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催眠・催眠療法・他心理療法について

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#心理療法

音楽講師や、個別指導講師に対して良くある誤解

私は、受講生や生徒さんに対して、宿題や、これは使ったほうが良い、これはやったほうが良い、などの指示を出すことがある。
当然ながら、その生徒さん本人が伸びる、本人がこれからやりやすく習っていることを身につけて行くことができるためを見越してである。
ここまではまあ、当たり前の話だ。

しかしここで、どうも現代人の受講生さんの多くは、
「宿題を出された=やる・やらない」の「表面的動作」の構図に切り替えら

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点字図書の会「こころのめ」

点字図書サークルを立ち上げました!
オンライン・また実際に集まる対面の会もある、点字図書を読む会です。

点字使用者さんはもちろん、点字は知らなくて読めないよ、というかたや晴眼者のかたでも大歓迎。かくいう主催の私(イムラーン)も、点字を指で読む訓練を初めてまだ3か月(24年8月発足現在)ですし、しかも私は国の認定基準においては視覚障害者とはいえず、視覚障害の身体障碍者手帳も取得できておりません。

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ラジオですらもう貴重な動揺を聞きながらつぶやいた、童話・童謡の巨大な役割

ラジオ NHK FM で 現在 童謡がたくさん流れている
雨降りくまのこ
小鳥はとっても歌が好き(曲名ではない気がする)
でんでんむしむしかたつむり
出た出た月が

これらも本当に童話と同じだな 子供のイメージ力 潜在能力を喚起する

そして何より子供自身の体が喜ぶのだ
成長の糧である

そして
出た出た月が丸い丸いまん丸い
なんてところに現れているが
まさにこれが 童謡 童話の作り
そし

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古武術と、教育や潜在意識から扱う心理療法の共通点(のひとつ)

相手の反応を引き出し、相手の力(エネルギー)やその流れをただそのまま利用して相手が勝手に転がっていくように立ち回るのが古武道。

(固まってどこにどうも出なくなっている、もしくは適切なところに適切な形で出て来なくなっているところをうまくして)相手の反応を引き出し、相手の力やその流れをただそのまま利用して、相手が勝手に自分の道を突っ走っていくように立ち回るのが教育・カウンセリング・心理療法。

カウ

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催眠療法基礎講座 個別・グループ講座 7月生募集のお知らせ

私はヒトの心や身体のしくみ、心理療法などを受講生さんたちと共有し、私のもとで学びたいと言ってくださるかたや研究者仲間たちも交えて勉強会や研究会をしています。

顕在意識・潜在意識・五感などなどという言われるものを含む、ヒトの「意識」のしくみや、それらがあなたの日常すべてに影響しているからこそ日常を「生きやすくする」しくみを知りたいかたに向けて、

基礎講座の7月生を募集いたします。

形としては「

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その中で守られている選択と、囲われている選択は違う-が、受け取りかたでどちらとも思いこむことはできるかもしれない

急激に世界の広さが本当の意味で見えるようになってくると、それまで驚くほど狭い方向性や角度から物を言っていた(そして支配されよう支配されようという風に周りをコントロールしようとしていた)「自分自身の」言葉や見え方や思考回路と今の自分にギャップを覚え、それがゆえにしばしば「今までの自分」を受け止め寄り添い合わせてくれていた相手や環境に自分が支配され縛られていたのだ、と思い込む。
ちなみにこれは成長段階

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あなたの優先順位は、あなたの中身ではなく、あなた全体を動かすこと

あなたの人生での優先順位は常に、
「あなたが自己実現をしながらあなた自身の人生全体を進めて行くこと」
です。
その中身の一部だけを動かすことが優先順位でもないし、
その中身の一部だけを「消す」ことが優先順位でもないし、

その中身の一部だけにフォーカスしてそればかりしか見えなくなったら、全体も動かないどころかそのフォーカスしている対象も動きません。
なぜなら、全部全体が動かなければ中身も動かないし

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自分の本音とちぐはぐなことをしている?あなたはそれに気付いていない?

