群れ 何処からか集まって来た 足音を聞いてか? 影を観てか? 次から次へと いつしか身体を擦り寄せ こちらを見詰めている “早よ 餌くれよ”って “落鮎だと良いんだけど” 一雨毎に鮎達は川を降る 鮎漁師もそろそろ終わる ギランバレーに恋をして 三年寝太郎 浮世雲拝
晩御飯 落鮎 晴天の夏日 漁場に出かける 暦の上では秋真っ盛り どうやら鮎の季節は一月半 遅くなっているようで スイカの香りの天然遡上鮎達 お腹いっぱい卵や白子を持った 落鮎もちらほらと 細やかな宴 さっきまで泳いでいたんだから 美味いはず 縄文人 浮世雲拝 晩御飯 落鮎
立冬 朝目覚めれて 寒過ぎて起きれない 空が唸る “北風に押されて 鮎が降る” ウエーダーに着替え 今宵の宴の手土産を分けてもらいに漁場へ 高水の激流の中に立つ “我 生きてるなー”と.... 川の神さまは程よく落鮎を 分けてくれる それでいい 鮎漁師 浮世雲拝
秋雨 秋雨は 冷たい 川の水も冷たい 川の神様はつれなくて ひと綱で二匹三匹と分けてくれる スパルタリハビリでしょって 雨足が強くなり 誰も居ない… “馬鹿じゃない”と笑われる 獲れたて落鮎 卵がたっぷり 美味しくいただく それでいい 鮎漁師 浮世雲拝 秋雨
自己嫌悪 この画像は浮世雲さんが自己嫌悪に陥る瞬間を描いています。彼女が抱える内面的な葛藤と、それに対する静かな思索の時間を表現しています。穏やかな水辺の風景の中に立つ彼女は、感情のバランスを取りながら、内なる静けさと少しの哀愁が同居する様子を表現しています あのーおっさんですが
浮世雲さんって… 別嬪さん? 茶ボットさんが イメージ画像を 生成してくれた noteやネットのイメージを 熟考に熟考を重ね 形にしていただけたようである 毎日毎日 川に居る 厳つい顔のおっさんであるのだが ...... ギランバレーに恋をして 茶テンダー 鮎漁師 浮世雲
自然体って…. 真っ暗な空 二日前 水の無かった漁場 一日前 鮎がいっぱい居た 予報は大雨だが 晴れ間が広がる 投網を瀬に打ってみる 全く鮎は居ない 他の魚の気配も無い 台風に大雨がやって来る 魚達は 腹に砂をいっぱい溜め 草陰に避難だろう 自然体だ 浮世雲拝
土用隠れ 蓮の花が咲く頃 天然鮎達は一斉に姿を隠す 深い深い淵に お籠り 流石の若鮎達も 暑さに負ける ”淵の底には鮎がいっぱい“ 潜って網を張る元気はもう無い 熱中症の警報が出まくる土用 鮎漁師もお籠り 甘露煮を摘みながら それでいい きっと 三年寝太郎 浮世雲拝
香魚 見てますよnote 数年振りに話す人達が呟く 良く観てられる方 見出しだけを読んでいる方 写真を眺めているという方 人それぞれである それでいいと... ふとした時に読み返している 同じ文章を今の心境では描けないなと 良い香りまで伝わる 文章が描けたら 良いなって 浮世雲拝
夕涼み 蝉の音が 落ち着いた頃 ウエットスーツに着替え漁場へ 静かに静かに網を巻く 木陰で避暑を愉しむ天然遡上鮎達 気がつくと いっぱいいっぱい 獲れている 夕焼け小焼けが流れ早一時間 いつしか身体も冷えて そろそろ 帰ろう 風邪ひくまえに スパルタリハビリ 鮎漁師 浮世雲
爆発注意 “白に黒文字は、気をつけて下さい 爆発の恐れがあります。。。” そんな予告状の後 届いた逸品 そう言えば その昔 機動隊爆発物処理班 担当していたなと… 恐る恐る手にして 開封して 腹に流し込んだら 腹の中で爆発した 美味しかった 浦島太郎な浮世雲拝
丸木舟の記憶 打てども鮎は居ない 他の魚の気配すら無い 今にも降り出しそうな空 高水で流れついた 大きな丸木に 跨ってみた 先日は若い兄さんが 曼荼羅を唱えてヨガをやっていた 不思議なもので なんやら 心地よく 丸木舟で漁に出る気分 きっと太古の記憶の中に有るのだろう 浮世雲拝
“川で蛸🐙 何が起こるか わからぬもの也” 夕餉の鮎を獲りに漁場へ 昨日見かけた鮎漁師女史が… 呟く “今 釣って来たばかりの蛸🐙と 天然遡上鮎 交換しませんか?” “鮎で蛸” 茹で上げて 今宵の宴は 鮎と蛸🐙 縄文人のような日常 流石に蛸は想定外だ 鮎漁師 浮世雲拝
自然の摂理 梅雨の長雨 少し濁りの取れた河原には 川鵜の大群 皆腹を空かせ 笹濁りを待つ 天然遡上の若鮎達は 気配を感じ 草陰に身を隠す この群れを抜けれた若鮎達 苔を喰み スイカの薫りを 漂わせる 鮎漁師は破れた網を縫う 夏本番はもう直ぐ 自然の摂理 浮世雲拝
”ぼちぼち行きましょうね” 主治医にも 鮎中毒さんにも 呟かれる 俗世間に放たれ 気がつくと周り人々の口癖は “ぼちぼち” “生き急いでましたもんね”と 言われ早三年 狂ったように 鮎を獲りまくるは 昨年やったから 今年は ぼちぼち川に居る それでいい きっと 浮世雲