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創作に役立ちそうな記事

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小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
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2021年5月の記事一覧

【同人】自立するクソ厚いカバー付き再録文庫本を推し印刷所で出そう【400P対応テンプレ配布】

【同人】自立するクソ厚いカバー付き再録文庫本を推し印刷所で出そう【400P対応テンプレ配布】

※BL好きによるBL好きのための記事です。
※二次創作BL同人誌の表紙が出ます。個人製作で、版元とは一切関係ありません。BL二次創作への理解がある方のみご覧ください。

A5でしか同人誌を出してこなかったオタクが、はじめてカバー付き文庫本を出したレポ&400Pまでに対応したワードのテンプレ配布記事です。
(もちろんページが少なくても使えます)

ちなみにこれが……完成品になります。
画質ガビガビク

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【マロ返】読んでもらいやすい小説の投稿方法とは

【マロ返】読んでもらいやすい小説の投稿方法とは



お便りありがとうございます!
おマイナー村ですのね。おマイナーの場合は、あまり数にはとらわれない方がいいかもしれませんわね。

また料理の例ですけれど、みんな大好きハンバーガー屋さんもいれば、お手頃価格のうどん屋さん、憧れの高級料亭、はたまたこだわりのくさや専門店もある訳で……。

限界集落でみんな大好きタピオカ屋さんを開いても集客効果は薄いでしょうね。マイナー食材ならなおのこと。
人の目につ

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次々作品出せる人の頭の中って、どうなってるの?

次々作品出せる人の頭の中って、どうなってるの?

小説を書いている人の中には、プロアマ問わずに次々と作品を出している人がいます。昔の私も考えずに書ける時期がありましたが、意識し出してからは書く頻度は減りました。

そんな私が、次々アイデアが思いついて、作品を生み出せる人について考えてみました。

次々作品を出す人は、常にアンテナを張っています!
日常にアンテナを張るというのは、創作者だったらしている人は多いと思います。

ただ、アンテナを張るって

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ダンジョンレシピ~Dragon#227より~

ダンジョンレシピ~Dragon#227より~

「ダンジョンとは、部屋とモンスターとトラップと宝箱をゲーム展開的に配置すればいいってもんじゃない!」というのがこの記事(The Secrets of Successful Dungeon Building)です。

ダンジョンが生まれてくる歴史と必然性に思いを馳せながら、製作の過程を追っていきましょう。 

ダンジョンが作られた目的を決めよう「建物は意味もなくそこに建っているわけではない。必ず、何

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私がやってた公募の使い回しの話

私がやってた公募の使い回しの話

久しぶりにnoteを書こうかと思っていたところで、マシュマロが飛んできました。ありがとうございます。

公募の使い回し、よく耳にするし気になりますよねー。私も公募しているときは気にしてました。
正解なんてどこにもないと思うのですが、色んな情報を目にしながら、私はこういうスタンスで使い回ししてたよって話でも書いてみます。

◆新作を書き続けるのが基本使い回しをするとしても、これだけは絶対に守ろうと思

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引用は手で集めたい

引用は手で集めたい

私は、読んだ本の中で気に入ったフレーズ(引用)をひたすら集めています。

これは趣味のようなものかもしれません。noteに記事を書くときに挿入あるいはタイトルに使用することもあるけれど、それ以外にも、かなり大量の引用をストックしています。

