佐藤真琴 がん患者さんの日常生活を豊かにする場所クリエイター

がん患者さんの日常生活を豊かにする場所を作っています。PEERは病気やその治療や生きづ…

佐藤真琴 がん患者さんの日常生活を豊かにする場所クリエイター

がん患者さんの日常生活を豊かにする場所を作っています。PEERは病気やその治療や生きづらさを抱える人たちへ、安心できる場所と正しい情報、そして使うと暮らしやすくなるサービスづくりに取り組んでいます。株式会社PEERの創業者で社長です。

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記事一覧

ジーラスタを貼る位置 いつもの服のウエストラインの下に貼るよ

こんにちは。がん患者さんの日常生活で困ることをなくしたい会社PEER(ピア)のさとうです。今日は、お腹にくっつけておくポンプみたいなお薬の話です。 お腹にくっつけて…

Speak、初めての資金調達 #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。 …

実世界で自分に似たような患者さんに出会うのは難しい (がんの場合)

がんを体験する確率は二人に一人です。そう言われるとがん患者さんはたくさんいるような気がしますが、実際にがんになってみると周りに同じようながん患者さんがいない不思…

理解されない後遺症 がん治療後も続く倦怠感に悩む方と周りの方へ

こんにちは。がん患者さんが困ることを減らして暮らしやすくしたい会社PEERのさとうです。普段はがん患者さんのお話を聞いたり、その困ったことを解決する仕事を作っていま…

目指せ登録者数1万人!正確なマーケティングで本当のところを可視化する #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。…

がん患者さんの日常生活の辛さを解消するメディアSpeakについて #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。…

がん治療で体重が増えちゃう理由と、治療中から気をつけること。

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの代表さとうです。がん患者さんのお話を聞いたり、困りごとを解決したりする仕事をしています。今日は、乳がん…

抗がん剤治療で脱毛する方へ 院内ウィッグ相談室ならではのメリット

こんにちは。患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERのさとうです。がん治療を行う病院では、治療が始まる前に副作用の脱毛をカバーできる方法を提案してくれます。その…

病院のWi-Fi環境はナローです。

こんにちは。がん患者さんのお話を聞いて困ったことを解決する会社PEERのさとうです。病院にパンフレットを置いたり相談会の担当をしている時にWi-Fi環境を調べてみました…

まずはここから レガシーな抗がん剤から、最近の免疫チェックポイント阻害薬までを簡単にまとめ

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者さとうです。私は主にがん患者さんのお話しを聞く仕事をしています。ここでは、普段がん患者さんとお話…

がんと統合医療〜代替療法、伝統医学療法を上手に活用するには

がん患者さんとお話をしていると、約半分くらいの方が何らかのサプリメントを飲んでいます。そこで、サプリメントや針・きゅうなどの身体療法は、どう使うと効果的なのかを…

上手に相談するコツを知ろう

「何でも相談してね」と言われても、相談するのも説明するのも難しいと悩んでいませんか。人に話すと疲れる人もいます。 がん患者さんの相談を受ける仕事をしている私は、…

抗がん剤の副作用、脱毛。髪が抜けるが辛くて、生えてきたらめんどくさいのです。

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者です。患者さんの話を聞きながら、みんなの気持ちをまとめて発信しています。今日は、生えてきたら嬉し…

抗がん剤について優しくて詳しい解説 よく知って正しく対応しよう

がん治療で広く使われる「抗がん剤」という治療方法について、みなさんはどのくらい理解していますか。ここでは抗がん剤についてもう一度おさらいして、抗がん剤の副作用と…

がんになった後の食生活 気をつけることはありますか

がん患者さんによく聞かれる質問の一つに、食事の話があります。病院では、何を食べてもいいですよ、バランスよく色々食べてね、と言う感じで、がんに対しては特にこれがい…

20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件 2 ハードなポイント

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者で代表の佐藤真琴です。がん患者さんの話を聞いて、それを解決する事業を作る仕事をしています。今回は…

ジーラスタを貼る位置 いつもの服のウエストラインの下に貼るよ

ジーラスタを貼る位置 いつもの服のウエストラインの下に貼るよ

こんにちは。がん患者さんの日常生活で困ることをなくしたい会社PEER(ピア)のさとうです。今日は、お腹にくっつけておくポンプみたいなお薬の話です。

お腹にくっつけておく「ジーラスタ」ボディポットを見たよお客さまが「お腹にこんなのつけちゃったのよ(ふふふ)」ってジーラスタを見せてくれました。ジーラスタは、抗がん剤治療で白血球の数が下がる時に使う薬で、白血球数を増やす効果があります。

