堀部やすし(杉並区議会議員)

過去すべて無所属で当選しています。 名前の由来は堀部武庸(堀部安兵衛)。 小学校入学後、父が突然死し、日常が一変した日が自分にとっての原点です。富山県生まれ。

堀部やすし(杉並区議会議員)

過去すべて無所属で当選しています。 名前の由来は堀部武庸(堀部安兵衛)。 小学校入学後、父が突然死し、日常が一変した日が自分にとっての原点です。富山県生まれ。

    最近の記事

    決算書(公会計)から除外されている「私費会計」の話【学校給食の無償化を考える】

    岸本聡子杉並区長の選挙公約の一つに「学校給食の無償化」があります。 岸本区長が無償化すると明確に宣言すれば、遠からず実現することになるでしょう。 ただし、その前に、現在徴収されている給食費が公会計化されておらず「私費会計」となっていることには注意が必要です。 無償化とは「全額を公費で支出すること」を意味します。これまでのように私費会計としたまま都合の良い処理をしていては困ります。 杉並区は、長く私費会計を公会計化すること(学校財務を透明化すること)に抵抗していましたが

      • 【杉並区敗訴】いまだ全貌が明かされない杉並区の「偶発債務」を考える

        「偶発債務」。台湾に本社を置く鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープを子会社にするにあたって注目を集めたことがありますので、ご記憶にある方もいらっしゃることでしょう。 地方公会計においても、この「偶発債務」は明確化する必要があるものとされています(総務省:統一的な基準による地方公会計マニュアル)。 適正に算定し、財務書類(財務諸表)の注記に記載しなければなりません。 ○生活保護費 減額変更の違法・取消しが言い渡された杉並区(東京地裁令和4年6月24日判決) この間、杉並区に

        • 相次ぐ「ばらまき経済政策」に反対する/2022プレミアム商品券(紙商品券)は予算計上の約半分が発行事務経費

          ばらまき型の経済政策が続いています。表面的には「お得」にみえます。 しかし、合理的でないバラマキ経済政策を選択すると、間接経費が激しく積み上がるのです。費用対効果なども考慮し、今後は再考が必要です。 2022プレミアム商品券(紙商品券)は予算計上の約半分が発行事務経費 例えば、杉並区で一般会計補正予算(第4号)に計上された「プレミアム付商品券(紙)の発行」予算2億2889万円の内訳は「プレミアム還元1億2千万円」+「発行事務経費1億8百万円余」でした。 なんと約半分が間

          • 【前区長の置き土産】岸本聡子杉並区長の本気度が試される試金石【まずは情報公開の徹底を】

            杉並区長選挙の直前、落選した前区長は、翌年度以降に大きな影響を及ぼす債務負担行為の設定(複数年にわたる後年度負担の設定)や協定等の締結を次々に行っていきました。 7月に任期満了を迎える者が、その直前の初春から初夏にかけて「次の時代の区政」を拘束する選択を次々に進めていったわけです。 杉並区長が交代しても、すでに締結済みの契約・協定などはそのまま引き継ぐことになります。これに伴う債務も当然に引き継ぎます。 前区長を破って当選した岸本聡子区長といえども、これらはそう簡単に反

            杉並区長交代で「広報すぎなみ」に掲載された告知が即日撤回された話

            岸本聡子杉並区長の就任(7月11日)から50日が経過しました。 政権交代後の100日程度は、米国のみならず日本でも「ハネムーン期間」と言われますが、その半分まで到達したことになります。 この間、新聞・雑誌に新区長を紹介する記事が数多く掲載されてきました。もはや数え切れないほどですね。 在外20年、杉並区在住の過去もなく、直近短期の在住歴で現職区長を破り当選した想定外の結果などに注目が集まりました。 さっそく混乱もあった 一方で、今回の「杉並区の政権交代」においては、当

            多選自粛条例を廃止させた杉並区長本人の多選が阻止された話

            杉並区長選挙2022が終わりました。新区長が7月11日に誕生します。 現職杉並区長の落選は、1999年以来です。当時の当選者は山田宏候補(現参議院議員)でした。 区長選挙はとりわけ関心が低く、東京23区全体でみても「現職区長の落選」は、過去ごく僅かの例が存在するのみです。 ところが、今回「同じ区で2例目の落選事例が出るサプライズ」が発生しました。 開票が確定する最後の最後まで誰が当選するか全くわからない緊迫した状況が続きました。「一票の重み」を実感しますね。 ヨーロ

            【杉並区長選挙2022】このままでよいのか 杉並区の将来が心配だ

            杉並区長が4選に向けて立候補表明を行った翌日、直面する諸課題について、区長の見解をただしています(本会議・代表質問)。 先日発行の杉並区議会だより最新号(年5回発行)にその一部が紹介されました。目前の選挙だけを乗り切ろうとした経営判断は非常に危険で、これに強く警鐘を鳴らしているものです。 先行きは予断を許しません。杉並区長選挙(6月)を前に、改めて冷静に考えてみてほしいのです。 なお、この議論は2月時点のもので、その後、日本を取り巻く経済・金融事情などは現在さらに悪化し

