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#小説
燕は戻ってこない 桐野夏生2022年集英社№779
この身体こそ、文明の最後の利器。分厚い小説ですが、面白くて本を閉じられない、
一気読み作品でした。
【第64回 毎日芸術賞受賞作】
【第57回 吉川英治文学賞受賞作】
『代理母』
代理出産は日本では認められていない。
でも日本人の子どもが欲しい。
出来るだけ若い健康な女性を希望。
合法でそれを実現するには?
代理母になる。
それはビジネス?、人助け?
自分の遺伝子を残したい。
それは本能?、エ
ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ2020年早川書房№753
ノースカロライナ州の湿地で
孤独と差別の中を、幼少期から
たったひとりで生き抜いた
少女の物語。
作家は69歳、処女作で全米大ヒット。
「2019年アメリカで一番売れた本」
「全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー」
映画にもなった作品ということで
洋書は読まないが
あまりの高評価に手に取ってみた。
アメリカの未開の湿地が舞台。
時代は1952年から始まる。
500ページを超える長編小説。
墓じまいラプソディ垣谷美雨2023年朝日新聞出版№739
『墓じまい』
少子化で墓守がどんどん途絶えていく昨今。
お墓どうする?
大きな問題となっています。
小説では「夫の墓には死んでも入りたくない」と
義母の遺言から始まった墓問題。
ふたつの家族を通して
それぞれの家族の選択を描く。
今は新たなお墓スタイルも
たくさんあります。
そもそもお墓は必要なのか?
小説内ではやたらと、
もしかして死後の世界信じてるの?
と、信じている人を
揶揄する表現が
誰かがジョーカーをひく 宇佐美まこと2023年徳間書店№735
食べることは生きることジェットコースター小説。
東城百合子さん監修?と
思ったら参考資料に登場されていました。
派手なキャバ嬢の紫苑と
地味で小太りの平凡な主婦沙代子
ひょんなことから出会った二人は
身代金の3000万円を手にしてしまった!
ヘタレホストの竣、
誘拐先から逃げて来た陽向も加わり
見えない敵(鬼炎)からの逃走劇?
ハラハラドキドキ要素もあり、
着地がまた良かった♪
この小説の素晴