白血球が落ち

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Speak、初めての資金調達 #Speakやってて思うこと

Speak、初めての資金調達 #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。

初めての方へ:Speakって何かについては、こちらの記事をご覧ください。

がん患者さん専用のSNSの開発と運用のためのお金を集めるクラウドファンディングをやってます。

がん患者さんが抱える悩みの3割、生活と気持ちのことを解決

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実世界で自分に似たような患者さんに出会うのは難しい (がんの場合)

実世界で自分に似たような患者さんに出会うのは難しい (がんの場合)

がんを体験する確率は二人に一人です。そう言われるとがん患者さんはたくさんいるような気がしますが、実際にがんになってみると周りに同じようながん患者さんがいない不思議について、乳がん患者数の統計を使って解説します。がん患者さんたちがSNSやネットで検索したくなる気持ちを納得してもらえるはずです。ネットを使うメリットを理解した上で、便利なネット情報を上手に使うための注意点についてもお伝えします。

乳が

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理解されない後遺症 がん治療後も続く倦怠感に悩む方と周りの方へ

理解されない後遺症 がん治療後も続く倦怠感に悩む方と周りの方へ

こんにちは。がん患者さんが困ることを減らして暮らしやすくしたい会社PEERのさとうです。普段はがん患者さんのお話を聞いたり、その困ったことを解決する仕事を作っています。今日は、治療が終わったのに身体の感覚が戻らないだるさについて、個人的な経験も含めてご説明します。

治療は終わったのに、まだだるい。元気がでない。治療も終わったし、もう元気に仕事や家事などいつものことが前みたいにできると思っていたの

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目指せ登録者数1万人!正確なマーケティングで本当のところを可視化する #Speakやってて思うこと

目指せ登録者数1万人!正確なマーケティングで本当のところを可視化する #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。今回は、Speakのユーザー数が1万人になると、何が起こるのか、です。

初めての方へ:Speakって何かについては、こちらの記事をご覧ください。
がん患者さんの日常生活の辛さを解消するメディアSpeakについて

がん患者さんを「

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がん患者さんの日常生活の辛さを解消するメディアSpeakについて #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の辛さを解消するメディアSpeakについて #Speakやってて思うこと

がん患者さんの日常生活の嫌なことを減らしたい会社PEERのさとうです。ここ数年エネルギーを注いでいるSpeakというプロジェクトについて、日々思っていることを書きます。最初に、Speakのご紹介です。

Speakで、がん治療と社会生活を両立させようSpeak(スピーク)は、がん患者さんの日常生活を豊かにするメディアです。特に、がん治療と社会生活の両立を考える働き世代をターゲットに、治療と副作用と

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がん治療で体重が増えちゃう理由と、治療中から気をつけること。

がん治療で体重が増えちゃう理由と、治療中から気をつけること。

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの代表さとうです。がん患者さんのお話を聞いたり、困りごとを解決したりする仕事をしています。今日は、乳がん治療をしたのになぜか太ったんだけど!という乳がん治療と肥満の話を、現場のお話も交えて解説します。

太る理由その1:薬の副作用がん治療というと、食べられなくて痩せたり、弱ったりするイメージがあるのではないでしょうか。実際のところ、抗がん

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抗がん剤治療で脱毛する方へ 院内ウィッグ相談室ならではのメリット

抗がん剤治療で脱毛する方へ 院内ウィッグ相談室ならではのメリット

こんにちは。患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERのさとうです。がん治療を行う病院では、治療が始まる前に副作用の脱毛をカバーできる方法を提案してくれます。その相談窓口の一つ、ウィッグ相談室の効果的な使い方をお知らせします。

事前に要確認⭐️抗がん剤には、脱毛するもの、しないものがある抗がん剤治療のお薬には、脱毛の副作用があるものがあります。全部の抗がん剤で脱毛があるのではないのですが、抜け

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病院のWi-Fi環境はナローです。

病院のWi-Fi環境はナローです。

こんにちは。がん患者さんのお話を聞いて困ったことを解決する会社PEERのさとうです。病院にパンフレットを置いたり相談会の担当をしている時にWi-Fi環境を調べてみました。限定的なエリアの話ですので、そんなもんかと思って読んでください。

