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#エッセイ
短針しかない島の魔法
十数年前
新婚旅行で海のリゾートホテルに泊まった。端から端まで徒歩10分。小さい島が丸ごと一つのホテルになっている憧れのリゾートだ。
港から6人乗りの小さい舟を走らせ15分、宝石のように白く輝く珊瑚礁に囲まれたホテルにつく。水上コテージの天幕がかかったベッドに差し込む朝日で目覚める。太陽が頭上に来て影が小さくなったらお昼の時間。夕日を飽きるまで見て、お腹が鳴ったらそろそろダイニングに行こう。島の
カリフォルニアの空が呼ぶ【#おうち旅行】
突き抜けるような青空というのは、ああいうのを言うんだろうな、と思い出す空がある。
20歳になる直前に降り立った、夏の終わりのカリフォルニア。
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直線で切り分けられたみたいな幅の広い道路を、ホストファミリーに借りた赤い自転車に跨って駆け抜ける。
ファーストフード店の不愛想な店員を目の当たりにしたときや、スーパーに並ぶあまりにカラフルなマフィンに驚いたときなんかよりも、自転車に乗って真っ青な
架空のハワイ旅行をプランニング
旅MUSEのアンケートで、コロナが治まったら行きたい場所1位が断トツでハワイだった。
私も、ずっとこの期間が明けたらハワイに行きたいと思っていた。
家に閉じ込められていると、リゾートに行きたくなるものなのかもしれない。
いつか行ける時のために、今日は妄想ハワイをプランニング。
5泊7日の旅程
1日目
羽田空港からANAの深夜便に搭乗。
リーズナブルなフライトを選ぶといつも日系の航空会社になら