浮世雲 ukiyogumo 詩仙人
“ある朝目覚めたら立ち上がれない 御飯たべようにもお箸🥢持てない” でも 仕事に行かないと 這って行きましたが….. 一秒でも早い診断と 治療が必要な難病だった。 細やかな所見から 病名に繋がるよう 書き綴っていきます。 リハビリの風景 景色もウイットにご紹介を
図書館は知の宝庫。noteの世界に存在する記事を集めて保存します。『アカデメイア』の有志が管理する共同運営マガジンです。
“ある朝目覚めたら立ち上がれない 御飯たべようにもお箸🥢持てない” 一秒でも早い診断治療が必要な難病 ギランバレー症候群だった リハビリ風景もウイットにご紹介します 俗世間から消え 面会謝絶の五ヶ月間 仙人界(急性期病棟) 田園界(回復期リハビリテーション病棟)に 描き綴ったものです。 今回の投稿は記事ではありません。 自分の記事の目次をつくっただけです。 いわゆる本の目次みたいなもの。 ギランバレー治療の景色 リハビリの景色 そこで 観た景色など... 治療 リハビリ
朝目覚めれて 凍える朝 季節は秋から冬へ “持久力を試したいから 渋滞の中通勤をして来てください” 真顔で言われる 田舎から都会への一時間半の大渋滞 耐えれないのは わかっている “疲れると動けなくなるから”....と 呟くも... あさぼらけの頃 家を出る 三年三か月ぶりに 職場へ向かう朝 いつもの神社 神殿にて大祝詞を奏上して ギランバレーに恋をして スパルタリハビリを重ねながら 三年三か月も田舎で静かに静かに暮らしていた 新しい扉を開く朝 目の前の景色は 全
邪魔 三年三か月ぶりの同僚 驚き眼で人差し指を向け呟く…. “邪魔” 想定はしていたけれど “俺もここに来た時に言われたからと” 相変わらず本質は変わら無い 皆が呟く 毎日毎日 大変だと ギランバレーに恋をして 日常と非日常の狭間で生かされている それでいい 浮世雲拝
午前五時 朝目覚めれて あさぼらけの頃家をでる 見上げると満月🌕 東のそらは白け出す 急に冷え込み 雪の便りも ちらほらと 三年寝太郎の身体は リトマス紙のようで “静かな静かな田舎から 来ていますから” 大太鼓が響き出す 大祝詞を 奏上して 大海原へ それでいい 浮世雲拝
stray dog 職場に戻った 浮世雲私物と書かれた箱📦 ギランバレーに恋をした 三年三か月前のある日に 封印された箱だ 三途の川を渡っていたら遺品箱 中に居たのは 長年連れ添っている ギャラリーの招待状 “我を視てるようで” 玉手箱を開けない浦島太郎 浮世雲拝
今ここに居ると言う事 あさぼらけの中 家を出る 着いた頃には夜が明ける 変わらぬ景色にホッとする 馴染みのばあちゃん達が周りを 囲む “ひっさし振りやねー” 三年三か月 ばあちゃん達は 変わらず元気 朝拝が始まる 美しい所作に見惚れ いつしか時は流れている それでいい 浮世雲拝
三年三か月振り 初出勤 半日勤務から始まるも… 昼前には エネルギー枯渇状態へ… ギランバレーに恋をした身体は正直 “やばいハンガーノックで倒れる” そんな状態で訪ねたのは おにぎりかーさんの居るCASAさんへ あれ.. 珍しくジョー君も居る “おにぎりセット”ください 拘りの拘りのシンプルなおにぎりかーさんのおにぎり🍙に お味噌汁を 身体は欲していた。 ジョー君と いっぱいいっぱい話をする。 カウンセラーでもある彼は 喜び 手を叩きながら 満面笑みで聴いてくれる
骨の髄まで吸い取られ 骨は薬研で粉にされ 精も魂も尽き果てて 残る姿は 浮世雲🤭 三年寝太郎 午前三時 猫師匠に起こされ 朝目覚めれて… 午前五時半あさぼらけの中 家を出る 午前七時 いつもの神社で朝拝 “なんかありました?”って 三年寝太郎 極普通のサラリーマン 制服着ての初出社🤭 さてさて… 日常と非日常の狭間に 浮世雲拝
