日本一の漫談家になる。

私がそう決めたのは15歳の時だった。中学校の文化祭で友人と漫才をやることにしていたのだが、当日友人は風邪で休み。一人で出るしかなくなり、5分間話し続けたとき、笑ってくれた人がいたこと。これが私にとって大きな感動をよんだ。

それ以来、人前に立っては面白いことを言おうとし、ますます芸の道に進みたいという気持ちは高まっていた

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【悲報】マイナンバーカードを誰も作らない理由、判明してしまう

【悲報】マイナンバーカードを誰も作らない理由、判明してしまう

1 :

周りが誰も作らないから

4 :
更新が面倒

15 :
>>4
更新なんてあるの?

210 :
>>15
5年ごとかな

227 :
>>210
それは電子パスワードの更新や
カード自体は10年

5 :
持ってなくても不都合ないから

7 :
平日に来いとかアホやろ

大人も青春

大人も青春

1これは忙しい一日のはじまり

ナオコはケントにもたれかかって見上げた。
ケントの日焼けした、鼻筋の通った顔にナオコは微笑み、口を開く
「ケントって平井堅みたいだよね。どうしたらそんなに鼻が高くなるの?」
仏頂面だったケントがへらへらしながら答える。
「毎日、目ん玉押して寝るから彫りが深いんだよ」
ナオコが噴き出す。

シェアハウスの主のサトルがつまらなそうにゲームを辞めてつぶやく。
「ケント目が

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今日は漫画週刊誌の日

今日は漫画週刊誌の日

登場モノ

肉まん小五郎:肉まんの妖精、探偵

毛玉婆:毛玉の妖精

マンチカン万蔵:マンチカンの妖精

毛糸婆はテーブルの上に粉糖で真っ白くお化粧をしたシュークリームを
見つけた。あたりを見回して、誰もいないのを確認し、毛玉婆は一口、あんぐりと
これを食べた。

けれども中から顔をのぞかせたのは饅頭だった。誰かが饅頭に粉糖をまぶして
毛玉婆を驚かせてやろうとした。婆は饅頭には満足したけれど犯人を

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長編連載小説『流刑地』第18話。

長編連載小説『流刑地』第18話。

 天井の蜘蛛の巣は、まだ張ったままだ。誰も取らない。まあ、ロシアとか、そういった風土で、皆、知らんぷりだ。あたしは、改めて、この土地の冷たさを思った。凍土が延々続き、外れの流刑地は、冷たい。Instagramは、まだ使えないけど、地下鉄を出れば、使える。あたしのアカウントは、人数が多い。フォロワーは、結構いる。現地の人もいて、あたしの交友関係は広い。トルーニャは、ゆっくりと足を組み替えて、宙を見つ

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「ふわふわらいどおん」

「ふわふわらいどおん」

(雨が降りだす。)

男・あ。

男 語り・(口を開けて空をぼーっと眺める。)空から何か降ってくると口を開けてしまう。雨でも…(雪が降る)雪でも…(雷が落ちる)

(口の中に雷が。)

雷様 声・こちらに来なさい。

(雷の光に口を開けたまま連れてかれる。)

雷様 声・ふわふわらいどおん

(雲の上につく。雲の上にはソファーやテレビや机や扉がある。)

雷様・今日から君が暮らす場所だ。

男・…

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『催花雨』(500文字小説)

『催花雨』(500文字小説)

色節の「卒業」、「入学」と慌ただしいこの季節に不快な思いをさせる層雲が僕たちの頭上に止まる。寧亭と弥立ちが混同した心の奥底に眠る鬱屈にどうにもこうにも争うことができない。

3月10日、この地域は雨だった。街の中は鼠色に染色され、恰も二値化画像を見ているかのような錯覚に襲われる。それに僕は歓喜を上げた。土の湿り気によって粘性が増し、靴について汚れる。周囲に存在する銅像は年々、溶解していく様を見ては

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私が好きになった人は大学の教師で、仔猫に無条件の愛を与えていた

私が好きになった人は大学の教師で、仔猫に無条件の愛を与えていた

「銀座」と聞くと背筋が伸びる。

高級ブランドショップ。洗練された街並み。行き交う人々も、街並みに合わせるように整った服装をしている。ジャージ姿にスニーカーの人なんてどこにもいない。銀座だから、そういう人しか集まらないのかもしれない。銀座というひとつの街からはみ出さないように、馴染んでみせたい。

私は、自宅のドレッサーの前でいつもより丁寧に身支度をした。髪にスプレーをして湿らせ、丁寧に乾かしてブ

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ディズニーのクリップ買っちゃった🎵

ディズニーのクリップ買っちゃった🎵

 アルバイト開始まで秒読み体制❗お買い物や散歩で残された時を楽しんでいるわ。            わたくしだってたまには文房具買うのよ❗

 ディズニーのってわざわざクリップの表と裏で絵柄を変えてくれてて、芸が細かいというか、何と言うか……

今は、楽天カード💳のキャンペーン中。わざとカードを使えば100ポイントつくのよね~💦それも少額からカードを使わせよう、慣れさせよう、という、悪魔👿の

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ショートショート:モスキート高橋

ショートショート:モスキート高橋

 テレビをつけると、最近暗いニュースばかりが報道されている。容姿端麗で博識そうなアナウンサーが、ここ連日過重労働による失踪が増えているということを、深刻そうな表情で伝えていた。僕自身は、そのニュースをどこか他人事のように、聞いている。

*

 まだ寒い日が続くちょうど冬と春の中間地点、僕は昨夜からある深刻な問題に悩まされていた。

 それは、季節外れの小さな吸血鬼。つまり、蚊のことである。蚊だと

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