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私がマルケス「百年の孤独」を読まない理由
けさのNHKニュースでガルシア・マルケス「百年の孤独」(新潮文庫)が異例のベストセラーになっていることをとりあげて、「なぜいま読まれているのか」を特集していた。
33万部を突破したという。海外文学、しかもあんなに小難しい(であろう)作品がこんなことになるとは。担当編集者もインタビューで「意外だった」と明かしていた。
私は未読、そしておそらくこれからも読むことはないと思う。それどころか「小
【感想文】「パラソルでパラシュート」一穂ミチ
一穂ミチさん読了は「スモールワールズ」に次いで2作目だけど、いやあ、長編はさらに上手い!
30手前で自分探しに悩む女性と芸人たちの群像。大阪弁に馴染みがないワシでも3人の距離感の切なさにバリバリに共感、ウルウルした。なぜこの傑作を直木賞にノミネートしない?映像化するなら美雨役はやっぱり綾瀬はるかか。
一穂さんはこれからも全作品フォローは必須確定。ところで、芸人さんを描いた又吉直樹「火花」って
うーむ、ハードルが高いぞ【感想文】「TAKE NOTES!」ズンク・アーレンス
これまでまったく聞いたこともなかった「ツェッテルカステン」というメモ術とその概念についての書籍。
なるほど考え方はわからないこともないが、とにかく取っ付きにくい。学術論文を執筆するような人(しかも若手)ならばここまで面倒なことを実践してみる意義も見出すのかなぁ。「日本版特別付録」として具体的なノウハウが掲載されているが、これ、冒頭に載せるよりもラストに置かないと意味がないのでは?
(22/1/
AKBは1億人、BTSは…
真田広之さんがプロデュースと主演を務めた「SHOGUN」がアメリカ・エミー賞で18部門を獲得した。日本のメディアも一斉に「快挙だ」と騒いでいるが、個人的にはどうもピンとこない。
これはエミー賞がアメリカのテレビを対象にしたものであるため、日本人には映画に贈られるアカデミー賞ほど身近ではないことが大きい。洋楽にも興味がないので、グラミー賞ってやつにも個人的に親しみを感じていないところ。
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