超短編「俺の子守唄」 ◆「俺の子守唄」 まだ目がよく見えなかった頃、俺はいつも傍に温もりを感じる世界に居た。母親や兄弟の姿がよく見えるようになったと思ったら、い…
お散歩で見かけたアジサイ。 鬱陶しい雨ですが アジサイの花は麗しく美しいです。 同じ株から咲いた花が 様々な色で咲き、華やかな花だと思います。 アジサイは基本は青…
散歩の途中で見かけたさくらんぼ。 ツヤツヤしてて艶やかで 瑞々しい。
面白い指揮をする人を 求めて 動画を徘徊。 情熱あふれ陽気なオーケストラを発見! 南米ベネズエラの シモン・ボリバル・オーケストラ。 ノリノリの楽しい音楽シーンが …
「不思議の国のアリス」 グリム童話、エドガー・アラン・ポー作品など 多くの作品を残してきた イギリスの挿絵画家 アーサー・ラッカム (1867.9.19〜1939.9.6) 幻想的…
写真家ナダールの本を読んだ。 ナダールの名前は知らなかったが、 本を開くと見慣れた肖像写真ばかり。 ベルリオーズ ロッシーニ 詩人ボードレールは親友だった。 厳…
群れからはぐれて迷子になったカピバラの子供がいました。目の前を飛んでいたチョウチョに気をとられ追いかけて、気がつくと仲間の群れを見失っていたのです。 かすかな…
数年前にみた夢です。 ルネ・マグリット「光の帝国」のような 世界にかんじました。 *** 夢を見た。 知らない町を歩いている。曇り空で、海につながる川の橋は水量が…
両親のいない姉と弟がいました。 7つ歳が離れた姉は親代わりのように弟の面倒を見ていました。 弟は口煩い姉を少々疎ましく感じながらも、弟の自分を大学進学させるために…
とある山奥に、仲のよいキノコの家族がいました。 毎年、キノコ狩りの季節には、家族揃って悩ましい問題に頭を抱えてました。 狐や狸ならば、害はないのですが、キノコ家族…
フランス文学者であり、虫と詩人の会館長でもある奥本大三郎さんのインタビュー記事を読んだ。ファーブルの昆虫記を30年かけて翻訳を完成させた方であり、日本アンリ・ファ…
伊能忠敬が、 旅行をする時に暦を気にしていたこと。 やがて、天文学を学び始めたこと。 この経緯から 占星術と天文学が日常深く根強いている カレンダーと関係あるはずと …
︎「影」2021.8月 コイツはロクな所に行かない 「影」はそう思いました。「影」は 付いた主の行動に付いていくだけの人生です。「影」の主の外出は人気のない夜や早朝…
ある時、白い猫は殺し屋に飼われていました。 毎朝、一緒に牛乳を飲むことが習慣でした。 飼い猫といっても、殺し屋には、みすみす痕跡を残すようなことは許されませんから…
「腕枕」(2016年) 初めて腕枕をした時、甘い気分はものの数分で、人間の頭のずっしりとした重さとシャンプーと入り混じった頭皮の匂いに生々しい感覚を知った。 一般的に…
「黒いもの」(2017年) 作家M氏の作品のタイトルには「黒」という言葉がよく登場する。 作品には、「権力悪」「社会的弱者」「欲」「金」「哀」が描かれていた。 貧しさ…
しっぽな
2024年2月25日 13:57
超短編「俺の子守唄」◆「俺の子守唄」まだ目がよく見えなかった頃、俺はいつも傍に温もりを感じる世界に居た。母親や兄弟の姿がよく見えるようになったと思ったら、いつの間にか、俺は1人取り残されていた。空腹に耐え切れなくなった俺は、寝ぐらを抜け出すことにした。俺や兄弟と同じ姿の仲間には会わないまま、車の通る大通りに出た。俺の寝床は、大きな車庫の屋根裏だった。だから車というヤツは知っていた。
2023年6月7日 00:18
お散歩で見かけたアジサイ。鬱陶しい雨ですがアジサイの花は麗しく美しいです。同じ株から咲いた花が様々な色で咲き、華やかな花だと思います。アジサイは基本は青かなと思いましたが、もともとアジサイが保有しているのはアジサイ特有のアントシアニンと補助酵素。これだけだと赤いアジサイになります。これに土壌に含まれるアルミニウムが加わると花は青くなります。アルミニウムは酸性の土壌に溶
2023年6月4日 13:18
散歩の途中で見かけたさくらんぼ。ツヤツヤしてて艶やかで瑞々しい。
2023年6月4日 10:23
面白い指揮をする人を求めて動画を徘徊。情熱あふれ陽気なオーケストラを発見!南米ベネズエラのシモン・ボリバル・オーケストラ。ノリノリの楽しい音楽シーンがオーケストラで味わえる。若手 天才指揮者グスタ-ボ・アドルフォ・ドウダメル・ラミレス(名前が長いです 💧)率いる世界的に注目されているオーケストラ。説明ぬきに楽しい!https://www.youtube.co
2023年6月4日 08:19
「不思議の国のアリス」グリム童話、エドガー・アラン・ポー作品など多くの作品を残してきたイギリスの挿絵画家アーサー・ラッカム(1867.9.19〜1939.9.6)幻想的な雰囲気がある絵が好き。「不思議の国のアリス」「真夏の夜の夢」「3匹の熊」「眠り姫」「エドガー・アラン・ポー 怪奇幻想小説」「森のなかの3人の小人」新聞紙の服?素足だし…😰美少女
2023年6月4日 08:09
