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脳神経科学

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記事一覧

【本の要約】 鈴木祐さんの『最高の体調』をまとめてみた。狩猟採集民族の生活から探る、「最高のパフォーマンス」を得るための科学的なメソッド!

【本の要約】 鈴木祐さんの『最高の体調』をまとめてみた。狩猟採集民族の生活から探る、「最高のパフォーマンス」を得るための科学的なメソッド!

こんにちは。今回は初の試みとして、本の要約をしてみたいと思います。
最初にご紹介するのは鈴木祐さんの『最高の体調』という本です。

サイエンスライターである鈴木さんは本をいくつも執筆されています。『無(最高の状態)』『ヤバイ集中力』などで知られていて、今回ご紹介する『最高の体調』は15万部以上も売れたベストセラーです。コミック版も発売しています。鈴木さんは16歳から科学論文を年間5,000本以上読

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発達障害の人が「メタ認知」を鍛えるべき理由について当事者が解説する

発達障害の人が「メタ認知」を鍛えるべき理由について当事者が解説する

こんにちは。りおです。
今回は、「発達障害のメタ認知」について書きました。メタ認知とは、僕のnoteを読んでくださる方は馴染みがあるかと思います。今回は改めて一つのテーマとして取り上げて記事を書きました。

メタ認知とは、感情対処や人間関係構築などに大きく関わり、生きるうえで非常に重要な能力です。メタ認知がないとストレスコントロールや対人関係などにおいて支障が生じ、結果として生きづらさの原因になっ

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ASDのフラッシュバックのメカニズムと対策

ASDのフラッシュバックのメカニズムと対策

こんにちは。りおです。久しぶりの投稿になります。
今回はASD(自閉スペクトラム症)の特徴としてよく見られる「フラッシュバック」について解説します。

僕自身が当事者でありフラッシュバックにひどく悩まされていました。
僕は書籍やネット記事を通じてフラッシュバックが起こる仕組みについて学び、専門家の力を借りたり自分でケアしたりすることで対策することで克服することができました。
今回は、僕自身の経験も

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生きづらさを抱える全ての人に脳科学を学んでほしい

生きづらさを抱える全ての人に脳科学を学んでほしい

こんにちは。
今回は、「生きづらさを抱える全ての人に脳科学を学んでほしい」という話をします。
自己紹介でもお話させてもらったように、私はハンデをたくさん抱え、生きづらさを感じています。
自分と向き合うために瞑想の実践や仏教の学習を行なっておりますが、最近は脳科学の勉強も始めました。

脳科学と言われると難しい話で身構えてしまう方もいるかもしれませんが、医学論文を読んだり専門書を読んだりする必要はあ

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【集中力や思考力UP!】 1日●分の高速音読がADHDの脳の構造を変えてくれるという話

【集中力や思考力UP!】 1日●分の高速音読がADHDの脳の構造を変えてくれるという話

☆2024年2月時点で250部以上売れています。
★2023年6月29日に加筆しました。
★満足いただけない場合は返金申請も受け付けております。

◇◆◇◆◇

こんにちは。りおです。ご覧いただきありがとうございます。

私は1日20分間の音読を初めて2年半近く経ちますが、様々なプラスの効果がありました。音読は、発達障害で悩む皆さんに絶対に実践してほしいと思っています。ヨガや瞑想など「発達障害に効

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生きづらさを感じる全ての人に「マインドフルネス」を学んでほしい

生きづらさを感じる全ての人に「マインドフルネス」を学んでほしい

今回は私が最も興味を持っている分野である、「マインドフルネス」についてお話したいと思います。
私がマインドフルネスを実践し始めてから数年が経ちますが、マインドフルネスが私の生きづらさ軽減にかなり役立ってきました。
これまで、脳科学の学習や物を持たない暮らしの実践など様々なものを取り入れてきましたが、
私の人生最も役に立っているものはこのマインドフルネスです。

マインドフルネスは全ての人に有効であ

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なぜ僕は瞑想するのか② ~瞑想の効果~

なぜ僕は瞑想するのか② ~瞑想の効果~

こんにちは。りおです。

「なぜ僕は瞑想するのか」の第2弾です。
前回の記事の記事は僕の瞑想との出会いについて書きましたが、今回は僕が実際に瞑想を習慣化したことで感じた効果について書きます。

