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好きだなぁ!

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#詩

ことばが内包する《声》について

ことばが内包する《声》について

 以下のひとりごとから、この小論(っぽい雑談)は始まります。

推敲するときに音の流れを何度となく確認するけれど、誦み上げて音声で確認しない方がよいのね。読み手はふつう音読しないから。

小説が映像化されて感じる違和感のおおもとにも、これがあるのかも。よく、俳優さん、声優さんのイメージがあわない、と認識されるけれど、本当のところを言えば、誰の声でも合わないということね。

私に聞こえる(気のする)

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やらかしかあさん

やらかしかあさん

今朝も時間に余裕はなかった

目覚ましが鳴る前から目が覚めてしまう

私はいつものようにバタバタと支度を済ませた。

服を着て、歯を磨き、カバンの中を確認する

あれ?なんだか軽い。忘れ物があるのかも

でも時間がない、後で確認しよう。

玄関で靴を履く...

そしてドアを開けた瞬間、異様な違和感が走った。

「えっ!?」

左足に黒い革靴、右足にはサンダル。

いつの間にか違う靴を履いてしまっ

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美しい詩

美しい詩

朝、とても美しい詩が届いていた。

私の好きなくりすたるるさんの3つの詩。

この詩は、

しぱしぱしぱ、って私の心に沁み込んで。
何かとてもきれいなものを届けてくれた。

しぱしぱしぱ

くりすたるるさんの詩に出てきた音。

この詩が心に入ったら、

自分のスイッチを切りたい

と思った。

後ろ向きな意味ではない。

疲れている自分の内側に向けて、
一度外とのスイッチを意識的に切りたいと感じた

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touch【詩〜エッセイ】

touch【詩〜エッセイ】

自然と触れるあなたの手から
抑えてる気持ちが届く

これ以上は求めてないから
これ以上は
これ以上は

そんな言葉を使うの?
聞けば聞くほど
嘘に聴こえて

あなたを考える時間が
わたしの心に積み重なっていく

その背中に手を回したら
どうなるの
どうするの

いつも遠くから君を
見ていたって
今はわたしも

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

こんばんは
Blue

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日本の自然美 #15 【風の神様】

日本の自然美 #15 【風の神様】

ササの葉が

一枚だけ震えていると
   
風の神様が来てらっしゃる・・・

   
そう母さんに教わって

わくわくしながら 

耳を澄ませた

風の神様が集まって

追いかけっこを はじめると

近くの森の 木々がざわめき

木の葉が一斉に ゴウと鳴る

  

風の神様が走り抜けると

湖面の波が ザワザワ走る

雑事に追われて 疲れたときは

花の香りを 運んでくれる

   

いたずら

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詩「高層街のシンデレラ」書きました。

詩「高層街のシンデレラ」書きました。

みゆと申します。
ご覧いただき、ありがとうございます。
懲りずに書きます。
よろしくお願いします。

ここ最近、気持ちが沈んでいる。
理由はいくつかある。
しかし、決め手が多すぎて
もはや決め手ではないのだ。

何を言ってるんだろうか、私は。
これも、気持ちの沈みから
来ているのだろうか。

(※↑ただのお前の、平常運転です。)

気持ちが沈みすぎて、
アホな文章が書けずに困っていた。

アホな文

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たんぽぽの種は
たったひとつしか
大切なものを持たないから
遠くまで 飛んでゆけるのだそうです
思いもよらぬ遠くまで
飛んでゆけるのだそうです
(詩・安浪 雄嗣)

中学生の時にソラで覚えた詩。
わたしの「たったひとつ」ってなんだろう。
今でもそれを探している
わたしがいます。

無題

無題

ひからびた ナメクジについての 詩を
読んで、
まぬけな天使 白ガラスのセツは
大粒の涙を流した
まるで雨のように

「書く」ことと「公開する」こと〜noteの街の過ごし方

「書く」ことと「公開する」こと〜noteの街の過ごし方

創作とは
決して出会うことのない
誰かへの手紙

なぜ書くのか

それは
過去からの
《彼ら》からの
手紙を ある日
受け取ってしまったから

私のことなんて
知らないはずなのに
なにもかも知ってて
素知らぬふりで
送りつけてきたのかと
天を仰ぐくらい
心に響く手紙

お返事は届かないと
知りながら書いてみる

そして、
果ては宇宙までつながる小さな川に
そっと浮かべる

それが私のnote

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きず

きず

肉をぐさぐさ刺して
味がよく染みこむように

きず

ペンキがしっかり
くっつくように

きず

陶芸
いろんな
ギザギザを入れて
趣きがでるように

きず

毎日重たいもの
運んで
痛いことも忘れた手
日に日に頑丈になる指

きず

虚しい人
大好きな本
大好きな猫にひっかかれて

きず

信じたもの
いつのまにか気づけば
粉々に
砂になって

きず

気づけばなんだか
まったく動けなく

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七夕みかん

みかんの種を窓に並べる

「ビタミンの風がふくように」

「肌が笑いますように」

「朝起きたら目が柔らかい感じで
ありますように」

「眉が可愛く伸びますように」

「そんなこと
どうでもよくなりますように」

「ジャガイモを食べている時
 唐揚げ並みの幸福感に包まれますように」

「あなたのおでこのツノが
 キリンみたいになりますように」

「あなたの耳が桜で
 覆われませんように」

「どう

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〈詩〉ちきゅうのへんなしくみ

〈詩〉ちきゅうのへんなしくみ

かぜのおとと
はだのこえ
きいてみる

ぶおん
   「お」

ふわっ
   「ほ」

ごうっ

   「いて」

ひゅうー

   「わー」

ふわ
ふわ
     「ふふ」  
     「にに」 

いきたいばしょ
はだでそうぞうしてみる

いま
どんないろ
あったかさに
いってみたい?

わたしは こんいろと
ちょびっとオレンジいろの
ひんやりこんがりするあったかさ

はだのおんどで
そこ

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纏うもの
志、芯、雰囲気
醸しだすあなたの色、香り

隠す、着る、着せられる
装う、飾り立てる

そのさじ加減

大切にしたいのは、
「場」に自分はどう「在る」か

華を添える
ただそこに在る

「場」をどうお引き立てするか

出過ぎず、遠慮し過ぎず、あなたらしく

ただ、私

ただ、私

頑張ってるねって言われるのが嫌いだ
だって 頑張ってなんかないから
頑張り度数が目に見えるなら 私はマイナス
だって 頑張り方わからないから

周りはどんどん進んでいって、もう見えないところまでいってる
私はただ立ち止まって、自分の足元を見つめる
頑張り方がわからないから、追いつき方も知らない

頑張っていないから 今ここなんだよ
頑張ってなかったから 今こうなってんだよ

いいところだけに目を向

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