写真家ナダールの本を読んだ。ナダールの名前は知らなかったが、本を開くと見慣れた肖像写真ばかり。ベルリオーズロッシーニ詩人ボードレールは親友だった。厳かな雰囲気の肖像写真。ナダールの経歴は異色だった。18歳の青年はジャーナリズムと文学に興味をもつ。伝手も財産もないが、パリのカルチェラタンに住み、バルザック、フロベール、ボードレールなど後の高名な文学者たちと文学や芸術の世界
2023年6月3日 03:14
群れからはぐれて迷子になったカピバラの子供がいました。目の前を飛んでいたチョウチョに気をとられ追いかけて、気がつくと仲間の群れを見失っていたのです。 かすかな臭いを手掛かりに西へ東へと走ってみましたが、走り疲れて歩き出すと、もうかすかな臭いの痕跡すら途絶えていました。 辺りは真っ暗になり空気も冷え切ってきました。湿った空気を感じると雨粒が落ちてきました。パラパラと落ちる雨は次第に強くなり一気に
2023年6月1日 22:01
数年前にみた夢です。ルネ・マグリット「光の帝国」のような世界にかんじました。***夢を見た。知らない町を歩いている。曇り空で、海につながる川の橋は水量が多くて水の色も黒ずんでいた。それでも川を眺めたい私は立派な大きな橋でなく、何かの作業用に作られた水面に近い橋を渡りたかった。途中まで行くと 水量が多すぎて橋の上にも水が流れこんでいるのに気づき、しかも向こう岸は遠く橋を渡り
2023年5月31日 22:05
両親のいない姉と弟がいました。7つ歳が離れた姉は親代わりのように弟の面倒を見ていました。弟は口煩い姉を少々疎ましく感じながらも、弟の自分を大学進学させるために姉自身の進学を諦めていたことに感謝していました。反面 弟は、年頃の姉が自分自身より周りを気使うことに申し訳ない気持ちも抱いてました。姉のミハルは25歳にしてすっかり家事も手馴れた手つきでこなしてます。流行りのネイルもすることないその
2023年5月30日 21:38
とある山奥に、仲のよいキノコの家族がいました。毎年、キノコ狩りの季節には、家族揃って悩ましい問題に頭を抱えてました。狐や狸ならば、害はないのですが、キノコ家族は、自分たちの意志に反して「毒」を持っていたからです。正確には大昔、人間の体にも、このキノコ一族は安心して食べられる存在でした。しかし近年、謎のアレルギー症状を起こす人間が増えてきてしまい、キノコ一族は、身を潜めるように、すぐ見つからな
2023年5月30日 00:07
フランス文学者であり、虫と詩人の会館長でもある奥本大三郎さんのインタビュー記事を読んだ。ファーブルの昆虫記を30年かけて翻訳を完成させた方であり、日本アンリ・ファーブル会理事長でもある。その奥本大三郎さんが 子供向けに終わらない面白いファーブルの昆虫記を翻訳した人に中西悟堂さんを挙げていた。1895年 11月16日生 石川県金沢市幼少期に両親は亡くなり父親の兄の養子となる。発育不全であ
2023年5月29日 05:35
伊能忠敬が、旅行をする時に暦を気にしていたこと。やがて、天文学を学び始めたこと。この経緯から占星術と天文学が日常深く根強いているカレンダーと関係あるはずと気になっていました。占星術家の鏡リュウジさんが、星好きから占星術に興味をもち、古代からの天文と占星術と文化史と書かれたものを読み、かなり自分の着眼点が合っていたと嬉しくなりました。かねてより、占星術の12星座の期間が日に
2023年5月28日 17:59
︎「影」2021.8月 コイツはロクな所に行かない「影」はそう思いました。「影」は 付いた主の行動に付いていくだけの人生です。「影」の主の外出は人気のない夜や早朝ばかりでした。「影」の存在が薄い時間ばかりです。「影」も強い日差しで濃く短くなったり、穏やかに翳りある日差しで長くなったりしないと運動不足になり一人前の影になれないのです。 ある日、珍しく晴れ渡る昼間に「影」の主は外を歩
2023年5月28日 14:09
ある時、白い猫は殺し屋に飼われていました。毎朝、一緒に牛乳を飲むことが習慣でした。飼い猫といっても、殺し屋には、みすみす痕跡を残すようなことは許されませんから同じ部屋で過ごす時間は限られていました。それでも、一人ぼっちの白い猫は毎日欠かさず、殺し屋の部屋にやってきました。殺し屋といっても、人の子ですから、膝の上も、そして白い猫を撫でるその手も温かでした。殺し屋はお掃除屋さんでもあ
2023年5月28日 14:03
「腕枕」(2016年)初めて腕枕をした時、甘い気分はものの数分で、人間の頭のずっしりとした重さとシャンプーと入り混じった頭皮の匂いに生々しい感覚を知った。一般的に、頭の重さは4~5kgほど。確かにすぐ腕が疲れるはずだ。それでも真っさらな気持ちで彼女に腕枕をすると何やら自分の知らない彼女の様子が目に浮かぶことに気づいた。爪切る姿と派手に散らかった部屋。母親らしき女性と口論する姿。おば
2023年5月28日 13:52
「黒いもの」(2017年)作家M氏の作品のタイトルには「黒」という言葉がよく登場する。作品には、「権力悪」「社会的弱者」「欲」「金」「哀」が描かれていた。貧しさから、若くから働くも、職場の不遇から色んな会社を転々とする。古本屋で見つけた本を読み、好みの作家に出会い、さらに文学に傾倒する。うら若き青年は、疑うことなく働くが、勤めた先の経営者は、仕事以外のものにのめり込み破綻していった