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AIと僕らの未来予想図

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AIと僕らの幸福って同じなのかもって話
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#社会

AI技術は人を救えるか

AI技術は人を救えるか

OpenAI社のChatGPTがリリースされてから1年が経とうとしている.この1年間の間にAI議論について多くの場所で行われてきた.AIに関して懐疑的な意見をもつ者や先進的な意見をもつ者、あまり関心がない者など多くがAIについて様々な視点を持ち意見を拡大させている.正にAIブームの3波の真っ只中だ.

AIについて世界から注目を集めたのは今から70年も前のことだ.1956年にダートマス会議と呼ばれ

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フェーズ3に移行した意思決定の変化

フェーズ3に移行した意思決定の変化

僕らは日本人は大化の改新を経て天皇中心の世の中を作り上げ、今では天皇は日本の象徴として政治的意思決定は中央政権が行なっているということが常識的に根付いている.

しかし実際は天皇が実際に権力を行使して政治的意思決定を行なったというよりは天皇の立場を利用して横にいる側近が政治的意思決定を行い天皇の実行力を使って世の中に反映させていったという方が正しい.

歴史の教科書に出てきたであろう摂関政治や関白

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全てのライフスタイルが自然になる時

全てのライフスタイルが自然になる時

1919年のスペイン風邪、ペストを乗り越え2020年に新たな敵が現れ、経済も人間の生活スタイルも大きく変化した.

その変容期でテクノロジー×人間の身体性を考えて全てが自然としてライフスタイルに組み込まれてくる.その自然環境にはテクノロジーとロボットが魔法のように存在して僕らの社会を支える役目を果たしてくれる.

100年前のイギリスでは「Dr.Wise on Infulenza」と呼ばれるサイレ

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テクノフォビアとキカイとイノベーション

テクノフォビアとキカイとイノベーション

最近やたらと思うことがある.2022年の10月を機に幾度となくメディアがAI関連に敏感になり、多くの場所でAIに関する議論であったり情報が共有されていること.

僕の学校でもAIについて少しだけ学校の授業中に触れる機会があってディープラーニングとは?みたいな授業があったんだけど、内容は「AIってすごいよね〜」話で「教育と社会では完全に分離した存在なんだな」と改めて理解することになった.

でも意外

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士農工商とカーストを日本モードにする

士農工商とカーストを日本モードにする

紀元前1〜3世紀の編まれた「後漢」の中に「士農工商」という話が出てくる.ここでは言葉としての話で意味としての定義は百姓のような「あらゆる職業の人々」という定義だった.

日本では豊富秀吉によって兵農分離が進められ、刀狩令を出し職業間で差をつける身分の上下を明確にする形を確立させた.それが江戸時代に入り家康によって明確に士農工商として身分制度を確立させたのだ.

この身分制度は江戸幕府が天皇に大政奉

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僕らはネコになってキカイに使われる

僕らはネコになってキカイに使われる

最近noteでよくネコとキカイについて書く機会が増え、X(元Twitter)での発言も多くなった.そこで今回はネコとキカイについて改めて考えていきたい.下のリンクから過去のネコとキカイについて触れた文章が読めるので参考にしてほしい.

最近の直近の高校生の将来の夢ランキングを見ると1位に国家公務員・地方公務員が入ってきて2位はシステムエンジニア,4位に教育従事者となっている.

中学生の方が面白い

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ユートピア的ディストピアの構築

ユートピア的ディストピアの構築

今思えば僕らの質量世界と仮想世界とのユーザーインターフェースはほぼ見えないほどに薄れてきている.ジャロン・ラニアーによってVRの世界が想像され始め、意識はVR空間に移住し始めようとしている.特に今の世界が性別的な思想や宗教や人種をルールベースでのフラット化を目指している現状を見るとこの話は虚言ではないように思えてくるはずだ.

しかしそこで考えかなければいけないのがユートピアの世界とディストピアの

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戦争は人を必要とするのか 

戦争は人を必要とするのか 

2003年アメリカ大統領がイラク戦争を始め、打倒フセイン政権を掲げ連日イラクの政府関係者施設への爆撃を繰り返していた.

イラクは湾岸戦争時にアメリカから提示されていた大量殺人兵器の生産と保持を禁止されていた.しかしそれを破り大量殺人兵器を保持しているというのが戦争の勃発原因だった.(実際には大量殺人兵器の確認はされなかったのだが)

その時の戦争の特徴は少し変わっていた.アメリカの主張としては大

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AIと生活を共にする202X年

AIと生活を共にする202X年

今日ちょっと不思議な光景をみたんだ.僕の弟がタンスの中に入って何かブツブツ喋ってたんだけど、電話かなって最初は思った.

でも僕の弟はまだ小学2年生だし友達がスマホを持っていたり電話番号を持ってるわけがない.じゃあ何を一人でブツブツ喋ってるんだろう.「君は何をしてるんだい?」と聞いてみた.すると「YouTubeを見てる」と返答してきた.

「独り言が大きいよ」と少し注意すると弟は「違う、ただ調べて

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2040年の人類は農耕社会を築き始める

2040年の人類は農耕社会を築き始める

21世紀が始まってから23年が経った.まあ生まれたのが06年のことだから身体的な時間経過は17年になるわけだが.

2000年が始まってからたったの23年しかたっていないのに社会の景色は大きく変貌した.2000年最初の頃の情報伝達手段はガラケーが大体だった.ディスプレイに映し出される情報に対しキーボードで返信するような画期的なアイデアだった.正に小型化パソコンと言うべきだろう.

しかし2007年

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もっと優秀になる必要のあるZ世代

もっと優秀になる必要のあるZ世代

最近テレビでやたらと教育いびりが起こり、謎の教育評論家が今の教育の問題点について語っている.

最近の若者をみるとやたらに疲れているのが目に見えて分かる.僕は高校生だから大学生のことはよく分からないけど同世代の日常を見ていると凄い実感する時がある.

土曜日に学校に行って午前中に授業を受けて月曜日からは通常授業となる.毎日7時間弱、通学を合わせれば8時間以上が学校に使われ、土曜日も同じようなサイク

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高校生のライフプランを聞いて

高校生のライフプランを聞いて

最近面白いイベントがあった.

高校生たちが自分たちの将来のライフプランを講堂で発表するというイベントである.

一見全く面白くなさそうなイベントのように感じるかもしれないが、思った以上に面白いイベントだった.

今回はそのイベントで思った事を自分なりに書いていこうと思う.

自分でも、とんでもなくつまらない感想文になるか心配だったが、頑張って書いてみたので見てくれると嬉しい.

高校生の一面

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Singularity

Singularity

2045年と言われていたシンギュラリティが最近では2025年になると学者の中で大騒ぎになっている。

元々は来る前提であったがその期間は20年弱あるとされていたが今ではあと2年に迫っている。

このシンギュラリティ(技術的特異点)が起こればAI(人工知能)が我々を上回り、人間の想定範囲外の事が起こり続ける。

要は人間よりも賢い存在が出現するということだ。

正直この存在は具現化されるのは先の話だ

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