なつ

詩を書きます。短い詩が好きです。海と空の青が好きです。

なつ

詩を書きます。短い詩が好きです。海と空の青が好きです。

ハックショーン！

ごはん　食べるー？ 　いらなーい　食べなーい 海に　行くー？ 　行かなーい　行きたくなーい ケーキ　つくるー？ 　つくらなーい　つくりたくなーい ハ、ハ、ハ、ハックショーン！ 風邪　ひいたのー？ 　ひいてないよ 　なんか　出て行ったみたい 　口から　なにか…… ごはん　食べないのー？ 　食べる　食べる 　もりもり　山盛り 海に　行かないのー？ 　行く　行く　すぐ行く 　きっと 　海が　さびしがってる 　海に　会いに行く ケーキ　つくるー？    

なつ

    • たまご　まごまご

      たまご　まごまご まごまご　まいご まごまご　まよいご どこ　いくの どこどこ　たまご ここここ　たまご ころがる　たまご ごまごま　ごたごた たまたま　ころがる またまた　ころがる まごまご　たまご たまご　まごまご どこ　いくの おーい　 待ってよー われちゃうよー あぶない　あぶない ゆっくり　ゆっくり われちゃうよー われない　われない だいじょうぶ だって　わたしは ハードボイルド 平気　平気　平気だよ ゆ　で　た　ま　GOー！

      なつ

      • ひとつ

        ひとつ　ふたつ　みっつ…… ひとつより　ふたつが　いい？ ふたつより　みっつが　いい？ たくさんが　いい？ ひとつを　だいじに まもって　つつんで　あたためて それは　ものでも それは　人でも それは　想いでも いくつも 手に収めようとすると こぼれ落ちるから ひとつを　たいせつに まもって　つつんで　あたためて

        なつ

        • にこっ

          あたたかな陽の光と 頬を撫でるやさしい風 波のささやき そして あなたの　 　にこっ　 が　あれば ほかには なにも　いらない それで　いい それだけで じゅうぶん そんなこと 恥ずかしくて とても言えない でも、 一度でいいから 言われてみたい なあ

          なつ

        ハックショーン！

        なつ

          ようこそ　秋

          秋だ きっと　秋だ ついに　秋が来た ほんとのほんとに 秋が来た 朝の　ひんやり あの　空の雲 風の　すうすう 陽の　やわらかさ 来た　来た　来た やっと　来た 秋　ようこそ 秋　ゆっくりしていってね 秋にしたいこと　いっぱい まずは　長袖に着がえて コスモス　見て トンボ　追いかけて ハイキング　行って 紅葉　見て 落ち葉　拾って どんぐり　集めて ぶどう狩りして お祭り　行って 海に　行って（秋だけじゃないけど） 美術館に　行って（秋だけじゃないけど） 絵を　

          なつ

          ようこそ　秋

          なつ

          パンパン　パンプキン

          かぼちゃ　かぼちゃ かぼかぼ　かぼちゃ カボチャは　茶じゃない チャッ　チャッ　チャッ パンパン　パンプキン プンプン　プンパキン？ パン　プン　パン　プン プン　パン　プン　パン パンパン　パンプキン パン　じゃないよ パンパン　パンプキン プリンじゃないよ パンパン　パンプキン くり抜いて くりくりくりくり くり抜いて クリ　じゃないよ びっくり そっくり しゃっくり ギックリ がっくり こっくり ゆっくり じっくり くりくり抜いたら できあがり かんむり 冠

          なつ

          パンパン　パンプキン

          なつ

          あの　曲がり角の　向こうから……

          あの曲がり角の向こうから アリさん来たら　どうする？ 甘いもののありかを 教えてあげる あの曲がり角の向こうから ライオンがやってきたら　どうしよう ガオーッ　と　大声で叫ぶんだ 両腕を　大きく　伸ばして 「仲間だぞー」って あの曲がり角の向こうに 大好きな　あなたが　見えたら 全力で走って行って 飛びつこうか それとも 角の影に 隠れようか あの曲がり角の向こうから サンタクロースが やってきたら ……って まだまだ　早いでしょ でも 私がほしいものを 　

          なつ

          あの　曲がり角の　向こうから……

          なつ

          きのこ　どこどこ

          きのこ　きのこ きのこ　どこどこ どこどこ　きのこ かくれんぼ どっちむき？ そっちじゃないよ こっちだよ あっちでもないよ どっちなの 赤きのこ 黄きのこ 青きのこ 色　いろいろ どこどこ　きのこ かくれんぼ におうぞ　きのこ におうよ　きのこ ぽつぽつ　きのこ そろそろ　きのこ にょきにょき　きのこ どれどれ　じめじめ それそれ　べたべた どこどこ　ざらざら あれあれ　つるつる きのこ　そっくり ひっそり　こっそり たっぷり　どっぷり きっちり　しっとり

