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共感される文章は、感情を書かない。

今日から、文章が劇的に変わるテクニック。


共感される文章にするには、
「感情の直接表現」を減らすこと。


●嬉しい、
●楽しい、
●苦しかった、
●つらかった、
●とても面白かった
そんな、「感情を直接表す言葉」をなるべく使わない。


「嬉しい」と書かずに、嬉しさを伝えるにはどうする?


「感情を表す言葉」を書かずに、シーンを描く


「嬉しい」「嬉しかった」という言葉を使わずに、

読んだ人が、「ああ、それは嬉しいよね」
「私だったら、それは嬉しくなるわ」
「こっちまで、嬉しくなっちゃった」
と感じるように書く。


何が、どう嬉しかったのか?
なぜ、嬉しかったのか?


嬉しかった時の「シーン」を書く。
どこで、だれが、なにを、どうした。

情景を描写する。

その時の体の動きは?
体のどこが、どんなふうに感じた?


その時、何が見えた?
何が聞こえた?
どんな感触があった?
何か匂いがした?
何かの味がした?

五感をフルに使って書く。


シーンを描写すると、読者の「自分ごと」になる


シーンを描写すると、読者を一気にその世界に連れて行ける。
説明を長々とするよりも、「その世界」の中に引っ張っていく方が早い。書き手と読者が同じ景色を見て、同じことを体感できる。

シーンを描写すると、読者は「自分のこと」として読んでくれる。
全く同じ経験をしたわけではなくても、「自分にもそんなことがあったような気がするなぁ」「この気持ちはわかるな」と感じてくれる。
それは、どれだけ、「私はすっごく嬉しかったんです!」と書いても伝わらないものだ。

シーンを描写すると、押し付けずに「テーマ」を伝えることができる。
書き手が本当に伝えたかったこと。その出来事を描写することを通して、読者に伝えたかった気持ち。「私の気持ちをわかって!」「あなたもこんな風になれるよ!」なんて書かなくても、読者は、根底に流れるテーマを受け取ってくれる。

それが、共感だ。



読者の頭に、映像が浮かぶように書く

嬉しかった​
楽しかった​
面白かった​
悲しかった​
悔しかった​
苦しかった​

そんな言葉をなるべく使わずに、状況を描写してみよう。

●行動​:その時、体はどう動いたか。具体的に書いてみよう
●セリフ​:何を口に出したか。リアルに言ったことを書こう。
●心の中のセリフ​:心の中では、何を言っていたか。隠さず書いてみよう。
●情景​:目に見えたものは。何が聞こえたか。感触は。匂いは。温度は。味は。
●体の変化​:その時、体のどこが、どう感じたか。喉の奥が詰まるような感じ。鼻の奥がツンとした。手の指が痺れたような気がした。
●数字​:「すごく寒い」と書くよりも、「靴下を3枚重ねても、足が震える」の方が寒さが伝わる。


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