しがみつくことが私たちを強くすると考える者もいるが、時には手放すことが私たちを強くしてくれるのだ。―ヘルマン・ヘッセ

私は良くクライアントさんや受講生さんにも言いますし、記事でも書いていますが、ヒトのすべての言動行動は、どんな些細なものでも、「必ず目的があって」動いています。
しかしながら、その「目的」に自分で気付いていない人が多いという現状があります。
目的というのも、「しがみついているもの」

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ヒトの「意識」のしくみ・日常を生きやすくするしくみを知りたいかた―6月生募集

私はヒトの心や身体のしくみ、心理療法などを受講生さんたちと共有し、私のもとで学びたいと言ってくださるかたや研究者仲間たちも交えて勉強会や研究会をしています。

顕在意識・潜在意識・五感などなどという言われるものを含む、ヒトの「意識」のしくみや、それらがあなたの日常すべてに影響しているからこそ日常を「生きやすくする」しくみを知りたいかたに向けて、

基礎講座の6月生を募集いたします。

形としては「

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読書の重要性―「読書」というだけのことが如何に「ヒト」が生きる上で必要なすべての要素を育てるか

私はここ2週間程、毎日、点字図書で借りてきた「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治・著)を読んでいる。
私の目的としてはまず第一には点字を読む、ということ自体の訓練。
そこで、あらゆる事情が重なって、第一弾として宮沢賢治の銀河鉄道の夜を選ぶ運びとなった。

そのあらゆる事情というのはこの記事では割愛するが、そのうちの理由の中で大きなひとつが、今回の記事でお話したいことでもある。
元々その目的もあったのだが、毎

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あなたの能力、育てるとか身につけるものだと、思っていませんか?

現代日本人にとても多いように感じていることですが…

例えばあなたは、
「私は別に何の能力も得意教科も特技もない。社会に貢献できることも自分の仕事として大成できるような要素も何も持っていない。私は平凡で、何もできないなあ。大勢の中のひとりだなあ。」
…などと、思っていませんか?
(今の日本人は、そう思わされるよう思わされるような潜在的教育が家でも学校でも社会文化全体でも行われるようになっていますか

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「痛い」「眩しい」という言葉の一般的語弊

つい先日、私の主宰コミュニティで、ゲストも交えての座談会の収録を行った。
第1回目として、まずは、私自身の「視覚」の状態について。

私は、「眼球使用困難症」という呼び方をする他ない、という、要するに国の判断基準には当てはまらないが「視覚」自体を使うことが実質困難な、文字通り「眼球(というより視機能)使用困難状態」であるわけだ。
この辺りについては私の過去の記事をお読みいただきたい。

さて、とこ

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🎏5月のイベント・ワークショップ開催情報🎏

2024年度もあっという間に2か月目の5月となりました。
途端に暖かくなってまいりましたね。
私の主宰しておりますコミュニティのメンバー達もそうですが、今こそ新しい、自分の人生の可能性をあらゆる角度から拓いていくことをしてみたい、何かしら動いてみたい、という感覚をお持ちのかた、多いと思います。
短い時間のワークショップもあれば、本当に濃密な内容を凝縮しているワークショップや講座もあります。
が、す

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今こそ、自分を解き放つとき―身体からあなたへの合図

父親や母親や近親者に対して幼い頃、
その人に<縛られる>ことを自分に課して(縛られ言いなりになったり利用されることで自分が生き延びたり人生を有利に運んでいく術として自身にプログラムパターンとして埋め込んで)来たひとが、

その対象者(例えば親)がいる間は、その相手への(無自覚の)遠慮・罪悪感で自分を縛り続けたまま成長するが、

その対象者がいなくなったり自分がひとり暮らしを始めたと時を同じくして

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