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2023年5月の記事一覧

SE、人事、デザイナーと職種を変えてきた私が、経営の大学院に行くということ:入学数ヶ月編

SE、人事、デザイナーと職種を変えてきた私が、経営の大学院に行くということ:入学数ヶ月編

ここ数年、自社の「13万人全員参加型全社変革のプロジェクト」にデザイナーとしてジョインする中で、できたこともあるけれど、一方で疑問やわからないことが雪だるま式に増えてきました。

どうしたら自分の疑問を解消できるのか、会社のリーダーたちと話したり、自分なりに調べて実践してみたり、単科の経営系大学院の講座に参加して先生方に聞いたりもしましたが、「自分が納得できる何かに出会うには、自分で徹底的に考えて

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杉並区議会議長が「無所属」になった話(1票差で決まった議長選挙)

杉並区議会議長が「無所属」になった話(1票差で決まった議長選挙)

2023年5月1日、杉並区議会の新たな任期がスタートしました。

男女構成比が逆転した選挙結果に続き、1票差で決まった議長選挙の結果にも注目が集まりました(5月19日)。

同じ会派の2人で議長ポストを争ったかのような結果が出てきたためです。

井口かづ子議員が当選人となった結果に対しては、当該所属会派(最大会派)から「会派内で別の議長候補を定めていたため、たいへん驚きました」との見解が示されたほ

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スイカカクテル再現note スイカは飲み物である。byきくち正太

スイカカクテル再現note スイカは飲み物である。byきくち正太

梅雨があけるかあけないか、そのころから、ボーリング場のボールのようにゴロゴロと収穫されるようになるスイカ。

そして、いただきものとして貯まっていくスイカ。

スイカを食べるのに飽きた。そんなあなたにご紹介するカクテルレシピ『 スイカは飲み物である。』

スピリッツのジンをいれ作るカクテル。お酒が苦手なかたは、ジンをいれずともよい。

まずは、作者の紹介をすこしだけさせてもらい。そのあとにカクテル

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【限定公開】書籍「やわらかデザイン」ができるまでの全記録

【限定公開】書籍「やわらかデザイン」ができるまでの全記録

やわデザnote編集部のマサです。

5月2日にFOM出版より出版された書籍『社内SNSを活用して企業文化を変える やわらかデザイン』について、Amazonや楽天のレビューに以下のようなコメントがありました。本当に嬉しいです。ありがとうございます!

以下のnoteで、「約160人の社員と80日で本を完成」と書いたところ、「ありえないスピードですね」と言われることが多く、また、「チャットでどのよう

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心理的安全性だけでは物足りない!?チームにおける真の「よい関係性」の築き方を考える

心理的安全性だけでは物足りない!?チームにおける真の「よい関係性」の築き方を考える

コロナ禍を通じて働き方が大きく変化したことで、チームビルディングや組織開発のあり方も見直され、「よい関係性をつくること」の重要性について指摘する人が増えてきていると感じます。

とりわけ「心理的安全性」というキーワードがこの潮流に与えた影響は大きく、「言いたいことを言い合える関係性をつくった方が、チームの生産性とパフォーマンスが上がる」ということは、多くのビジネスパーソンに広まっているのではないで

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【DE&I】DE&IのEとは何か?いつ頃から、なぜ加わったのか?

【DE&I】DE&IのEとは何か?いつ頃から、なぜ加わったのか?

最近、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)という2語のセットが、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の3語のセットで目にすることが増えています。

個人的には、いつ頃から、なぜ、ダイバーシティ&インクルージョンに「エクイティ」が加わったのか気になっていました。今日はそのあたりを、いくつかの文献を紐解きながら考えたいと思います。
(少し長いです)

そもそも「エクイティ」(

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広島市のお好み焼誕生秘話の誤解について

広島市のお好み焼誕生秘話の誤解について

広島市におけるお好み焼の誕生秘話として、次のような話を聞いたことはないだろうか。

実はこの話をファクトベースで検証すると、完全に誤りであることがわかっている。
このことについては「熱狂のお好み焼」に書いたつもりになっていたけれど、精読しないとわかりにくいので(すみません💦)誤った認識が消えていないことに気づいた。
これはマズいと思ったので、明確に書き残しておくことにする。
食文化史では非常によ

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【読書メモ】日本型キャリア自律を考える。:『人材育成ハンドブック』(人材育成学会編)

