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詩 コラム 徒然

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#リハビリ

え?⁉️  森のテラスで あいうえお

え?⁉️ 森のテラスで あいうえお

え?….前回まで ↓

主治医に ぼちぼちやってくださいと
送り出され
森のテラスへ…

“浮世雲さん お久しぶりですね
急に顔見れなくなって
皆で心配してましたが
如何されてましたか?”
満面の笑みで セラピストは呟く

実は コロナで寝込んでまして…

え?成り行きを説明し うつしたら
大変だと リハビリをお休みしていたと

色々な 話をしながら…
今回も 色々な話を 聞かせてもらう
丁度節目

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御祝いに “東頭”を贈りたい…

御祝いに “東頭”を贈りたい…

いつも いつも お世話になっている方が 呟く

“週末 ばあちゃんの米寿の祝いの席で

東頭(とうべっとう)を贈りたいのだが….”

茶テンダーは お茶をいれるのが嬉しい
お茶が売れたら もっと嬉しい
幼稚園児から 店番をしていたのだから

“はい 喜んで 御用意させていただきます。”

朝 目覚めてれて 硯箱を開け
筆を選び
墨を摺る

静かに静かに墨をする
呼吸をするかのような
墨の音が 心地

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森のテラスであいうえお そして ハリーポッターの手帳に 浮世雲

森のテラスであいうえお そして ハリーポッターの手帳に 浮世雲

小雪だけど 小春日和...,
回復期リハビリテーション病棟に出かけた....

“テラスに行きましょう”楓が 一度に色づいた...森のテラス

ポカポカ陽気
確認用の鏡をセットして
言語のリハビリが始まる

色々な話をしながら 
肩に背中にほぐしてくれる
代償の塊の身体
背中が張ると 顔が動かない….

“顔 動いて無いですねー”

脳の精密検査したけど
ドクターHも 何だろなーって….

意識す

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森のテラスであいうえお 回復期リハビリテーション病棟にて

森のテラスであいうえお 回復期リハビリテーション病棟にて

“いかがですか?”

診察室に入ると その一言から始まる

“先生 以前のように
台風前から 寝込まなくなりましたが
台風の最中 やっぱり寝込んでました。
相変わらず 涙だらだら
ほら 顔も 口も 動かなくて…”

口元を見詰める先生

本当ですね

“先生も 大変だったでしょう”

そう 首と背中がバキバキで....

“お互い 動物として 生きてますねー
以前はそんな事すら 気付かずに
生きて

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大雨の中 回復期リハビリテーション病棟へ ギランバレーに恋をして

大雨の中 回復期リハビリテーション病棟へ ギランバレーに恋をして

朝目覚めれて 

外は 大雨….

回復期リハビリの日だ….

紫陽花が頭を垂れるくらいの
大雨の中 向かった

“いかがですか?”
いつものように 微笑む 主治医。

“先生 鮎漁師始まって
半日 綱打って 戻って 
昼から寝込んで…

体力付けようと 投網7.5キロにして
打ったら 全身筋肉痛で 気が付いたら
腕の筋肉 落ちてしまって….
骨触れます….”

主治医は驚きながら 呟く

“負荷

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“良かったやん そこまで 回復出来て….”

“良かったやん そこまで 回復出来て….”

坊は呟く....

森のテラスで
トトロとの言語リハビリから戻り....

川へスパルタリハビリへ

そう 鮎漁師の仙人さまに
譲っていただいた
綱目3分の 投網を持って

久々の晴天
水は まだ 高い

それにしても この網は重たい
7.5キロを 担いで 束ねて 投げる
のである

いざ 実践

玉錘 
いつもは チェーンの錘

上手く投げれないのである
重たいし….

それでも 綱目があってい

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何事も無駄には成らず…

何事も無駄には成らず…

鮎漁師が始まる
川までは バタバタバイクで三分…
そのバタバタバイクが機嫌が悪い
昨年最終 川で止まった

原因は このレーシングキャブレター
マニアックに言うと
FCRキャブである。

バタバタバイク
たかがスクーターだけど
中身は 漁場までいかにはやく辿り着くかの レーサーである

でも 今は トラクターより遅い
あれこれやっても
ご機嫌斜め....

