占星術と天文学と暦

伊能忠敬が、
旅行をする時に暦を気にしていたこと。
やがて、天文学を学び始めたこと。
この経緯から
占星術と天文学が日常深く根強いている
カレンダーと関係あるはずと
気になっていました。

占星術家の鏡リュウジさんが、星好きから占星術に興味をもち、古代からの天文と占星術と文化史と書かれたものを読み、かなり自分の着眼点が

合っていたと嬉しくなりました。

かねてより、占星術の12星座の期間が
日にちがまちまちで謎でした。
そうしたら、
日本に昔からある季節の区切れ目を示す
「24節気」の時期と
概ね一致する事実がありました。


牡羊座の始まりの日は 「春分の日」…etc

カレンダーは世界共通ですから、こうした季節の意味ある日にちがあるのは当然といえばそうですが、少し前まで、何も感じていなかったので関連性に気づくと嬉しいものです。

また占星術の本場はイギリスだという話。占星術の専門店が多いのがロンドン。占星術の総合研究所があり、天文学と占星術の学部が大学にあったりします。

しかし、日本の東京大学にも、現在の天文学科は1878年(明治11) 星学科だったと知りました。星学科の初めての学生 隈本有尚はヨーロッパ留学中に、精神科学と占星術をイギリス人より学び
1914年(大正3)
日本で初めての占星術の本が出版しました。

「天文に依る運勢予想術」

当時、画期的なこの学問は、政治や社会の動向をかなり的中させていたそうです。

とまあ、本日の大発見です。


参考:「占星術の文化誌」 鏡リュウジ


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