- 運営しているクリエイター
#創作大賞2024
アイアム・山門文治【note創作大賞エッセイ部門】
00:ヒーロー太宰治は防空壕のなかで、子どもたちにちょっと不思議な小噺を聞かせたという。
ぼくの大好きなエピソードだ。
上空には、自分たちを爆撃するために上空に旋回するB29は、想像するよりもずっと大きく見えたという。轟音を発する鉄の塊がこれからすることは、はるか下に生きる具体的な生命を奪うために、爆弾を投下することだった。爆撃を守るにはあまりにも心細い要塞。それに中は暗く蒸し暑い。
防空壕
もしも、野原に花まるが咲いてたら。【不登校って、なにか詩ら?】
noteに投稿を続けていると、思いがあっという間に言葉になって、そのまま記事になるときと、書いても書いてもまとまらず、何万字も下書きに言葉を連ねてようやく形になるときとがあります。
どちらがいいわけでもなく、どちらに、より愛着があるわけでもありません。
記事はただ、それにふさわしい方法で、ある日、ちゃんと生まれてきます。
書いても書いても思うようにまとまらないと、焦る氣持ちばかりが募ってしまう…
新紙幣と鬼平のメロディ
このあいだの夜、父が我が家にやってきた。21時頃のインターホンに驚くわたしに、父は笑顔を向けた。
「友達にな、新紙幣かえてもろてん。見せに来たでー」
ソファに腰をおろした父の手には、まっさらなお札が一枚おさまっていた。北里柴三郎の肖像が見てとれる。7月3日に発行されたばかりの、新しい千円札だ。
わたし「へー、ニュースで見てはいたけど、1000のフォントがおもしろいねぇ」
父 「そうか?
「書く」。「書かない」。
「てがみさま」というお話を書いたことがあります。
手紙の神様。てがみさま。
大切に書いた手紙には神様が宿ることを──短いお話にしました。
封筒を開け、折りたたまれた便箋をひらくと、おかっぱ髪の女の子の神様が、ちょこんとそこに現れる。それが、てがみさま。
そのお話を書いたのは、もうずいぶん前のことです。
誰かに手紙を届けるのが、いまよりずっと身近な時代でしたから、ちょこちょこと、お礼状など書く習慣
本当にやりたいことをやる覚悟を決めたら世界がひっくり返って生きるのが楽しくなった話
こんにちは!ヲキタです。
ヲキタは現在、理学療法士として病院で働いています。資格を取ってから10年、現場で働いた年数は8年になろうとしていますが、その間ずっと
「本当は別にしたいことがある気がする」
と思っていました。
これだけ読めば、よくある話なような気もします。
でも、実際にやりたいことが何かなんて分からなかったし、仮に何かやりたいと思っても飽き性な自分は物事を続けられることが少なかっ
変化する人と、しない人のちがい。
色彩療法士、コミュニケーション講師としてクライアントの心理面にアプローチをする仕事をしていた30代の頃の話です。
さまざまなクライアントとの出会いが増えれば増えるほど、カウンセリングや講座などをとおして、劇的に変化する人をたくさん見てきました。
ですがその一方で、なかなか変化しない人もいるということを実感してきました。
すぐに変化する人としない人の違いは何なんだろう?
変化しない人は、どうし
書いててよかったって夜を探してる
書いてて絶望したこと、あったかなあ。
思うように書けないことは、何度もあった。
だけど、書くのをやめようとは思わなかった。
だけど、たった一回だけ。
noteのアカウントを消して、逃げて無かったことにしようかなと頭をよぎったことがある。
楽しい話じゃないけれど、今日はその話をしようと思う。
今年の春先くらいだったかな。
いつものように、まったく書けない時期がやってきた。それに加えて、季節の変
「片付けると幸せになる説」は本当なのか。
今日はめちゃめちゃ伝えたいことがあって勢いで書いています。巷でよく言われる、アレです。片付けたら幸せになるとか、手放すといいことがやってくるとか? それについて、気づきになるヒントのようなものを見つけたので、共有させてください!
ご近所の田中さん
あるとき、ご近所の田中さんに声をかけられました。田中さんは、70代のご婦人です。
「お庭のミモザがきれいに咲いたのよ〜」
「ちょっと待っててね」