“捨てるか?”….
って 思っても 18

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雨の花見は イタリアで…

雨の花見は イタリアで…

一日中 雨 
仕舞いかけたヒートテックで身を包む

何のイベントも無い日
そんな時は 此処はイタリア🇮🇹へ出かける

我が家では サイゼリアを “此処はイタリア”と呼ぶ

イタリアを自転車旅して 食べた料理が
食べれる。

初デートは “此処はイタリア”に招くは
大アリだと 思っている。
良く頑張ってるなと…

千円のワイン開けて 料理を
鱈腹たべても

鰻登りの うなぎには 手が届かない

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目が覚めたら 目の前で ”岩崎宏美“が歌ってる….夢見心地

目が覚めたら 目の前で ”岩崎宏美“が歌ってる….夢見心地

心地よい音色に誘われて...
夢見心地

目が覚めたら 
目の前で 岩崎宏美が歌ってる

そう あの
岩崎宏美 御本人である

凛と まるでこんな風に....
スポットライトを浴びて
目の前に居る…

イノシシに追いかけられて目覚めた朝

春の嵐 風は冷たい
音のとても良いホールに招かれた

以前は 反田恭平が舞っていたホールである。

え? 前から二列目...って
ありがたいことである。

京都

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“無理はしないように” 雪山に ギランバレーを想う  浮世雲

“無理はしないように” 雪山に ギランバレーを想う  浮世雲

“如何ですか?”

主治医は 呟く

ここは回復期リハビリテーション病棟

“先生 二日旅に出ましたら
戻ってから しっかり いつもの
ように 寝込みました 二日半”

いつもの事ながら….
体力気力は 
以前の千分の一にも満たない

“こんなに長期に ギランバレーの患者さん看た事無いけど あそこまで基礎筋肉落ちると
なかなか 回復しないんですね”

文献には書いてあるけど

“先生 誰も筋肉痛起

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カメラを持って…旅の景色を  箱根強羅 

カメラを持って…旅の景色を  箱根強羅 

外は小雨
今宵は大雨になるらしい

夕暮れまでの ほんの間

景色を切り取りに 

門を出る

温泉街の 急坂
雨で 滑らぬように 降りて行く

目に入る 非日常の景色

駅員に 訪ねる

“写真撮りたいので入ってもいいですか?”

“どうぞ どうぞ 撮ってください”

そんな やり取りが 心地よい

深い霧の中 
少しずつ 近づいてくる

何故に旅を 重ねるか? 浮世雲な旅

何故に旅を 重ねるか? 浮世雲な旅

旅は続く

のぼせた身体と頭を 冷やすかのように
庭に出る

昨夜の嵐は 名残の紅葉に
冬の訪れを 突きつけたようである

名残の紅葉を…

移築された 建築物が
バランス良く魅せてくれる

茶室で お茶を一服を

突然 案内看板を 片付け出す御ねーさん
⁇⁇⁇

20名ほどの団体さんが 一度に入った
きっと水屋は パニックだな

諦めて

また 茶の庭へ

“菊を生ける”.  浮世雲のつぶやき

“菊を生ける”. 浮世雲のつぶやき

非日常の旅から 戻るとやって来る
そう 
エネルギー枯渇と寝込み….

でも
バタバタバイクに乗って 漁場を
眺めに
リハビリ リハビリ

鮎漁師は 川に居る時が心地よい
魚の気配は 無いけれど

長居するエネルギーは 無く…

戻って 寝込む
旅疲れ…

そうなるのは わかっているけど
非日常の空間に 招かれる
リハビリ リハビリ

山と川と雲と花を 愛でていれば
寝込む事も無く 一日が終わる

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“今日何食べようって考えている時が 幸せです”    神戸旅 徒然に

“今日何食べようって考えている時が 幸せです” 神戸旅 徒然に

普段観ないテレビ
ふと流れるフレーズ

そう 朝目覚めれた あさぼらけの時に
いつも 想う事

“今日 何食べよう”

旅は続いている

旅の途中も また 同じく
“お腹減った 何食べよう”

街を 歩く….
クリスマスの景色を切り取りながら