おぬきのりこ@ジャズ歌手/文筆業

都内を中心に活動。2007年度日本ジャズヴォーカル賞新人賞受賞。2016年度日本ジャズ…

おぬきのりこ@ジャズ歌手/文筆業

都内を中心に活動。2007年度日本ジャズヴォーカル賞新人賞受賞。2016年度日本ジャズボーカル賞優秀歌唱賞を受賞。アルバム『Evergreen』『I'm in the mood for love』著書『アムールの交差点』新作CD『Baby in Jazz 』2022年リリース。

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初めまして。おぬきのりこ です。

私のお仕事は歌を歌うことです。 ジャンルはジャズという、一般的には難しいという印象を持たれている音楽です。ジャズは確かに大人の音楽として単純ではない側面もありますが、ジャズボーカルは一般の印象よりもずっと身近です。 例えば、ビールのCMで“On the sunny side of the street”を耳にしたことがある人もいるかもしれません。最近では、朝の連続ドラマで耳にした人も多くいるでしょう。あるいは、集合住宅のCMで“Someone to watch over

    • ベトナムに行ってきた

      常に遊んでるような私が、更に休暇までいただいてベトナムへ旅行に行ってきた。 私が主に滞在したのはダナンという街で、あちらはちょうど雨季に差し掛かろうかという季節。晴れた昼間は100mも歩かないうちに滝汗。雨が降れば涼しくはなるが湿度がえぐい。 残暑の厳しい東京を離れ、高温多湿の国へ武者修行である。 ベトナムという国は、とても暑かった。 どこにも涼しいところがなかった。 バリ島よりも、シンガポールよりも、ずっとずっと暑く感じた。タイも暑かったけど、建物の中はえぐいくらいエ

      • ここのところ猛烈に忙しくて、昨日は隙間時間に立ったまま昼ご飯を食べるくらい。夜は夜でロックとブルースの人達と宴席。そこでは音楽の話に夢中で終わり、ちゃんと食べてないことに気がついた。腹に溜まるのは酒ばかり。こんな感じが数日続いた なので今日は美味しいものが食べたい! 願望実現✨

        • カツラの取れたマネキンの頭に見える人~❣️ #新幹線のひとり遊び

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        初めまして。おぬきのりこ です。

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        記事

          ほぉれ、ほぉぉぉれ。台風コロッケがニュースになってるよ! https://news.yahoo.co.jp/articles/810050bb01695c251d0891a2feda237f6f3db146

          ほぉれ、ほぉぉぉれ。台風コロッケがニュースになってるよ! https://news.yahoo.co.jp/articles/810050bb01695c251d0891a2feda237f6f3db146

          予定通りになる不思議

          本日は台風の影響で新幹線のダイヤは大幅に遅れが出ている。 私は天気予報を見る習慣はないが、台風が来ていることはさすがに知っていた。しかしそのせいで新幹線が遅れるということにはまったく考えが及ばなかった。これまでにも触れたことがあると思うが、私には一般常識がない。なんなら自動発券機で切符を買うのもまごまごする。(それなのに首都高速を運転するのには問題はない)今回も狼狽えつつ新幹線の切符を買った後、改札を通ってから「あれ? なんか電光掲示板の表示がおかしいよ?」と気がついたくら

          台風の日には

          いつからだろうか。いや、むしろもう誰もそんなことはしていないのだろうか。 台風の日には、コロッケを食べる。 ということを。 近所の揚げ物屋さんは「台風だ! 今日はコロッケが飛ぶように出るぞう」と張り切って仕込みをしているに違いないし、スーパーはコロッケ売り場でいつもの三倍のコロッケを売っているに違いない。 それを確認したいけど、そこそこ強い雨と風なので、出かけるのが面倒くさい。Uberでコロッケを運んでもらうか。いや、それとも冷凍のコロッケがひとつだけ残っているのをこの

          パラレルワールドが好きすぎる件

          小さい頃、自分の暮らすこの世界は植物人間で寝ている自分が見ている夢かもしれないと思ったことがある。都市伝説でも、ドラえもんの最終回としてそのような設定が語られたこともあった。 全然話は違うが、当時 ”草食系男子” という言葉がよく使われていた頃、若者と語りたがりのおじさんが草食系男子という意味で「植物系男子」と言っていたことがあって、そりゃもうディストピアですねって返答したら、きょとんとされことがある。 話を戻そう。 パラレルワールドとは、ある時点から分岐した並行世界の