コロナ対策をきっかけに、病院にフリーWi-Fiがやってきました最近、病院に公共Wifiが入ってきまして、すごくいいなぁと思っています。静岡県、福岡県の田舎エリアで

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まずはここから レガシーな抗がん剤から、最近の免疫チェックポイント阻害薬までを簡単にまとめ

まずはここから レガシーな抗がん剤から、最近の免疫チェックポイント阻害薬までを簡単にまとめ

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者さとうです。私は主にがん患者さんのお話しを聞く仕事をしています。ここでは、普段がん患者さんとお話ししながら、よく話題にのぼることを解説しています。今日は、「最近の薬のカテゴリーの話」です。

がんを薬で治療することを「がん薬物療法」と言いますがん、薬、というと、抗がん剤とイメージしますが、抗がん剤以外にもがん治療に使う薬があります

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がんと統合医療〜代替療法、伝統医学療法を上手に活用するには

がんと統合医療〜代替療法、伝統医学療法を上手に活用するには

がん患者さんとお話をしていると、約半分くらいの方が何らかのサプリメントを飲んでいます。そこで、サプリメントや針・きゅうなどの身体療法は、どう使うと効果的なのかを考えてみました。

実際のところ、半分以上の人がチャレンジしている。統計情報を調べてみると、厚生労働省の統合医療に関する情報ページ「eJIM」(いーじむ)によると、65%の人が何らかの補完療法を使用したことがあるそうです。これは海外の研究結

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上手に相談するコツを知ろう

「何でも相談してね」と言われても、相談するのも説明するのも難しいと悩んでいませんか。人に話すと疲れる人もいます。
がん患者さんの相談を受ける仕事をしている私は、患者さんたちからこんな言葉を聞いてきました。相談しようと思っても、何をどう説明したらいいのか。順番に話すことが苦手、わからないことがわからない、とにかく不安、結局どうしたらいいのか教えてほしい。そうですよね、わかります。そんなときは、相談の

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抗がん剤の副作用、脱毛。髪が抜けるが辛くて、生えてきたらめんどくさいのです。

抗がん剤の副作用、脱毛。髪が抜けるが辛くて、生えてきたらめんどくさいのです。

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者です。患者さんの話を聞きながら、みんなの気持ちをまとめて発信しています。今日は、生えてきたら嬉しい、でもちょっと大変な髪の毛の話です。

抗がん剤には、脱毛するもの、しないものがある抗がん剤治療のお薬には、脱毛の副作用があるものがあります。全部の抗がん剤で脱毛があるのではないのですが、抜ける副作用があるお薬もあります。抗がん剤と副

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抗がん剤について優しくて詳しい解説 よく知って正しく対応しよう

抗がん剤について優しくて詳しい解説 よく知って正しく対応しよう

がん治療で広く使われる「抗がん剤」という治療方法について、みなさんはどのくらい理解していますか。ここでは抗がん剤についてもう一度おさらいして、抗がん剤の副作用との付き合い方を考えてみましょう。

目次

1. 抗がん剤は、「がん薬物療法」に使用される薬のひとつ。

2. 多くの人が体験する嫌な副作用と対策

3. ネットで見た対策、チャレンジする前にに看護師に相談してください。

4. 大切なこと

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がんになった後の食生活 気をつけることはありますか

がんになった後の食生活 気をつけることはありますか

がん患者さんによく聞かれる質問の一つに、食事の話があります。病院では、何を食べてもいいですよ、バランスよく色々食べてね、と言う感じで、がんに対しては特にこれがいいとかこれがダメはないと言われます。そう言われると気になりますよね。私も気になります。ということで、がん患者さんの食事について、食事ががん治療にどんな影響があったのかを調べた研究論文をひとつご紹介いたします。

7259人のがん患者さんが参

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20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件 2 ハードなポイント

20代、30代のがん患者さんの人生がハードモードな件 2 ハードなポイント

こんにちは。がん患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEERの創業者で代表の佐藤真琴です。がん患者さんの話を聞いて、それを解決する事業を作る仕事をしています。今回は、以前に書いたこちらの記事の続きです。

確認:AYA世代とは、15〜39歳のことです。AYAとは、Adolescent and Young Adultの頭文字をとった言葉で、思春期と若年成人のことです。日本では15−39歳のがん患者さ

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