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心うたれたnote

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言葉にできないほど好きな文だったり、ためになったり、助けられたり。そんなnoteを集めています。
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#文章

最近、noteがうまく書けないけれど。

最近、noteがうまく書けないけれど。

ハミガキ中の手が止まった。

あ、そうか。だからか。
最近noteが書けないのはそういうことか。

胸にストンと落ちた。喉が痛くて高熱のときに病院で「風邪ですね」と言われたときみたいな、不安がひとつなくなった感じがする。あぁよかった、しばらくしたらまた溢れるように書くことができそうだ。

3月・4月と、朝からスタートダッシュをきめて時計回りに1日を駆け抜ける、そんな日々が続いている。新しい業務、新

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エッセイは「置いてけぼり」にしてはいけない気がしている

エッセイは「置いてけぼり」にしてはいけない気がしている

かなり前の記事の話だが、約一年程前に林伸次さんの「世代の違いをこえること」という記事の中で私のこちらの話を紹介していただいた。

以下は、林さんの記事からの引用文である。

こんな風にお褒めの言葉を頂いたことがすごく嬉しくて、書くことを仕事にしていて長い間noteも続けている大先輩のような方にそんな風に受け取ってもらえるなんてと、驚きとともになんだかとても救われたような気持ちになった。
今でも、文

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まずは1年、そしてこれからも。

まずは1年、そしてこれからも。

こんにちは、まうです。
今日でこの記事を出してから1年。

というわけで、note1周年を迎えました。

正直ここまで続けることになるとは思いもしませんでしたし、しかもこんなにあたたかい人たちに囲まれることになろうとは。ここはいつの間にか、私にとってなくてはならない居場所になっていました。今でも夢みたいな気持ちです。

ここまで「書くこと」に熱中したのは中学生以来だったかもしれません。久しぶりに書

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緑のいる暮らし。

緑のいる暮らし。

植物が自分のそばで育ってゆくのを
眺めているのは楽しい。
昨日まで何もなかった土の上に、
ある日とつぜん
黄緑色の芽が顔を出す。
いかにも真新しいすべすべした葉と、
うぶ毛の生えた茎。
双葉の上に
茶色い種殻の帽子を乗せていたりすると、
愛おしくて思わず声をかけてしまう。

ほんの小さな種は宇宙。
1ミリしかないような堅い種の中に、
秘密を抱えている。
種よりも何倍もぐんぐん育って、
時には見上げ

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げにすばらしきプロフィールの世界

げにすばらしきプロフィールの世界

書きとうない。もうプロフィールを書きとうない。

イベントに出演するたび、どこかへ原稿を寄せるたびに聞かれる。プロフィールをくださいと。

はいはいちょっと待ってね、プロフィールね。ええっとどこにあったからしら、はいはい、これね。あらまっ、ちょっとこれ古いわね。新しい本も出したし、こういう賞もいただいたし、そうだそうだ、この役職は変わったんだったわ。

いろんなことが気になって書き直すのだが、

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共感される文章は、感情を書かない。

共感される文章は、感情を書かない。

今日から、文章が劇的に変わるテクニック。

共感される文章にするには、
「感情の直接表現」を減らすこと。

●嬉しい、
●楽しい、
●苦しかった、
●つらかった、
●とても面白かった
そんな、「感情を直接表す言葉」をなるべく使わない。

「嬉しい」と書かずに、嬉しさを伝えるにはどうする?

「感情を表す言葉」を書かずに、シーンを描く

「嬉しい」「嬉しかった」という言葉を使わずに、

読んだ人が、

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一度noteをやめて、もう一度noteをはじめた理由

一度noteをやめて、もう一度noteをはじめた理由

日常のささいなことを頭の中でふくらませ、人生を包みこむような壮大な話にまで結びつけることが、普段から多くあった。
スマホを家に忘れて大学に行った日には、もはやスマホを持ってなかった頃を思い出してみたり。
高校生当時大嫌いだった生物の授業のことを思い出してみて、当時はいらない知識だと思っていたけど、役に立たない知識なんてこの世にあるんだろうかと物思いにふけってみたり。
そんな日々の繰り返しだった。

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書くことが好き、ただそれだけ。

書くことが好き、ただそれだけ。

どうやら私は、常に何かを書いていないと落ち着かないらしい。逆に言えば、書いてさえいれば他には特に何もいらない。

媒体は本当になんでもいい。この頃更新頻度が下がっているのはレポートやらエントリーシートやらに追われているからなのだけれど、私はそれすらも楽しんで書いている。そいつらはそりゃもう言うまでもなくめんどくさい課題たちだ。それでも何かしらを考えて書くという行為そのものが、なんというか生きてるっ

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誰かを励ませるのってスゴイ

誰かを励ませるのってスゴイ

文章術の本が気になる。

本屋で見かけると、足が止まる。メルカリで見かけると、指が止まる。思わず膝を打って黙々と読み進めることもあれば、横柄な印象に眉をひそめてなんとか読み切ることもある。

文章術の本を読んでいると、本を今すぐ閉じて、パソコンやスマホの画面に向かいたい気持ちが出てくる。小学生の頃に、サッカーW杯の試合をテレビで観ていたのと同じ感覚だ。だんだん自分もやりたくなってきて、気づいたとき

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やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

最近よく社員に言っていることがあります。

それは「読まれる文章を書きたいなら、ブラウザの向こうにいる人を想像するといいよ」ということです。

こちらがツイートするとき、noteを公開するとき、ブラウザの向こう側の人は何をしていて、どういうことを考えているのか?

そこをいったん立ち止まって想像しましょう、と。

「仕事がイヤだなあ」と思っているかもしれない。「飲みに行きたいなー」と思っているかも

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