たとえばこんなふうに。

僕はとうとう芸術とはほんとうに何のためのものかということが、少くともある意味で理解できたのだ。芸術とは人ひとりに喜びを与えるものだ。

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エッセイストに向いている人、いない人。

エッセイストに向いている人、いない人。

を、考えてみた。

すんげー簡単で、おそれ多いんだけど、これにかんしては「エッセイを書きたい」と願える人ならだれでもなれると思う。

けっして「エッセイ」をあまく考えているわけではないよ。

そもそもエッセイとはなにか。

エッセイの定義はさまざまあれど、「日々のできごとや過去の記憶を、いろんな角度と熱量で観察し、そこにそっと自分の考えを添えた文章」がエッセイだ。

起きたできごとや想いをただ書く

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物語が走り出す瞬間を楽しむために

物語が走り出す瞬間を楽しむために

【493】

性懲りもなくnote毎日更新を続けている。惰性ではないし、嫌々でもない。引き際を失ったとも思わない。"今か今か"とタイミングを見計らってるとかそんなのでもない。
確かに継続することについてどうして行こうか考えることは増えた。《そのとき》を考えながらも今なおヒントをきっかけに文体や文字数などに変化をさせる。書き方のスタイルはこうやって積み重ね磨くことが出来る。
1ヶ月前からこの頃書いて

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【質問箱】 カギカッコ後の一字下げ

【質問箱】 カギカッコ後の一字下げ

 ダービーは完敗したので2021年の馬券購入はこれをもって潔く打ち止め、来週からは「POG」というお金を賭けずに楽しめる別の遊びを始めてみますよ、と予告だけしつつ、今日は真面目にご質問にお答えします。

 いや質問箱さん、中揃えじゃ意味ないやん。

 まあ仕様なので致し方ありませんね。
 おそらくこういうことだろうと思います。

 小説の字下げについて。
 かぎかっこの会話直後は、段落が変わってい

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デフォルメした性格と関係値でキャラクターのセリフを書き分ける方法 |逢坂千紘

デフォルメした性格と関係値でキャラクターのセリフを書き分ける方法 |逢坂千紘

 こんにちは、あいさかちひろです。

 今回は「複数の登場人物が同時に会話に参加しているシーンの情報処理」というテクニカルな質問がいくつか来ていたそうなので、取り上げてみたいと思います。

 先に断っておかなければならないこととして、会話の情報処理はスタイル次第です。それぞれのこだわりがありつつ、どれが正解ということはなく、つよく主張すればスタイルウォーズまったなしです。

 こうした処理が文体化

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【質問箱】 風景描写について

【質問箱】 風景描写について

 有難いことに質問をいただいたので、私なりにお答えします。

 風景描写について。

「ジャンルによる」というのはまさにその通りだと思います。たとえばエンタメ小説であるにもかかわらず、とりたてて著者の意図がない(意図の感じられない)風景描写がくだくだと並んでいたら、そりゃ楽しめませんよね。一方で純文学的なアプローチで描きたいはずの題材で、風景描写をすっ飛ばしてセリフとト書きだけの「小説」なら、いっ

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【第8回】視点・人称によるメリットとデメリット<初級編>

【第8回】視点・人称によるメリットとデメリット<初級編>

 最近、モノカキTIPSがめっきりご質問に頼りっきりになっておりまして大変に申し訳ない限りだったので、今回はね、通常回にしてみようかなと思います。たまには技術論でも語ってみましょうかね。

 というわけで、今回のTIPSは、皆さんが迷われるかもしれない、小説の地の文における人称・視点の問題について。お話させていただきます。一回目は初級編ということで、とてもベーシックなお話。

■視点の種類 さて、

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あなたの「想造」を整えてくれる本|松岡圭祐著『小説家になって億を稼ごう』|monokaki編集部

あなたの「想造」を整えてくれる本|松岡圭祐著『小説家になって億を稼ごう』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第五回です。前回の週刊少年ジャンプ編集部『描きたい!! を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』の記事は、普段「monokaki」を知らない方にもたくさん読んでもらえてうれしかったです。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所が

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「なぜ、“ひらく”のか」への考察

「なぜ、“ひらく”のか」への考察

漢字で書ける語句をひらがなで書くことを「ひらく」、その逆に、ひらがなの語句を漢字で書くことを「とじる」(=ひらかない)、これらを総称して「(漢字の)閉じ開き」といいます。

この「閉じ開き」は、テキストの読みやすさ、伝わりやすさ、さらに、誤読を避ける気づかいなどに直結します。デザイン制作物だけでなく、メールやSNSなど、文字ベースでのコミュニケーションが多く行われている現在では、ビジネススキルのひ

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