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#エッセイ
生存確認程度のことでも尚
ただの学校終わり。
家の目の前に救急車が止まっていた。
向かいのお婆ちゃんは元気に水やりしていたから、きっと私のアパートの誰かだ。
一人暮らしの人ばっかりだろうから、相当大変だろうに。
会ったこともない人に余計な心配をしている時、
ふと嫌な妄想をしてしまった。
もし、私が倒れても、恋人は助けに来ないだろう。
そして、それは逆も然り。
私達は、互いに連絡不精で、ラインが3日空くことだって
君が初恋じゃなくて死ぬほど良かった
もっと昔の君と出会えていたら…
お揃いの制服で2人乗りする高校生を見て、ふいにパラレルワールドの私達へ思いを馳せる。
バド部の君と、吹部の私。
朝は一緒に登校して、廊下で手を振って、帰りは公園でお喋りした後、家まで送ってくれる。
みたいな。
君は優しいから、演奏会は毎回必ず顔を出してくれるはず。
「泣いてないもん」
なんて言いながら、きっとボロボロ泣いて定期演奏会の感想を教えてくれるん
かみさま、もうそれくらいにしてあげてください
かみさま、お願い。
これ以上彼をいじめないであげてください。
だって、十分じゃないか。
夜勤も、連勤シフトも、ダブルワークも。
こんなに頑張っているのに。なのに社員が飛んで、負担がまた増えた。
頑張っている人が、きちんと報われる世界にするって約束じゃないの?
「ごめん。ほんとうにごめん。すぐいくね。」
約束の時刻を1時間過ぎても、既読にならないので
電話をかけたら、ものすごい勢いで懺悔さ
一緒に住めば、全部解決するんかな
おはよう。おやすみ。今日も楽しいことあった?
これ美味しかったんだよ〜今度一緒に行こうね。
好き。ううん、私の方が好き。
会えない間も同じ密度で、そばにいたいなんて。
やっぱり、私って強欲すぎるのでしょうか。
恋人は、連絡不精だ。
会っている時はとんでもなく饒舌で、些細な
つまらない出来事だって、喜劇に変えてくれる。
君と話す時、いつも世界が煌めいているのだよ。
だったら、きっとLIN
ミニミニ・ロールケーキ
「今日は贅沢しよっか!」
1ヶ月記念日の夜。
せーので指を指して、小さななロールケーキを
スーパーのカゴに入れる。
甘く包み込むような、ふわふわのスポンジ。
決して胃もたれせず、何度も味わいたいクリーム。
これはきっと、君の結晶だから。
「なんかあった?大丈夫??」
遠出して疲れた時、ヒールに疲労困憊した時、
見逃してしまいそうな程の些細な変化に気づき、斜め45度に首を傾ける。
「謝り