マガジンのカバー画像

写真・短編小説・詩

665
様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
運営しているクリエイター

#あなた

あなたはあなた

あなたはあなた

私だけが辛いんじゃない

なんて

そんなこと言わなくていいよ

他と比べなくていい

あなたは あなたなんだから

気付かせはしない

気付かせはしない

嫌がらせなんかじゃない

泣いてもいいように

ぽつぽつ降ってるだけ

ざーざー降った方がいいなら

そっと そっと そうするよ

あなたの涙

気付かれないように

もう一度聞かせてほしい

もう一度聞かせてほしい

あなたの声 
どんな声だったろう
あんなに聞いた声なのに
なぜか思い出せません

あなたの声
どんな声だったろう
どんなに思い出そうとしても
なぜか思い出せません

あんなに色んなことを話してくれた
あんなにいっぱい聞いた声なのに

もう一度聞きたい
あなたの声を

もう一度聞かせてほしい
さようならを
あなたの声で

あなた色

あなた色

春が終わりを告げたとて
何悲しむことはない
眩しい夏に色鮮やな秋
全てを白紙に戻す冬
そしてまた
白紙を春色に染める春が来る
あなたを包む季節は巡る

何悲しむことはない
終わりは新しい時の始まり

眩しい色鮮やかに
白紙を染めてゆけ
春色にも負けない
そう あなた色に

あなたのおかげ

あなたのおかげ

あなたが拾ってくれたから
失わなくて済んだ

あなたが渡してくれから
大切な宝物になった

こうしていられるのは
あなたのおかげ

宝物は今も この心に

私はあなたを忘れない

一本古桜

一本古桜

変わるものもあれば 変わらないものもある
あなたは変わることになった
けれど 私は変わらなかった
それが良い悪いの話ではなく
そういうことになった

私は里の古き一本桜
あなたは達者でいるかしら
どれ程の季節が巡ったのでしょう
もう意地は土となり素直な花が咲いてる

あの頃が懐かしい
あの時のように
綺麗素敵と言ってもらいたい
見てほしいな
私はここにいる
変わらずにここにいるよ

私は里の古き一

もっとみる
私の足を撫でる波

私の足を撫でる波

寄せては返す波が嘘のように
砂浜と私の足を撫でている
全てを奪い去っていった黒い波
忘れることなど出来はしない

あれからの日々
波はこうやっていつも
素知らぬ顔で撫でてくる

何事もなかったように変わらない海

撫でて許しを乞いながら
足跡をさっと消すように
私の記憶を消そうとするけれど
記憶もこの海と同じ
今日も何も変わらない

目を閉じると
あの町も自然も人も想いも
そしてあなたも
変わらな

もっとみる
代弁

代弁

炭酸が抜けたら美味しくないって
あなたが炭酸のある内に
飲みきらないからいけないんでしょ
ましてなんなのよ 
炭酸が抜けたら美味しくないって 
炭酸が抜けても飲み物は飲み物 
美味しくないなど甚だ失礼
炭酸は自然に時間と共に抜けるもの
永遠ではない
そのくらい知っておいてちょうだい
いつまでも刺激だけ求めていればいいわ
そんな飲み物ありゃしませんけどね

私は炭酸水
みんなを代弁して言っておくわ

もっとみる
有限

有限

いつまでも見ていたかったけど

いつまでもはないんだと

今日の夕日が教えてくれました

帰り道は何だか

隣のあなたが

とても愛おしくなりました

私のために咲こう

私のために咲こう

道端に咲く一輪の花
こんなに綺麗なのに誰も気付かない
さみしくないのって聞いたら
なんでって
誰も見てくれないからって言ったら
誰かに見せるために咲いてるわけじゃないよ
だって

誰のためでもなく
あなたのために咲きなさい
その方が きっと綺麗 ずっと素敵だよ

私には
そう言っているように聞こえたよ

冷たくも暖かな風

冷たくも暖かな風

大きなため息を何度したって
現実は変わらない

疲れたら休めばいい
辛ければ休めばいい
痛いなら休めばいい
苦しいなら休めばいい

冷たい風がそう言って
私の足を止めようとする

そんなことが出来たら苦労はしない
そんな簡単に言わないで…

歩き出す私にまた
冷たい風が吹きつける

あなたにとって
一番大事な人(自分)の気持ち
無視し続けると… 愛想をつかして
あなたを離れて行ってしまうよ
孤独や

もっとみる
私の人生を生きる

私の人生を生きる

何でそんなに辛いのに我慢するの
誰の為 何の為にそんなに耐えるの

あたしはかまわないけど
あなたが病み倒れたらどうなるの
誰かが助けてくれるのかしら

言っとくわね

自分の代わりはいない
自分自身しかいない
自分以上に大事なものはない
自分で自分を大事にしなさい
我慢し耐えてばかりいないで
あなたらしく生きなさい

ほら見て

あたしはあたしのために咲いてる
全身に日を浴びながらそよ風とダンス

もっとみる
残照

残照

あなたが愛したあの海は
今日も夕陽を抱いては
綺麗に輝くことでしょう

あなたが愛したあの空は
今日も夕陽をまとっては
綺麗に染まることでしょう

あなたが愛した私といえば
今日も目を瞑っては
涙を流すことでしょう

そんな私をあなたは
いつも夕陽色で包んでくれる
いつまでも優しいあなた

もう一度逢いたいよ

あなたがいたから

あなたがいたから

あなたがいたから
季節を感じられた

あなたがいたから
心が豊かになれた

あなたがいたから
私は 私になれた

あなたと出逢えた奇跡
私は決して忘れない