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億を売る妻

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専業主婦だった妻が自宅で始めたビジネスが 億を売上げるまでになりました。 大きな願望もない妻がなぜ成功できたのか。 そんな妻の姿を見続けた夫である私(otto)がお届けする実話を…
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#起業

億を売る妻No.27 組織の力に気づく

億を売る妻No.27 組織の力に気づく

妻がロボットになってしまったものの、
やはりそのやり方では、 
妻に何かあった時の事を考えると、
危険なやり方には変わりありません。
住所の手打ち入力をなくす為に、
あらゆる策を講じていきました。

マンションの友人などにも、
手入力をなくす方法を相談したり、
入力を実際に手伝ってもらったり、
でもそんな事だけでは
何の解決にもなりませんでした。

そんな最中にハローワークで
出していた求人の応募

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億を売る妻No.22 複数の事を同時進行で進める

億を売る妻No.22 複数の事を同時進行で進める

妻は1日の時間を、
一つの事にだけに時間を
割くようなことはしません。
いくつもの事を同時に進めていきます。

朝起きてから、
メイクや髪のセットの身支度をしながら、
売れた商品と売上をチェックしていき、
私にコーヒーを入れさせながら、
現在の在庫をチェックし、
私に服の着替えを手伝わせながら、
商品の仕入先に連絡をとり、
週末の友達との飲み会の日時を決めながら、
アルバイトさんと仕事の連絡をとり

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億を売る妻No.19  1日だけの事を考えて生きる

億を売る妻No.19 1日だけの事を考えて生きる

3人目の子供を産んでからも、
やはり仕事が中心の生活でした。

妻に時々この先どうなりたいのかを、
聞く事があったのですが、

「いつもどうなりたいかとかは
まったくない」

と答えが返ってきます。

「今年の売上目標とかはあるのか?」

と私が質問しても、

「1か月の売り上げ目標すらない」

と妻は答えます。

妻はおそらく

ビジョンを持つという感覚がわからない

のです。

なぜなら妻は

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億を売る妻No.17  予測で判断しない

億を売る妻No.17 予測で判断しない

アルバイトさんに、
来てもらうようになってからも、
自宅マンションでの
仕事を続けていました。

始めは1人のアルバイトさんに
手伝ってもらっていましたが、
徐々に販売数を増やしていきました。

極力リスクは避けたい妻でしたが、
梱包作業が追いつかず、
アルバイトさんが
2人、3人、4人と増えていき、
マンションは、
在庫で溢れ返り出していきました。

3LDKのマンションで、
家族4人在庫まみれ

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億を売る妻No.16  秒単位のスピードにこだわる

億を売る妻No.16 秒単位のスピードにこだわる

妻との仕事は正にスピードとの戦いでした。
朝が起きられない妻ですが、
起きて自身の身支度を済ましてからは、
自分が起きる時間が遅いのが、
原因にも関わらず、
私に、
「早く! 早く! 遅い! 遅い!」
と連呼してきます。

子供達を「起きろー!」と叩き起こし、
起きない時は寝ている状態で、
朝ごはんも食べささずに、
保育園に預ける事もありました。

いつも保育園を出るところから、
業務がスタートし

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億を売る妻No.15  妻との協力関係を築く

億を売る妻No.15 妻との協力関係を築く

私が妻の商売を手伝うようになってからは、
主には私が家事全般をするようになっていき、
その他は妻と共に商売の売上を上げる為に、
奔走する日々となっていきました。

はじめは、
妻からも会社で貰っていた給料よりも、
自分で稼いでもらわないと困ると、
言われていました。

認めてもらう為には、
妻にはない別のやり方で貢献できなくては、
ならないと思いました。

妻が仕入れた商品を、
自分で考えた売り方

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億を売る妻No.14 徹底的にリスクを避けようとする

億を売る妻No.14 徹底的にリスクを避けようとする

新築のマンションも完成し、
実家を離れて新しい暮らしがはじまりました。
妻も1人で仕事をする事では、
手が回らなくなっており、
アルバイトさんに来てもらう事になりました。

私の仕事はというと、
営業のインセンティブも、
基本給にプラス7万円くらいは
付くようなっていました。
営業面では順調だったのですが、
上司との折り合いが悪くなっていました。

私も30代半ばに差し掛かっており、
ある程度自分

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億を売る妻No.13 商売というゲームにハマっている

億を売る妻No.13 商売というゲームにハマっている

実家での妻は、
育児と家事を完全に私の母にまかせ、
商売に専念していました。
そして商品数も徐々に増えて行きました。
定年後の父親も妻の梱包などを、
手伝うようになり、
私も会社から帰宅後に、
夜中まで梱包を手伝う事もありました。
私だけではなく、
私の両親をも巻き込んでいきました。

そして実家の家には、
在庫の種類や数が段々と増えていき、
私が帰宅してもひたすらに、
商売の事をやり続けていまし

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億を売る妻No.12  商売を最優先させて生きる

億を売る妻No.12 商売を最優先させて生きる

同居する際に両親からは、
半年だけと言う条件だったので、
その後はどうするか、
ということになっていました。

これからの事を考えると、
賃貸で住むよりも、
分譲マンションを買って、
ローンを組んだ方が良いと、
親の提案もありそうする事にしました。

しかし妻はマンションを買う事に
まったく興味を示さないのです。

私がマンションの事で相談しても、

「立地はこっちの土地勘ないし、
よーわからん。

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億を売る妻 No.2 今したい事を最優先に選ぶ

億を売る妻 No.2 今したい事を最優先に選ぶ

別の日、ギャンブルが大好きな彼女との会話の流れで、
競艇場に行くことにりました。
当日待ち合わせ
競艇場に向かいました。
もう間もなく到着するというとき、
遠目に競艇場が見えてきたくらいから
助手席の彼女は目をキラキラと輝かせながら、
でもソワソワと待ち切れない様子で、

「早く急いで!」

と叫んできました。

そして到着するなり全力で走りながらレースのモニターの所へ駆け寄り、
目を血走らせなが

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億を売る妻 プロローグ

億を売る妻 プロローグ

私(otto)にとっての20代後半から30代前半は人生のどん底にいました。
夢を諦め、仕事も上手くいかず、お金もない。全てに自信をなくしてしまい、
浴びるほどお酒を飲む日々を送っていました。

しかし、今の妻との出会いをキッカケに、
人生が好転していきます。
自らの好転と言うよりは、
彼女に引っ張られながら好転していきました。

そして6年前彼女が自宅で初めた商売が、
今では億を売上げるまでに成長

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