マガジンのカバー画像

結婚したい?したくない?

34
結婚したいか悩んだときのために、既婚者、未婚者、離婚経験者などの素敵な記事をまとめます。
運営しているクリエイター

#エッセイ

結婚したら呪いがとけた話

結婚したら呪いがとけた話

両親が可愛い可愛いと褒めて育ててくれたことは間違いないのに、高校にあがった頃からどういうわけか自己肯定感が低迷し始めた。

可愛い同性を意識するようになり、その存在をポジティブにとらえて共に可愛いを目指せばよかったのに私の場合はどういうわけか「私は中の下、いや、中の中くらいだから」と自分を卑下していくようになった。

中学の頃は夢中で撮りまくったプリクラも、高校にあがると美人の隣に並ぶ自分が惨めで

もっとみる
深夜の講義

深夜の講義

夫が優しくて良かった。そう思う瞬間は幾度となくあるが、夫の優しさはこれから私だけでなく私の子どもや子どもと関わる人々をも救ってくれるのではないかと思う。

私は馬鹿で学がない。社会科が大の苦手だった私は、27歳になったいまも日本地図を埋められない。元彼が長崎に行くことになったとき、「東北なら新幹線ですぐだね」と口走り赤っ恥をかいた。
私は映画が好きだが、歴史が頭に入っていないので時代背景や人種問題

もっとみる
全然好きじゃない人と結婚したら幸せだった

全然好きじゃない人と結婚したら幸せだった

私は多分、夫にときめいた事がない。

顔がタイプな訳じゃないし、好きな食べ物も、好きな映画のジャンルも、好きな漫画のジャンルも全然違う。

彼は私が大好きな「3月のライオン」を全巻買い揃えておきながら、1度も読んでくれた事がないし、私が大好きなチーズケーキも嫌いだ。

私が高校生だったとしたら、多分、恋愛に発展しない相手だ。



元々、愛されるより愛したい病の患者だった私。

それ故に数々の失

もっとみる
結婚しない幸せ、だってあるんじゃない?

結婚しない幸せ、だってあるんじゃない?

新卒として社会で働きはじめてから半年がたった。

わたしは大学を卒業してから社会に出たが故に、専門学校や高校を出てすぐ働き始めた友達より少し遅い社会人デビューとなった。

そう、ようやく働き始めたことによって、女子会で何を話してもどことなく漂う「学生は時間があって良いよね」の空気感をようやく打破することができた。

ところが、記念すべき社会人第1回目の女子会のテーマは完全に「結婚・出産」に議題が移

もっとみる
それでも私は結婚したい。

それでも私は結婚したい。

いい女というのは、自分で自分を守れる女のことだ。

経済的に男に助けてもらわなくても自立していけること。

故に誰かに寄りかかられても、ぐっと支えられる力があり、あわよくば上に引っ張っていってやれる余力がある。

そういう男みたいなたくましさを持ち、かつ、それを無駄に威張ったり自慢げに顔に出したりしない賢さを持っている女を、世間は『いい女』と呼ぶのである。

決して、金箔入りの化粧水をふんだんに使

もっとみる
恋は戦争、私は敗戦国。

恋は戦争、私は敗戦国。

離婚届を出した。
この出来事も感じた事も、多分一生忘れないと思うけど、感情整理のためにまとめておこうと思う。

久しぶりに会った彼は、珍しくシワシワのTシャツを着ていて、天パの髪の毛は6月の湿気をふんだんに含み、葉加瀬太郎のようにボンバーしていた。
「あ〜もうだらしないんだから…」と、思わず手直ししてあげたくなるような、母性をくすぐる格好だった。狙っているなら100点だ。甘え上手の人たらしとは、ま

もっとみる
「結婚」がわからない(30歳・女性)

「結婚」がわからない(30歳・女性)

なんだか、「結婚」って、よくわからない。
前からよくわからなかったけれど、時が経つにつれてどんどんわからなくなってゆく。

私は今、30歳の独身。今思えば、何であんなに焦っていたのだろうと思うほど、20代半ばくらいの私は、口を開けば「結婚」「結婚」と言っていた。

友人と「合コン強化月間、やるぞ!」と息巻いて、驚くほど合コンに出向いた気がするけれど、本当に笑っちゃうくらい、何も実らなかった。女同士

もっとみる
「『結婚』がわからない」への反応が興味深かった

「『結婚』がわからない」への反応が興味深かった

昨日、「『結婚』がわからない」という記事を書きました。

私としては、「結婚って、ほんっとわかんないよねー」という、かな〜りふわっとしたことを徒然なるままに書いたつもりだったのですが、予想していたより多様な反応をいただけて、とても興味深いなぁと思ったので、せっかくなのでシェアしたいなと思います。

<宮本 竜太【Universe Theater】さんからのコメント>
はじめまして!コメント失礼しま

もっとみる

ひとりになる事

近々、4年半近くお付き合いした彼と同棲を解消する。

事の発端は、些細な喧嘩で同棲を解消したいとわたしから言った事から始まったが、本当の原因は何かと考えるともっと複雑だった。

毎日一緒にいすぎて、お互い相手に遠慮をしなくなった。
それは良い意味でも悪い意味でも。

そして一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、お互いを傷つけあう時間も増えていった。

わたしは、親友や頼れるお姉さんのような存在の方に

もっとみる