落鮎の頃…. 鮎漁師の呟き
旅の途中 俗世間からのチケットが
やって来ていた
急に小忙しくなる毎日...
晴れた暑い日 久々に川に入ったが
鮎の姿は 無かった
喰み跡は いっぱいあるのだが...,
日に日に 小忙しさが増し
川に 近づく体力気力さえ無くなっていく
いつしか 夜 エアコンを切るようになっている
天然遡上鮎達を 手土産に 出かけた
三つの冷凍庫に 溢れるばかり居た
天然遡上鮎達...
今は 一つの冷凍庫だけ...
秋分の日を過ぎ 風は秋🍂
久々に川に出かけた
夕餉の 肴を獲りに....
毎日毎日 川に居たのに...
ここ数日の高水は 落ち着いたよう
時より 大きな鮎が飛んでいる
投網を打てども 鮎は居ず
刺網に 持ち替えて 網をいれる
卵を持った 落鮎が ちらほらと...
堰堤に 腰掛け 水面を眺める
誰も居ない
今から 日に日に 鮎が 落ちてくる
一雨毎に...
日に日に 小忙しさが 増して行く
俗世間からの チケットが 増えて行く
日も 沈んで 空が焼ける頃
さあ 帰ろう....
夕餉の肴は 川の神さまに 分けて
頂けたから...
ギランバレーに恋をして
三年寝太郎
鮎漁師 浮世雲拝