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さくらいろの光



穏やかな音色で

誰かに呼ばれているような気がした

溢れあふれる愛しさが

花びらのように充満している

さくらいろの光



夢を見た

あなたがしあわせそうに

台所に立っている夢を

満ちたりた表情で

お皿を並べる姿を



わたしの視線の先には

いつもあなたがいた

手を伸ばし

声無き声で叫んでも

届かなかった

いつかの水の記憶(ぬくもり)




ただ笑って

こっちを見て欲しかったの



あなたが笑っていてくれたら

それだけでよかったの



それだけで

わたしの心は満たされたの




あの日たどり着いた水の中で

ふたりがひとつだったころ

わたしが包まれていたのは



いつも

さくらいろの光










ご覧いただきありがとうございます✨ 読んでくださったあなたに 心地よい風景が広がりますように💚