【読書メモ】日本型キャリア自律を考える。:『人材育成ハンドブック』(人材育成学会編)

日本でのキャリア自律についてレビューする用件があり、色々と漁っていたのですが、「『人材育成ハンドブック』にはどのように書かれているのだろう?」と思い、読んでみました。人材育成学会が編集しているので半ば想像してはいたのですが、執筆者は花田先生で「キャリア自律への多様な支援」という項目で執筆されています。本自体は2019年出版なので、花田先生の更新された内容が書かれていると信じて、ポイントだけまとめま

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企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える

企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える

「次世代の経営層をいかにして育てるか?」

これは、ある程度の規模の企業なら、どこかで必ずぶち当たる難題です。
実際、MIMIGURIでも最近、経営人材育成に関する企業からのご相談が増えています。

もちろん「外部から採用する」という選択肢はあります。しかし、経営層になれるようなエグゼクティブ人材はそもそも市場に少なく、見つかったとしても報酬が非常に高額で、さらにカルチャーフィットする人材となると

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【対談#1】藤田直哉×杉田俊介 2022年は、弱者男性やインセルの年だった?――『エヴ・エヴ』『別れる決心』ディズニー作品から考える「新しい男らしさ」

【対談#1】藤田直哉×杉田俊介 2022年は、弱者男性やインセルの年だった?――『エヴ・エヴ』『別れる決心』ディズニー作品から考える「新しい男らしさ」

アカデミー賞を総なめにした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、パク・チャヌク『別れる決心』、ディズニーの作品群、異例のロングラン上映中インド映画『RRR』、新作公開を控える北野武、亡くなったノーベル賞作家大江健三郎の文学まで、その背景にある現在の政治・社会問題や文化批評における「男性性」などを気鋭の二人の批評家が深堀り!
アニメ/映画を含むサブカル・エンタメを、さらに楽しむため

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高知県土佐市で起きた「移住者カフェ」問題  - 浮かび上がりつつある真相と疑惑

高知県土佐市で起きた「移住者カフェ」問題 - 浮かび上がりつつある真相と疑惑

高知県土佐市の「カフェニールマーレ」の退去事件。発生から6日が経ち、少しずつ真相が見え始めた。若い女性店長による告発の中身が衝撃的で、ひろゆきや滝沢ガレソに宣伝されて1億回を超える驚異的な閲覧数となり、事件を知ったほとんどが女性店長を応援する世論となって沸騰した。一見して非常に分かりやすい善玉と悪玉の対立構図であり、都会から田舎に来た若い移住者が理不尽な苛めを受けているという「被害」の表象であり、

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漫画が今、活況であるワケ

漫画が今、活況であるワケ

 今、漫画が本当に面白いですよね。

 チェンソーマン、呪術廻戦、SPY×FAMILY、鬼滅の刃、そして推しの子など、次々とヒットタイトルが生まれている。スラムダンクもアニメとして今年、日本中のおっさんを沸かせた。UFOキャッチャーでもキャラクターフィギュアが大人気。海外でもMANGAファンは増え続けていて、去年アゼルバイジャンに行った時にも、現地の若者との共通の話題はもっぱら、アニメだった。

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GWの東京が混みすぎなので、最も検索されていない駅へ行く

GWの東京が混みすぎなので、最も検索されていない駅へ行く

僕は人間よりイノシシが多い田舎で生まれ育った。だから上京したあとも人混みが苦手だ。満員電車に乗ると目眩がして、じきに視界が遠ざかっていく。そのせいで電車通勤も電車通学もしたことがない。

時は2019年のゴールデンウィーク。空前の大型10連休である。日本全国あらゆる場所が混みに混み、栃木県では宿泊料金が471%上昇したという。恐ろしくて出かけることすらままならない。きっとむせ返る人の波にさらわれる

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『パラドックス思考』が(惜しくも)刺さらなかった読者への手引き

『パラドックス思考』が(惜しくも)刺さらなかった読者への手引き

新刊『パラドックス思考』出版から2カ月経って、大学生から20代若手、ミドルマネージャーや経営陣とかなり幅広い層の方々に届いているなと実感しています。SNSを見ていると、嬉しい感想もちらほら。

特に大企業やメガベンチャーの重責を担う経営層や幹部リーダーの方々からは「まさに経営とマネジメントの葛藤を言語化してくれたと感じた」「複雑な意思決定の真髄が書かれている」などのありがたい感想を多数いただきまし

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