ささやきが聴こえる

水の音が聴こえる

風と共に揺れる緑や

濡れたあじさいの花たちが

いつもよりそばでささやきかける

昨夜からの雨も上がって

少し湿った土の感触を靴底に感じながら

あなたにさそわれ歩き出す

清々しく晴れた

ゆるやかな午後の公園

いつもより水かさを増した

流れる川を背にして

近くのベンチに腰を降ろしてみる

ゆっくりと呼吸するように

穏やかな風に吹かれる

太陽と空と木々の緑は

じゃれ合うように混じり合い

私の元に

色とりどりの光と影を運んできてくれる

その瞬間

五感のすべてがあなたと溶け合い

時空を越えてひとつになる

もう何も

望むものはない

この心に映し出される風景が

生きている証

やがて気が付くと

目の前は

学校帰りの子どもたちでにぎやかになり

私は公園をあとにする

振り返ると

あなたはさっきと同じように

そこにあるすべてを包みこんでいる

もう何も

心配することもない

心が還る場所

それは

いつでも私の内にあるのだから

2012.6.22

私が私らしくいられる唯一無二の居場所、それが自然との融合なんだなぁとつくづく感じた時でした。実質は昼下がりの公園で一人過ごしているだけなんだけれど、心はとても満たされているんですよね。
自然は私のすべてを受け入れてくれているから。こんなよろこび他にありません！
これ以上私は何を望むの？と思わず自問自答してしまいました（笑）
お酒呑んで羽目外すのもよし、仲間と騒ぐのもよし。だけど私はやっぱり静かに一人いるのが性にあってるみたいです。
写真に写った自分の表情がとてもいい顔だったんです。そんな時にしか生まれない、　　　　　　　　私の活きた想いを伝えること、
それが私の本当にしたいことなのかもしれないなって思いました！潤った心がそう教えてくれた気がします。（当時のコメントより）

写真も当時mixiに載せたままのものを使いました✨

思い出のマーニーを観ていたら、

ふと蘇った過去に描いた詩✨

９年前のわたしからの、思いがけないギフト🎁

本当はいつもわかってる。

ありがとうね、わたし。