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          真夏に飲むホラー

          ところで皆さんは「ほ」という文字を真剣に書いたことはあるだろうか。やったことのない方はぜひやってみてほしい。「ほ」という文字を何度も書いていると、そのうち「あれ ”ほ” ってこんな字だっけ?」と「ほ」に疑いの感情が生まれてくるのだ。あれ? これ「は」じゃない? みたいな。で「は」を書くと「ほ」の眉毛を書き忘れたやつ…みたいに感じてきて「は」も「ほ」も全部疑わしくなってくる。では「は」に眉毛を付けたら「ほ」になるのか。それはもう「め」に眉毛をつけたら「あ」になると同義語だ。では

          #26 求めよ、さらば見つからん

          かつて若かりし頃の私のアメリカ一人旅の記録です。 前回の更新から何ヶ月も経ってしまっているので、全然わからんちんになっているかと思いますが、下のリンクで復習してみてくださいね。復習するにしては重たすぎる文字数ですけどね。しかも、さっき気がついたのですが、前回の旅日記に貼っていたリンク先がうんとこさ間違っていました。先程、しれっと直しておきました。 さぁ、気を取り直していきましょう。 前回はアメリカのパワースポット、セドナでの不思議体験を記録したものでした。この日、不完全燃焼

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          拝啓 たね様 ぽん酢、買いました。 これで私もEverything needs PONZU.と世界に向かって叫べます。PONZU民として、ぽん酢はぽん酢であり、だからこそぽん酢はぽん酢なのだと、世界に向かってしっかりと発信していきたいと思います。 ところでぽん酢は汁物ですか。

          拝啓 たね様 ぽん酢、買いました。 これで私もEverything needs PONZU.と世界に向かって叫べます。PONZU民として、ぽん酢はぽん酢であり、だからこそぽん酢はぽん酢なのだと、世界に向かってしっかりと発信していきたいと思います。 ところでぽん酢は汁物ですか。

          頭の中で常に音楽が鳴っている

          一年で一番悲しいのは夏至。 一年で一番期待値が上がるのは冬至。 常々、これはMの方々の心理と似ていると思っている。 彼らの中には、一年に一度だけプロの縄師に縛られるという幸福を自分に与える人がいる。一年間我慢して、ようやくその日その時が来た悦びはさぞかしだろうと思いきや、そうではないという。彼らからすれば、縄師に縛られる日は、一年で一番悲しい日なのだという。 縛られる瞬間は素晴らしいひと時なのだが、悦びを感じれば感じるほど、その悦びの終わりを思い知らされる。終わりを迎え

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          今日、何を作るか

          想像するに、家族のために毎日お料理をする人は、献立を考えるのが本当に大変なんだろうと思う。そもそも、人様はどんな献立の食事をしているのかも私は知らない。一汁一菜なのか、一汁二菜なのか、一汁三菜なのか。っていうか、汁はいるのか? 私は汁を作る習慣がない。 小さい頃、お味噌汁は美味しくないから嫌いだった。 なんのためにお味噌汁があるのか、さっぱり理解出来なかった。お味噌汁より美味しい汁物はたくさんあるのに、なぜ毎日お味噌汁なのか。 母は食事には必ずすまし汁が添えられる食卓で育

          セレンディピティな話

          恥ずかしながら、Podcastを更新しました。 今回は『セレンディピティな話』というタイトルです。 先日noteに投稿した記事の内容と一部重複しますが、残りの9割はほぼ意味のない内容なので、強制的に眠りたいときになどに聴くといいかと思います。 来週から音声データの編集ツールが変わるので、もしかしたら今後はこれまでと違ったBGMだたったり音質だったりすることになるかもしれません。ちょっと試しに使ってみたい気もするので、都合がつけばすぐにまたPodcastを更新するかも。

          退院前夜の事件

          私は、夜の病院に興味があった。 入院当夜は、興味本位で一般の人が立ち入ることの出来ない時間帯を狙ってうろうろしてみたりもした。当直の看護師さんが忙しそうにしている様子も眺めた。 病院の夜はちょっと騒がしい。 どこかから聞こえるモニターアラームの音、永遠に終わらない電話の保留音みたいなショパンのノクターン、ナースコールの音等、昼間よりはずっと落ち着いてはいても、終わることなくこれらの音は流れ続ける。 どこでも眠れるからと、病院で安眠を期待していたがそれはすぐに諦めた。音が

          ずっと信じてきたもの

          あなたの信じている世界。 それはどんな世界だろうか。 私は先週入院をして、手術をして、先週のうちに退院した。詳しくは先の投稿をご一読いただけると入院の内容がわかるかと思う。 実は入院する数日前、手術をするにあたっての再検査をしていた。 血液検査や患部のレントゲン検査等が主な検査内容だった。大きな病院だったので、検査結果はすぐにも医者の手に渡り「うん、肝臓の数値もいいし血液検査には問題なし! 十分な健康体ですので、手術できますね」というお墨付きを頂いた。 ところで私はサプ