瞑想の効果に関する情報はネットで検索すれば脳神経科学に基づいた客観的なデータと共にごまんと出てきます。
そのため今回も前回同様に自分の体験ベースで、なるべく自分の言葉で書いています。
毎日15分の瞑想を半年

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自責や不安の原因!? 「脳の自動操縦モード」(デフォルト・モード・ネットワーク DMN)に注意しようという話

自責や不安の原因!? 「脳の自動操縦モード」(デフォルト・モード・ネットワーク DMN)に注意しようという話

今回は、最近注目を浴びている脳の機能 デフォルトモードネットワークについて書きました。
誰でも持っていて、さらに1日中のほとんど稼働している脳のこの機能。「脳の自動操縦モード」と呼ばれ、様々なメリットを持つ一方で私たちに様々な弊害をもたらします。
自責や脳疲労や不注意の原因であることがわかり、うつ病や発達障害の治療のヒントになるかもしれない、とも言われています。

十分に学び対策することで、うつや

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脳の「自動操縦モード」へ対処して、自責や不安を軽減しよう

脳の「自動操縦モード」へ対処して、自責や不安を軽減しよう

前回の記事では、脳の「自動操縦機能」であるデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に気をつけようという話をしました。

DMNは私たちにひらめきや創造力を与えてくれる一方で、脳疲労や不注意の原因でもあります。
さらに、DMNが働いている最中は、意識が「今ここ」になく、主語が「I(私)」から始まる自動思考が発生しやすいと言われます。
自分で気づかないうちに、意識が過去と未来を行ったり来たりして自分

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「生きづらさ」を和らげるために実践している4つのこと

「生きづらさ」を和らげるために実践している4つのこと

こんにちは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
今日は、自分の「生きづらさ改善」のために実践していることについて書きました。

簡単に私の身の上の話をします。
自己紹介の記事でも書いたように、私は常に劣等感や自己否定感を抱きながら生き続けていました。幼少期から普通の人が当たり前にできることができなかったり、周りの人に否定されたりすることが多かったことが理由です。
そのまま自分に「No」を突

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生きづらさの正体「発達性トラウマ」と、心身の不調のメカニズムについて解説します

生きづらさの正体「発達性トラウマ」と、心身の不調のメカニズムについて解説します

0.はじめに
皆さんは「発達性トラウマ」という言葉を聞いたことがありますか。
普通の「トラウマ」や「PTSD」との違いは何? 「発達障害」との違いは何? といった疑問を感じる方も多いかもしれません。
「発達性トラウマ」は、「発達障害」ほど馴染みのあるワードではありません。
しかし、実は皆さんが感じる生きづらさのベースになっていて、これを学ぶことは生きづらさ解消のヒントになってくれます。

より多く

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【発達性トラウマ】 自律神経系を鍛えて、生きづらさを和らげる

【発達性トラウマ】 自律神経系を鍛えて、生きづらさを和らげる

2023年5月1週目において「最も読まれた記事の1つ」に選ばれました!
※返金申請も受け付けております。申請方法はこちらをご覧ください。

こんにちは。りおです。

前回は、ポリヴェーガル理論を基に、発達性トラウマについてお話しさせていただきました。
今回は、「自分でできるトラウマの解放のためのワーク」についてお話させていただきます。

セラピストが行う心理療法やボディワークは、現在日本に入りつつ

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マインドフルネス瞑想で、なぜ発達障害(ADHD・ASD)の特性が改善されるのか、当事者が解説する

マインドフルネス瞑想で、なぜ発達障害(ADHD・ASD)の特性が改善されるのか、当事者が解説する

※ 2023年6月時点で200部以上ご購入いただいています
※ 2023/6/15 加筆しました
※ 瞑想の詳しいやり方についてはネットにたくさん情報があるのでこの記事では割愛しています(初心者向けのおすすめ書籍を最後に紹介しています)

瞑想は発達障害の特性(不注意や衝動性など)を軽減してくれる効果があります。ADHD・ASD当事者である僕も瞑想を続けた結果、「瞑想で人生が変わった!」と言えるほ

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