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「頭がいい人は難しいことをわかりやすく説明することができる」は本当だろうか
長文ファンの皆様おはようございます。
「頭がいい人は難しいことをわかりやすく説明することができる」とよく言われます。ある程度はそう言えそうなものの、やはり難しいことはどんなに説明上手でも理解が難しいこともあり得ます。
これは「わかることと、わかった感があることは違う」ところからやってきていると思います。どちらかというと「わかった感」の話をしていると思います。ではわかった感はどう生み出されるので
やりたいことをやっていくために必要なこと
今回はどうしても、ある特殊な「仕事論」の話を書いていきたいのです。
最初に、こういう話からさせてください。
普段から仲良くさせていただいている、お師匠兼お友達の精神科医の名越康文先生がいるのですが、名越先生との会話で、「自分の仕事で長生きする秘訣というのは、もしかしたら、100%本命の、自分のやりたいことをやらないことなのかも知れない。それよりも、自分のやりたいことから、ちょっとズレたことをや
日常的な料理には、日々食べ続けられる生活の工夫が詰まっている。「海の向こうの自炊」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加
自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。今年の4月から世界中の「日常のごはん」を求めて、海外に赴いている山口さん。なぜ「日常のごはん」に触れたいのか? その旅の目的と、出発に到る経緯について綴りま
もっとみる「変化の激しい時代」という言葉への違和感
思考は言葉でできている。だから、思考を深めるためにできることは、一つだけ。言葉を精査することだ。
以前に『思考停止を促す言葉を使わない』というnoteを書いたが、世の中には、意識せずに使うと思考停止を促す言葉が幾つかある。ぼくのnoteでは、そうした言葉たちについて何度か紹介してきた。
例えば、「頑張る」や「覚悟を決める」は、そうした言葉の代表格だ。
これらの言葉は、精神的興奮で課題克服を図
本当の理解とは、「分けて考える」の先にある
ぼくは昔から食べることが好きで、大学生時代はアルバイトで貯めたお金で、一流と呼ばれるレストランに足を運ぶことが趣味だった。
一流の料理人がつくる料理は、ただ美味しいだけではない。
そこには料理人の魂みたいなものが息づいていて、その人の哲学が凝縮されているように感じる。それは世界観といってもいいかもしれない。そういう料理を食べ終わると、いい作品を読み終わった後のような気持ちになる。
ぼくが思う
関係につける名前なんて問題にならないぐらいの、あなたなのだ。――「ことぱの観察 #15〔友だち(訂正)〕」向坂くじら
詩人として、国語専門塾の代表として、数々の活動で注目をあびる向坂くじらさん。この連載では、自身の考える言葉の定義を「ことぱ」と名付け、さまざまな「ことぱ」を観察していきます。
友だち(訂正) 三十になろうかという秋の夜、「お友達になりたいです」と言われた。この、もっぱら人づきあいが苦手で、友だちの少ない、そして「友だち」という語のうまく使えない、わたしが。そうメッセージをくれたのは同年代の女性で
幸せを取りこぼさない方法
初めて来た外国で、気が付けばまったくタクシーの来ない場所に取り残されていた。困っていると、知らない青年が「お金を払ってくれるなら俺が街まで送ってあげるよ」と提案してきた。あなたならその車に乗る? 乗らない?
今日は幸せを取りこぼさない話がしたい。
私の周囲には幸せな人が多い。私も概ね幸せな人生を送っている。生きていく上で、辛い思いもしたし哀しい出来事も経験した。苦い経験も頭を抱えるような気持ちで