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経営

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経営について勉強になった、素晴らしいクリエーターの方々による記事を集めています。
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記事一覧

自分の得意なことで組織と社会に貢献していく時代。それこそがメタ思考

自分の得意なことで組織と社会に貢献していく時代。それこそがメタ思考

【超訳】メタ思考とは自分の得意なことを掛け合わせて個性を作ること。得意を活かせる居場所を探し、複数の本業で仕事をすることで人生のリスクヘッジかつストレス軽減になる

最も尊敬する山口周さんが帯を書いたが気になり購入。著者は9社の企業と業務委託を結び、2つ大学で講義をしているメタ思考の実践者。正直、大手企業のサラリーマンの立場で読むと「こんな考え方は無理に決まっている」とスルーしつつも、内心はあせり

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『ECRSの原則』で自分だけの強みを磨き上げよう

『ECRSの原則』で自分だけの強みを磨き上げよう

こんばんは。コウイチです。
唐突ですが「どうすれば自分だけの強みを身に着けられるのか、わからない」という悩みをお持ちでしょうか。
もしかしたら今回のテーマである「ECRSの原則」を学ぶことで解決できるかもしれません。

私が携わっている製造業の現場では、作業効率を上げたり、コストを削減するために業務改善が日々行われています。
業務を改善するにあたり、まずは課題の洗い出しを行います。しかし、いざ課題

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読書録:新しい経営の教科書

読書録:新しい経営の教科書

今日もご覧いただきありがとうございます。

新しい経営の教科書今日は岩田松雄著「新しい経営の教科書」を紹介します。

岩田松雄さんは、ザ・ボディショップや、スターバックスの日本法人の社長を務め、現在は執筆やコンサルなどの領域で活動されています。私自身、岩田さんはその人柄とリーダーシップの形から、理想とする経営者の1人です。

要約

ブルーオーシャンとレッドオーシャンをデザインする(属人化と標準化の戦略デザイン)

ブルーオーシャンとレッドオーシャンをデザインする(属人化と標準化の戦略デザイン)

ブルーオーシャンとレッドオーシャンのビジネスデザインについて近年、ビジネス環境はVUCA(不確実性、不安定性、複雑性、曖昧性)の特性を帯び、企業はますます激しい競争に直面しています。このような状況下では、新たな市場を開拓することが難しくなり、企業は成長を継続するために革新的なアプローチを模索せざるを得ません。そのためには、ブルーオーシャンとレッドオーシャンという戦略的概念を理解し、適切な戦略を採用

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経営戦略策定の2つのアプローチ〜位置取りか能力か〜

経営戦略策定の2つのアプローチ〜位置取りか能力か〜

こんばんは。コウイチです。本日のテーマは「経営戦略策定の2つのアプローチ〜位置取りか能力か〜」です。

以前、経営戦略策定上、重要な環境分析であるSWOT 分析について書きました。そこには内部環境(強みと弱み)と外部環境(機会と脅威)の分析がありました。

このように、経営には企業の「内部」と「外部」という考え方があります。

企業が戦略を立てる際に、この内部、外部どちらを重視するか、異なる2つの

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トヨタ生産システムと映画「ゴジラ-1.0」の共通点を考える〜戦略的読書日記を読んで〜

トヨタ生産システムと映画「ゴジラ-1.0」の共通点を考える〜戦略的読書日記を読んで〜

こんばんは。コウイチです。本日のテーマは「トヨタ生産システムと映画「ゴジラ-1.0」の共通点を考える〜戦略的読書日記を読んで〜」です。

アカデミー賞で山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアジア映画で初めて視覚効果賞を獲ったことが話題になりました。私はこの映画について監督が話されていたことで面白いと思ったことがあります。それは、低予算で「ゴジラ-1.0」を作ったことに触れ、「お金があればあるほど考える

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SWOT分析の活用法と注意点とは

SWOT分析の活用法と注意点とは

皆さん、こんばんは。コウイチです。
本日のテーマは「SWOT分析の活用法と注意点とは」です。

戦略を作成する前に、まず環境分析を行う必要があります。環境分析には、大きく 2 つの視点があります。内部環境と外部環境です。そしてこの2つの環境を分析する定番的な方法が SWOT 分析です。

1, SWOT 分析とは

SWOT 分析では、自社の内部環境を強みと弱みとして分析し、外部環境を機会と脅威と

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マイケル・ポーターの競争戦略(3つの基本戦略)について

マイケル・ポーターの競争戦略(3つの基本戦略)について

先行き不透明な時代。企業の競争戦略として、絶対的に正しいと言えるはないだろう。

「マイケル・ポーターの競争戦略」は、競争戦略論の古典と言われている。

だからこそ、「マイケル・ポーターの競争戦略」は、自社独自の戦略を考える上で、羅針盤といえるだろう。

マイケル・ポーターは、競争戦略の類型として以下の3つの基本戦略があるとしている。

・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略
・集中戦略

以降

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4つの事業視点を持とう

4つの事業視点を持とう

おはようございます。コウイチです。今日のテーマは「4つの事業視点を持とう」です。

1,何のために事業視点を持つか

 企業に勤めていると、事業の中で細分化された個々の役割ばかりに目が行きがちですが、事業経営は私の携わっている商品開発だけではなく、販売や製造、事業戦略など様々な機能を担った部署で実行されています。しかし近年ますます複雑化するビジネス環境の中で生き抜いていくためには、それぞれの現場で

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パーパス経営とは何か

パーパス経営とは何か

みなさん、こんばんは。コウイチです。本日のテーマは「パーパス経営とは」です。

1,「パーパス経営」とは何か

最近、よく耳にする「パーパス経営」とは何でしょうか。経営活動の全体像から見てみましょう。経営活動をピラミッド構造で表してみると、一番上が経営理念であり、その企業の存在意義や目的を表現します。真ん中が経営戦略で、企業のビジョンを達成するための道筋や手段となります。そして一番下が経営計画で、

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中小企業社長が社員に示さなければいけないことはビジョンと事業計画である10の理由

中小企業社長が社員に示さなければいけないことはビジョンと事業計画である10の理由

 中小企業の舵を取る社長の使命は、組織に明るい未来を示すことです。社員が安心し、全力で働くためには、社長のビジョンと事業計画が不可欠です。

 これは単なる計画書ではなく、組織全体の魂とも言えるもの。ビジョンがクリアであれば、社員たちは同じ目標に向かって一丸となります。その共感と結束力が、組織の成功への鍵です。

 この記事では、なぜ社長がビジョンを示すべきなのか、そしてその10の理由に迫っていき

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私の愛読書(ビジネス編)『ストーリーとしての競争戦略』の要約

私の愛読書(ビジネス編)『ストーリーとしての競争戦略』の要約

企業の競争戦略の本質がわかる本。
また、この競争戦略の考え方はビジネスの多くのシーンで応用ができる。

著者 
一橋ビジネススクール特任教授 楠木 健氏

〈目次〉
1.結論
2.戦略とは何か 
(1)競争戦略と全社戦略 
(2)競争戦略のゴール 
(3)競争優位の源泉
(4)「違い」のつくり方
3.ストーリーとは何か
(1)ビジネスモデルとストーリー 
(2)ストーリーは人を動かすエンジン
(3

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