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今日は漫画週刊誌の日

登場モノ

肉まん小五郎:肉まんの妖精、探偵

毛玉婆:毛玉の妖精

マンチカン万蔵:マンチカンの妖精

毛糸婆はテーブルの上に粉糖で真っ白くお化粧をしたシュークリームを
見つけた。あたりを見回して、誰もいないのを確認し、毛玉婆は一口、あんぐりと
これを食べた。

けれども中から顔をのぞかせたのは饅頭だった。誰かが饅頭に粉糖をまぶして
毛玉婆を驚かせてやろうとした。婆は饅頭には満足したけれど犯人を見つけて卍固め
してやろうとやる気満々。

毛玉婆に頼まれて満開の桜の下を歩いて来たのは肉まん小五郎。彼は亡くなった父の名を継ぎ、探偵となっていた。

毛玉婆は早く早くと肉まん小五郎ををせかせた。彼は毛玉婆に、
あなたもまんがちだなぁ、と言いながら桜を満喫した。

悪い風邪が流行っていると言っても流石に花見は満杯の人出ですね、御婦人方は満艦飾で艶やかだな、これは目の満漢全席。
と一人満腔で満足した。

毛玉婆は、ああ、流行り病は万金丹でも万能膏でも治りゃしないよ。万劫末代語られるだろうねと顔を顰めた。それから饅頭の一件を肉まん小五郎に話した。

肉まん小五郎は犯人の小心な手口から慢性漫然体質のモノ、もしかしてマンかもしれないと推理した。毛玉婆に話をしてみると、どうやらいつも毛玉婆は一緒に暮らしているマンチカン万蔵のお八つを盗み食いしていることが分かった。

肉まん小五郎は万蔵にも話をしてみると、万蔵は万言を費やしても毛玉婆は盗み食いを止めないので仕返しにやったことを認めた。毛玉婆にこれを伝えると毛玉婆は自分が瞞着していたことを認め、万蔵に謝罪した。

こうして3人は毛玉婆のマンションのベランダから満月のまんどろ光の下でマンゴスチンとマンゴーを食べ満腹で満足し満面の笑顔になった。肉まん小五郎はまんがいっぱいの今日が習慣になればいいなと思った。

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!