            杉並区は「物価上昇リスク」「金利上昇リスク」を織り込んでいない行政計画を前のめりに進めるべきではない

            新年度当初予算は、現区長の任期最後となる当初予算の編成となりました(杉並区長選挙は6月12日告示)。 2022年度は、現区長12年の締めの年度となるだけでなく、新たな基本構想・総合計画に基づく取組が始まる年度ともなっています。 岐路にあることを踏まえ、本会議での代表質問・一般質問を皮切りに、総務財政委、予算特別委などにおいて数多くの論戦を重ねてきました。 織り込まれていない「物価上昇リスク」「金利上昇リスク」 最大の問題は、昨年からインフレ傾向が全世界で加速しているにも

            議会改革についてパブリックコメントを実施してみた(報告)

            杉並区議会で議会基本条例・議会改革に関するパブリックコメントを実施しました(2022年1月) 民主党都議から転身した杉並区長も既に在任12年近くに及んでいます。この間、なかなか進展なく苦慮していたのが「議会改革」だったのです。 都議から転身した現区長はよくも悪くも老獪で、議会対策が巧妙でした。 議員出身であるがゆえに、最初から「議会対策のツボ」をよく心得ていたのですよね。議員を手懐けることに長けていたのです。 議会BCPの策定、ICT化、オンライン会議対応などは進んだ

            なぜ?参院選と別日選挙にされた杉並区長選挙

            杉並区長選挙(6月19日投票/6月20日開票)に現職区長が4選めざして立候補すると表明しました。 杉並区長の任期満了は7月10日。参院選も7月10日の予定となっています…が、あえて同日選挙は避けられています。 どうやら投票率が高くなると困る人たちがいるようです。 公明党を頼みとしている杉並区長 今回の杉並区長選挙への立候補表明は、公明党の代表質問(2月9日)に答える中で行われました。 4選をめざす区長が公明党を頼みとしていることがよくわかります。 さっそく当日の区長

            堂々と4年間も時間稼ぎする杉並区長の話【骨抜きにされた行審法】

            情報公開に応じない杉並区長に対し、行政救済法の一つである行政不服審査法(行審法)を根拠に審査請求を行っていました。 この審査請求は、裁決/審査結果が出るまで4年もかかりました(2021年12月28日裁決)。 きょうは簡易・迅速な行政救済(審査)を趣旨としている行審法を杉並区長が骨抜きにしている実態を紹介しましょう。 審査請求/行政不服審査4年間の歩みポイントは、審査請求が提起されてから審査会(第三者機関)に諮問するまでに3年近くの時間をかけている点です。 誤解のないよ

            「杉並区が非公開とした情報」を文化庁が公開してくれた話

            座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)については、過去複数年の決算数値が整合しなかったことから独自に調査活動を続け、議会で課題検証してきました。 その結果、未計上収入の存在など「不適切な決算処理」があった事実の確認が行われ、ついに杉並区も事実を認めるに至っています。 これを受けて、東京都に提出されていた活動計算書(決算書)の修正も公表されました。 一方で、指定管理者NPO法人が杉並区に提出していた事業報告書(収支報告書)については、事後もそのまま一部非公開が続いていたのです

            【その満足度は、何の満足度?】まず行政評価・成果指標を変えていこう

            杉並区の新たな基本構想(2021年10月策定)に基づいて、現在、新たな行政計画の策定作業が進んでいます。 地域の近未来とともに、自治体の執行機関(区長、教育委員会など)の意向を推し量るうえで鍵となるので、機会があれば、ぜひ目を通してみてほしいですね。 基本構想 今後概ね10年程度における「区政運営の指針」 総合計画 2022〜2030年度を見通した行政計画 実行計画 2022〜2024年度の3年間に進める事業の実施時期・事業量など予算計上に向けた見通しを示す行政計画

            議員の長期欠席と議員報酬

            無免許運転を7回繰り返した(道路交通法違反)として在宅起訴された板橋区選出の木下富美子都議がついに辞職しました。 議員活動の長期休止状態に対する東京都議会の対応が注目された件です。メディアも連日のように報道していました。 さて、このような問題が発生した場合、杉並区議会ではどうなるでしょうか。 議員活動の長期休止に伴う報酬減額 杉並区の場合 杉並区では、議員活動の長期休止が発生した場合に備え、議員報酬の減額規定を設けています(平成29年4月1日施行)。 杉並区議会におい

            支持できない田中良杉並区長と新たな基本構想

            田中良杉並区長の初当選は、2010年7月のことでした。既に11年です。 かつて民主党の都議で、参院選の民主党公認をめざし名乗りを上げたこともあった田中区長ですが、いつの間にか自民党・石原伸晃さんの選挙を積極的に手伝うようになっています(写真:衆院選公示日2021年10月19日)。 時の経過は早いものですね。 この田中区長が、次の10年に向けて「新たな基本構想」を提案してきました(2021年9月)。まだまだ杉並区長を続ける気のようです。 田中区長と杉並区基本構想 11年

            【業者と旅行ゴルフ】区民生活部長(選定委員)が選考期間中に応募業者と一緒にゴルフをしていた話【杉並区】

            杉並区長ほか幹部職員3人が、①緊急事態宣言中の2021年7月14日、群馬県内において、酒類を伴う会食に参加(そのまま宿泊)、②翌7月15日には、区民生活部長ほか区職員1人がゴルフコンペにも参加していました。 公務出張の扱いであったことから、この宿泊旅費・交通費は公費で支払われています。 ここまではテレビを含め数多くの報道がありました。 しかし、真の問題は、この酒食・宿泊・ゴルフコンペの参加者に、区の入札契約指定の相手方となる事業者(利害関係者)が含まれていたことなのです