          なつ

          きのこ　どこどこ

          なつ

          ピョン　ピョン　ピョン　ピョーン！

          小さい頃は　よく　跳んだ 歩く　よりも　跳んだ ぴょんぴょんぴょん ピョン　ピョン　ピョン　ピョーン 前よりも　上に 上に　上に　上に 跳んでいるうちに 大きくなると　思っていたのか 心まで　跳ばしていたのか あの木まで あの家の屋根まで 空まで 星まで 月まで 太陽まで ピョン　ピョン　ピョン　ピョーン うさぎさんみたいに じょうずに跳ぶね　と　ほめられた うさぎさんより　跳びたい ヤギさんより　跳びたい カエルより　跳びたい バッタより　跳びたい リスより　跳

          なつ

          ピョン　ピョン　ピョン　ピョーン！

          なつ

          好きなものに　囲まれて

          好きなものに囲まれて暮らしたい 家の中には 好きなものを　飾る 玄関にも 靴箱にも リビングにも 本棚にも 台所にも 食器棚にも 脱衣所にも お風呂にも 寝室にも トイレにも 好きなものだけ　飾る 好きなものだけ　選んで 好きな数だけ 好きなところに　飾る 右を向いても 左を向いても 上を向いても 下を向いても 好きなものだけ　ある 好きなものの色は　青 もしくは　水色 もしくは　白 もしくは　ピンク もしくは　ベージュ もしくは　黄色 もしくは　赤 もしく

          なつ

          好きなものに　囲まれて

          なつ

          空の　ステージ

          空は 脚本のない ステージ きょうの空は おやすみ 空は 雲で　いっぱい だけど いちめんの　灰色 ぶあつい雲に　覆われて 誰も　いない なにも　見えない みんな おやすみ 休演 いつもなら 雲たちが　大活躍 集まったり　分かれたり 分かれたり　集まったり 太陽の光を浴びて 輝く　雲たち 風と　ダンス 風のメロディーに合わせて ごきげん　ダンス ダンス　ダンス　ダンス 跳んで　跳んで　跳んで まわって　まわって　まわって 跳んで　まわって まわって　跳んで

          なつ

          空の　ステージ

          なつ

          風は　気まま

          風が　木の葉を揺らし 花を　撫でる 走る人のひたいを　冷やし 赤ちゃんのほっぺを　くすぐる 風は　自由気まま 吹きたいときに　吹く 人間が　 暑かろうが　寒かろうが 吹きたいときに　吹く そよそよと さわさわと ざわざわと ごーごーと どーどーと ひゅうひゅうと びゅうびゅうと 風は 歌う　踊る　走る　笑う 怒る　泣く やさしい風 とがった風 やわらかな風 まあるい風 風は　遊ぶ かくれんぼしても 鬼ごっこしても つかまらない 風は 春の部屋で 夏の部屋で 秋の

          なつ

          風は　気まま

          なつ

          ふり？

          よく笑い よく怒り よく泣き よく楽しんだのは 子供の頃 「笑う門には福来る」 笑顔には笑顔が返ってくる だから 笑ってるふり 元気そうなふり なんとも思ってないふり まじめなふり 疲れてないふり わかったふり 忙しいふり 聞こえなかったふり 寝たふり 知らないふり 見て見ぬふり 一生懸命なふり 気づかないふり しあわせなふり いい人のふり できるふり いつからか ふり　が　ふえてきた うれしいときに　笑って 怒りたいときに　怒って 悲しいときに　涙を流して 楽しいと

          なつ

          ふり？

          なつ

          知らなかったこと

          彼岸花の色は赤だけじゃなかった 白や黄色、オレンジ、ピンク、青や紫もあるんだって グリーンカレーだけじゃなかった レッドカレーやイエローカレーもあった 知らなかった あなたが　子供の頃 卵焼きには　醤油を 目玉焼きにはソースをかけていたこと 知らなかった あなたが　海より山が好きってことを 知らなかった あなたが　車よりバイクが好きってことを 知らなかった あなたが　ポテトサラダより　焼き芋が好きってことを 知らなかった あなたが　チョコレートより　あんこが好きっ

          なつ

          知らなかったこと

          なつ

          ボールを投げたら……

          私が投げたボールは　届かず 戻ってきた そのボールは 私に　跳ね返ってきた 胸が　ビリビリ 胸に　ヒリヒリ ほんとうは もっと　大きなボールを投げたかった もっと　強く投げたかった でも、 できなかった。 怒らせたくなかったから 傷つけたくなかったから 泣かせたくなかったから 私は今、 怒りを感じてるし 傷ついてるし 泣きそう それでも これで　よかったんだよね ああ だんだんと 胸に跳ね返ってきたボールが 重くなっていく どす黒くなっていく 胸が　張り裂けそう

          なつ

          ボールを投げたら……

          なつ

          1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

          1月は　毎日　ビーフカレーを食べて 2月は　毎日　チキンカレーを食べて 3月は　毎日　ポークカレーを食べて 4月は　毎日　スープカレーを食べて 5月は　毎日　キーマカレーを食べて 6月は　毎日　グリーンカレーを食べて 7月は　毎日　ドライカレーを食べて 8月は　毎日　カツカレーを食べて 9月は　毎日　レッドカレーを食べて 10月は　毎日　イエローカレーを食べて 11月は　毎日　マッサマンカレーを食べて 12月は　毎日　あなたが作ってくれたカレーを食べよう って、 いくらカレ

          なつ

          1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

          なつ