“ZERO 零” 鮎漁師の呟き

聞こえは良い　

“ZERO 零”

鮎漁師としては　情けない....
所謂　釣り用語？　坊主　

打てども　打てども　一匹も捕れなかった

梅雨
本降りの合間　今だと漁場に出かけた
水位が多少変化した雨
ただ　水は冷たい

打ってみた　
全く鮎の気配が無い

鮎漁師のお爺が　打った後かもわからない

やはり　全く　鮎の気配が無い

上の堰堤に行くと　お爺が打っていた

そんな時でも　
鮎の活性が良い日は　直ぐに
上流向かって　鮎は刺す

全く居ないのである

諦めが悪く　荒瀬に打って
投網に　大きな穴を開けてしまった

“何やってんだか”....

午前中　
回復期リハビリテーション病棟へ
出かけた

リハビリテーション室へ入ると
外は　大雨

待っている間　
ふと　この投稿を読み返していた

ふと　トレーナーに支えられながら
歩行訓練を　されている人がいた。

眺めていた
まるで　少し前の自分を観ているかのように
パタン　パタンと　歩いてられる
四肢に力がはいらず　重心をずらさずに

ギランバレー症候群だなって....

言語のトレーナーと色々な話をする

ギランバレーに恋をして
歩け無くなって
パタン　パタンって　歩く練習を
始めたから　今　激流の中も
歩けるように　なったんだと

“良く歩けるように　なりましたねー”

お陰様で
普通に生きてたら　歩けない激流も
大丈夫

ZERO零には　
ならなかったんですね.....

激流の中　
暗示をかけられたんだなって....
ふと　思い出した....

スパルタリハビリ

さあ　帰ろう

ギランバレーに恋をして
ZERO零