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4つの事業視点を持とう

おはようございます。コウイチです。今日のテーマは「4つの事業視点を持とう」です。

1,何のために事業視点を持つか


 企業に勤めていると、事業の中で細分化された個々の役割ばかりに目が行きがちですが、事業経営は私の携わっている商品開発だけではなく、販売や製造、事業戦略など様々な機能を担った部署で実行されています。しかし近年ますます複雑化するビジネス環境の中で生き抜いていくためには、それぞれの現場で働く私たちも個々の機能別視点ではなく機能横断的な「共通の事業視点」をもって日々意思決定を行う必要があると感じています。「共通の事業視点」とは何でしょうか。私がわかりやすいと思ったのは、ビジネスモデルを4つの要素に分解して考えることでした。

ビジネスモデルとはビジネスを単純化したもの。この本では究極の単純化として4つの要素でビジネスを語ることにしましょう。「ターゲット」「バリュー」「ケイパビリティ」「収益モデル」の4つです。

「新しい経営学(三谷宏治)」

2,4つの事業視点とは

 これら4要素は企業の経営活動をWho・What・How・Whyで分解したものです。
ターゲット(Who)   自社の商品・サービスを提供する顧客
バリュー(What)    ターゲットへ提供する価値
ケイパビリティ(How) バリューをターゲットにどう提供するか
収益モデル(Why)   自社がどのプロセスで収益を上げるか

それぞれの要素の詳細については今後書いていきたいと思います。

3,4つの事業視点を持つには

 以前、私は経営学への向き合い方について書いたことがあります。
https://note.com/koo598/n/ncd1e188672f6

そして経営学を学ぶことは、この4つの視点を持つことにつながっていくのです。

事業経営においてわれわれは、 
● ターゲットやバリューを定めるために、経営戦略論とマーケティング論を学び
 ● ケイパビリティの設計とその実現のために、人・組織論とオペレーション論を学び
 ● 収益モデルをつくり上げていくために、アカウンティング論をさらに学ぶ のです。これが、われわれが経営学の基礎を学ぶ目的です。

「新しい経営学(三谷宏治)」

私はこれからも経営学を学んでいき、上記4つの視点をもって日々の仕事に取り組んでいきたいと思っています。

お読みいただき、ありがとうございました。


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