浮世雲 ukiyogumo 詩仙人
“ある朝目覚めたら立ち上がれない 御飯たべようにもお箸🥢持てない” でも 仕事に行かないと 這って行きましたが….. 一秒でも早い診断と 治療が必要な難病だった。 細やかな所見から 病名に繋がるよう 書き綴っていきます。 リハビリの風景 景色もウイットにご紹介を
図書館は知の宝庫。noteの世界に存在する記事を集めて保存します。『アカデメイア』の有志が管理する共同運営マガジンです。
“ある朝目覚めたら立ち上がれない 御飯たべようにもお箸🥢持てない” 一秒でも早い診断治療が必要な難病 ギランバレー症候群だった リハビリ風景もウイットにご紹介します 俗世間から消え 面会謝絶の五ヶ月間 仙人界(急性期病棟) 田園界(回復期リハビリテーション病棟)に 描き綴ったものです。 今回の投稿は記事ではありません。 自分の記事の目次をつくっただけです。 いわゆる本の目次みたいなもの。 ギランバレー治療の景色 リハビリの景色 そこで 観た景色など... 治療 リハビリ
社会復帰 三年三ヶ月寝太郎 リアル浦島太郎だなと 目の前の景色は全く 変わって無かった その中に居る 自分自身が 変わっている事に気がついた きっと三百年くらい寝てたなって 日常と非日常の狭間で生かされている それで良い 玉手箱を開け無い浦島太郎 浮世雲拝
“朝拝の写真撮ってもらえませんか?” 友人の権禰宜さんから… 喜んで撮らせていただきますと… 師走の初日 カメラを持って朝拝に 担当の権禰宜さんが ご挨拶にと待っている “ポスター創りたいので”.... ばあちゃんにその旨を伝えて 太鼓の音と共に 朝拝が始まる 大祝詞の奏上に 玉櫛奉納 その景色は なんら昔昔と変わらないので あろうと 景色を切り取る 日常と非日常の狭間で生かされている “朔参りも していきなさい”とばあちゃん “もう仕事 始まるから” そんな会
お茶は古来から人々の体と心を癒してくれる飲み物として親しまれてきました。 あまりに身近で当たり前の飲み物になりましたが、本物のお茶を体感し、人々が茶に何を求め、茶が人々に何を与えてくれたのか。 そんなことに思いを馳せ、壮大な茶の世界に触れる機会となっていただければ・・と思います。
神の御加護やね 午前七時 朝拝の後 ばあちゃん達に囲まれた “全く別人だから分からなかった”と 五回死にまして寝たきり五ヶ月 ほど…お陰様でまた戻りましたと 呟くと “真清田さんの御加護やよ 私らも しっかり御参りしないと”って 毎朝元気に声高らかだと思いますが 浮世雲拝
ヘルプマーク 職場で問われる “障害者なんですか?” “難病のギランバレーに恋をしまして....” “ほら顔動いてないでしょ” “デザインがかっこいいから 気に入ってて” ついつい調子に乗って 後寝込んでしまうから 戒めの為につけている 眠りから覚めた三年寝太郎 浮世雲拝
朝目覚めれて 徒然 “働くのって大変ですね”久々の診察 職場復帰を 心配をしていた主治医が 呟く 先生 先ずは通勤の練習からと... 渋滞の中耐えれるか?って 渋滞の中来いと指示されるけど... 疲れたく無いから 朝四時に起きて... あさぼらけの空を眺めながら車を走らせ コンビニでコーヒー淹れて 空のグラデーションが美しくて BGMは 立川談志 噺家を目指すわけでは無いけれど 仕事のスタイルが変わり ずっとずっと 何時間も話すようになる 皆が言う “以前は
“見上げると….” 琵琶湖が観える ずっとずっと 前を通る度に 気になっていた森へ…. ふと見上げたら…. この景色を見据えて 何百年前に この地に 手を入れていたら… “粋だな”って なかなかやるやんって 玉手箱を開け無い浦島太郎 浮世雲拝
初氷 寒寒 朝目覚めれて あさぼらけの空を眺める 何やら足元がツルツル滑る 気温 マイナス1度 “凍ってる” 二日前は川の中 今朝は 森の中 後しばらくで 熱い熱い闘いが目の前で始まる 日常と非日常の狭間で 生かされている 玉手箱を開けない浦島太郎 浮世雲拝 初氷 寒寒
朝目覚めれて リハビリ帰り 漁場に 白鷺 川鵜が 集っていた。 家に戻り ウエットスーツに着替え バタバタバイク🛵で 出かける 先ずは投網 水飛沫が冷たい 何も魚の気配は無い 刺網を巻いて行くも 落鮎の気配は無い 全く雨が降っていないから 上流の鮎が 落ちて来ないのである 北風が吹き荒れ あっという間に 冬空に….. 昨年一昨年 スパルタリハビリ 泳いで綱張ってたなー 鮎漁師 浮世雲拝
朝目覚めれて 三年寝太郎は仕事に出かけた 何も変わらぬ景色に驚き‼️ 玉手箱は開けないけど 私物箱の整理で草臥れた 仕事終わり ふらふらになりながら 辿り着いた いつもの公園 ピカピカに磨かれたSLが居る 初めてこの地 この公園に来て 観た時に ゾクゾクとした。 ルーツを知って武者震いがした。 幼少期に動いているのを観た 祖父が運転していたであろうD51 そのものが目の前にあるのだから ゲートが開き人が居る “お久しぶりです” 三年三か月振りに話す 維持管理をしてる人
朝目覚めれて 凍える朝 季節は秋から冬へ “持久力を試したいから 渋滞の中通勤をして来てください” 真顔で言われる 田舎から都会への一時間半の大渋滞 耐えれないのは わかっている “疲れると動けなくなるから”....と 呟くも... あさぼらけの頃 家を出る 三年三か月ぶりに 職場へ向かう朝 いつもの神社 神殿にて大祝詞を奏上して ギランバレーに恋をして スパルタリハビリを重ねながら 三年三か月も田舎で静かに静かに暮らしていた 新しい扉を開く朝 目の前の景色は 全
邪魔 三年三か月ぶりの同僚 驚き眼で人差し指を向け呟く…. “邪魔” 想定はしていたけれど “俺もここに来た時に言われたからと” 相変わらず本質は変わら無い 皆が呟く 毎日毎日 大変だと ギランバレーに恋をして 日常と非日常の狭間で生かされている それでいい 浮世雲拝
午前五時 朝目覚めれて あさぼらけの頃家をでる 見上げると満月🌕 東のそらは白け出す 急に冷え込み 雪の便りも ちらほらと 三年寝太郎の身体は リトマス紙のようで “静かな静かな田舎から 来ていますから” 大太鼓が響き出す 大祝詞を 奏上して 大海原へ それでいい 浮世雲拝
stray dog 職場に戻った 浮世雲私物と書かれた箱📦 ギランバレーに恋をした 三年三か月前のある日に 封印された箱だ 三途の川を渡っていたら遺品箱 中に居たのは 長年連れ添っている ギャラリーの招待状 “我を視てるようで” 玉手箱を開けない浦島太郎 浮世雲拝
今ここに居ると言う事 あさぼらけの中 家を出る 着いた頃には夜が明ける 変わらぬ景色にホッとする 馴染みのばあちゃん達が周りを 囲む “ひっさし振りやねー” 三年三か月 ばあちゃん達は 変わらず元気 朝拝が始まる 美しい所作に見惚れ いつしか時は流れている それでいい 浮世雲拝