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心音 /COCONE
2023年9月5日 19:26
空が鳴る世界を包む音がしたあの日の光 それはわたしの故郷(ふるさと)でしたタイトル【光の音】この絵を描き終わったとき、もう7年も前、空から音が聴こえた日のことを思い出しました🫧光の音、それは自分の内側から聴こえてくる、囁きのようで、微かな振動を持って響いてくるもの。外の世界にどれだけ探しても見つからない、叡智と繋がれる場所。いつも身体の奥の方で、わたしを呼ん
2023年6月3日 11:23
降りつづく雨 街ゆく人たち色とりどりの傘 濡れたアスファルトに映る霞んだ景色を ぼんやり見つめてひとり立ち尽くす 雨の音が胸に痛い頬を流れる雫は雨…?それとも涙…?あの日と同じ 今日も降りつづく雨は哀しく あなたを思い出させる傘を差しても 心は濡れたままあなたがいなくちゃ 意味なんてないわたしの心に まだ雨は降りつづく空を見上げて あなたを想う光差す日が来ること
2023年2月8日 10:35
地球に生まれる日あの日の願いが叶う瞬間を今 迎えるときが来たよどれだけ待ち侘びただろうきらめく銀河を抜けて碧い水の中へ沈み降りてゆけるこの日を果てしないループの中幾度だってあなたを探して地図のない海を泳いできたのやっと会えるんだね幾つもの星を超えて今度こそ ふたりここで笑いあえたらいざ ブループラネットへ【地球に生まれた日】2022年
2023年2月1日 12:26
うっすらと白く霜がかかった刈りたての芝の上生温く湿った草土の感触黒糖ミルクコーヒーを片手に白い息を眺める上空には白鷺が流れゆき背後からは電車の過ぎる音がするわたしは近くの石段にコーヒーカップと腰をおろす前方に見える歩道橋急ぎ足のチャイルドシート付き電動自転車木々の合間を飛び交う小鳥のさえずり横切る犬とじゃりが擦れた靴音繰り返す電車の轟音
2023年1月30日 10:59
翼を広げて風に乗るわたしの後頭部には花が咲いていますどうやらあなたも唯一無二の役割を終え銀河にたなびく階段を見つけてここまで昇ってきたのですねさあどうぞ わたしの背でこれまでの疲れを癒してのんびりと寛いでくださいなあなたが安心して眠りにつくころ新たな種子(たね)が芽を出すでしょうあなたが穏やかな心地で目醒めるころにはとりどりの花がひらいていること
2023年1月22日 13:11
新しい扉はいつも無限にそこにありわたしとあなたの世界を繋いでいるどれを選んでもわたしたちの人生が願い通りに展開していくことは生まれる前から約束されている笑いたいときに笑って泣きたいときは泣いてお腹が空いたら食べて眠くなったら眠る感覚をコンパスに喜怒哀楽の地図を広げて魂の軌跡を辿るA Journey of the Galaxyわたしの味方はわた
2022年11月13日 15:32
破壊と再生を超えてはじまる安堵の世界それはいつも白誰も知らないまっさらな場所がまとわりついた闇鍋色を一掃する解放された点と線その空白を虹色に染める居場所を知らせるのは光と風の役目わたしはここにいると無限の発色で奏でる形のない LOVE & JOYやがて日没は終わりを告げ月下のさなぎが奇妙に揺れるしだいに膨張する光は夜明けと孤独の誕生を
2022年1月20日 14:25
いつもの公園を歩いていたらどこからともなく蝉の鳴く声がしたこもったような羽ばたきが頭上をかすめて飛んでゆくわたしは空を仰ぎクルクルと身体を回転させながら蝉の行方を追いかけた見つけたまだ枝葉の少ない若い桜の木に止まっている小ぶりな黒い胴体を前後に震わせながらあたり一体にその声を鳴り響かせて真冬に蝉がいるなんて一体どうしてなんだろうつかまえた
2021年8月12日 10:23
遠くにゆれる幾重もの稜線がおいでおいでと僕を呼ぶあの山の向こう淡い陽が洩れてさしこむ 道なき標今 惑いの空に映る魂は地上を離れすい込まれるようにあなたの元へ飛んでゆきあまりの美しさにはかなき明日はこの手をするりすべりおちていったやがてふもとの闇に浮かびあがるはあの日焦がれたとわのゆめの城跡光を求めさまよい続けるいつかの幻影
2021年7月9日 12:19
素朴・上質・至福という響きがこんなにも似合う音楽がある。生まれてきたよ。さあ、お祭りの始まりだ。いつも、生命の誕生と躍動を祝福しているのは流れ、止まることを知らないありふれた日常。木製のボディに反射する、虹色の風景。音という光の花がひらくみたいに、始まるギター。あたりまえのようにそこら中に漂い溶け込んでいるなんてことない生活音こそ、この世界に満ち溢れ
2021年6月13日 15:15
穏やかな音色で誰かに呼ばれているような気がした溢れあふれる愛しさが花びらのように充満しているさくらいろの光夢を見たあなたがしあわせそうに台所に立っている夢を満ちたりた表情でお皿を並べる姿をわたしの視線の先にはいつもあなたがいた手を伸ばし声無き声で叫んでも届かなかったいつかの水の記憶(ぬくもり)ただ笑ってこっちを見て欲しかったの
2021年5月27日 15:46
こうあるべきだとか、こうでなければならないとか、自分や誰かのそんな言葉や心を感じ取った時、私はいつも、狭い箱の中に閉じ込められているような姿を思い浮かべてしまう。例えば…私自身の生き方について、他人には理解されにくいのかもしれないということを、肌で感じる事はよくあることだ。それでも、私の前には、いつも無数の道が広がっている。そして、その無数の道というのは、私にと
2021年5月20日 13:49
自分がなんにもないところへ還るのを、手助けをしてくれるような音楽がある。ただ、そこに佇んでいてくれる。その人の音楽に触れると、わたしはゼロになり、空洞だったことを思い出す。彼女の名前は、荒井由実。『水の影』この曲に漂うような、消すことのできない切なさと共に生きてきた。だけど、切なさってなんだろう?って考えたことはあまりなかった。でも、今ならわかる。切なさって
2021年5月17日 12:36
水の音が聴こえる風と共に揺れる緑や濡れたあじさいの花たちがいつもよりそばでささやきかける昨夜からの雨も上がって少し湿った土の感触を靴底に感じながらあなたにさそわれ歩き出す清々しく晴れたゆるやかな午後の公園いつもより水かさを増した流れる川を背にして近くのベンチに腰を降ろしてみるゆっくりと呼吸するように穏やかな風に吹かれる太陽と空と木々の緑は