午前7時 胎に響く 大太鼓の音と共に 朝拝が 始まる “貴方はここに座りなさい”と 元気なばあちゃんは 三年前と何も変わらない 大祝詞が奏上され 清々しい空気感に包まれる ばあちゃんは呟く “貴方は守られているのよ”と…. 前日から 超絶スパルタ勤務のリハビリに 出かけた 幼稚園児の通園の練習のように 大雪や疲れた時に泊まる宿を取った フロントでバッタリと同僚に逢った “ご無沙汰しております”.... 狐に摘まれたように キョトンと見つめている 三年振りだから
森のテラスであいうえお “寒いけどテラスにしましょう” セラピストは呟く スッキリ青空 紅葉が映える 眺めながらずっと話してる あんな事こんな事 “予想外の展開に なんだか 愉しくなって来て”って 日常と非日常の狭間で生きている “なんだか愉しそうですね”と それでいい 浮世雲拝
朝目覚めれて... 寒過ぎて布団から出れない 昨夜は嵐の様な風だった 三年寝太郎 極普通のサラリーマンが始まった 超絶スパルタリハビリ勤務は 来週から.... “北風に乗って鮎は川を降る”田舎で暮らし 鮎漁師をするには 観天望気は 基本である 立冬 過ぎて 川で泳ぐのは もうやめようと ウエットスーツを片付ける 今宵の宴の手土産の天然遡上鮎を 獲りに漁場へ 久々である 激流の中に立ち 投網を打っていると “我 生きてるなー”って 川の神さまは 手土産の鮎を 程よ
立冬 朝目覚めれて 寒過ぎて起きれない 空が唸る “北風に押されて 鮎が降る” ウエーダーに着替え 今宵の宴の手土産を分けてもらいに漁場へ 高水の激流の中に立つ “我 生きてるなー”と.... 川の神さまは程よく落鮎を 分けてくれる それでいい 鮎漁師 浮世雲拝
朝目覚めれて... 玉手箱を開けない浦島太郎 日常と非日常の狭間にいる ふと見上げると 浮世雲 森の隙間から 観える空も好きである 夕餉も終わり ふと月見窓から覗く空 庭に出て眺めている 新月が近づくと こんな景色が広がる 西を向いたり東を見たり 一つ一つに 名前がついているらしいが 暫く眺め 冷えた身体を 布団に 潜り込ませる 静かに静かに 田舎で 三年寝太郎をしていた 日常と非日常の狭間 愉しみながら 過ごせれば それでいい 浮世雲拝
紅葉 暑い暑い夏の盛り “ある朝目覚めたら立ち上がれないお箸持てない” ギランバレーに恋をして 三年寝太郎の始まりだった ZERO零になり 寝たきりを経て スパルタリハビリを重ね 皆さんに 支えられ 紅葉が美しい朝 “何かありました?”って 新しい扉を開けよう 浮世雲拝
朝 目覚めれて... なんだか 良い天気になりそうだ... もう一眠りと 思ったが 身体は なんだか動き出す ギランバレーになる前から 眠っていた 40年前のクロモリ自転車を 引っ張り出して 組み立て始める 眠っていた シングルバーナーに ホワイトガソリンを入れる 茶葉を選び 御道具を選び風呂敷に包む “参加条件 それぞれのピクニック🧺スタイルを 持って来てください”ツイードピクニック 先日 お茶をいれてさしあげた方 古い街並みのテーラーに貼られた 一枚のポスター
晴天 朝目覚めれて クロモリ自転車を組む ツイードを選ぶ 琵琶湖畔でイベント “今日参加させていただきます”と 出発3分後自転車壊れる 相変わらず群れるのは苦手 後半追いつく サンドイッチをご馳走になり 心地よい音色と歌声に うたた寝を それでいい 三年寝太郎 浮世雲拝