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十六夜文庫という場所
私の祖父母の家には、生活としての家のほかにもう一つ平屋があった。その家にはそこら中所狭しとあらゆる本が置いてあった。夏休みなどは、そこで一日中本を読んで過ごした。小さいときの記憶は、読んだ本のことばかり。自分の知らない世界のことを知ることが楽しかった。
その平屋は『十六夜文庫(いざよいぶんこ)』という。
曾祖父が作った私設図書館だ。
ちなみに今は―——もう形を残していない。
プレイングワ
私の祖父母の家には、生活としての家のほかにもう一つ平屋があった。その家にはそこら中所狭しとあらゆる本が置いてあった。夏休みなどは、そこで一日中本を読んで過ごした。小さいときの記憶は、読んだ本のことばかり。自分の知らない世界のことを知ることが楽しかった。
その平屋は『十六夜文庫(いざよいぶんこ)』という。
曾祖父が作った私設図書館だ。
ちなみに今は―——もう形を残していない。
プレイングワ